（１）助け主聖霊様（御霊）
　あなたはイエス様を信じて救われ、新しい命をもつクリスチャンとなりました。それはたとえるなら、生まれたばかりの赤ちゃんのようです。これからあなたは成人した大人のクリスチャンへと成長していくのです。といっても急にイエス様のように素晴らしくなるものではありませんし、スグに実が結ばれるのでもありません。成長には時間が必要です。あせらず、と言ってだらけず、一歩一歩と歩いていくことです。

　ここでとても重要なことは、あなたの信仰の歩みを助けて下さるのは「聖霊様」（三位一体の３番目の神様）だという事です！

　聖霊様の働きは様々ですが、特にイエス様と私たちを結び付ける働きをして下さいます。あなたがイエス様を信じることが出来たのも、実は聖霊様の助けによるのです。そして、十字架の救いの力をあなたに与えて下さいました。聖霊様はこれからの天国までの信仰の歩みを助け、支え、導いて下さるのです。

　私たちは弱い者で、クリスチャンになってからも罪を犯してしまったり、イエス様を疑ってしまうことがあるかも知れません。そんな私たちにイエス様に従う力、また証しする力を聖霊様が与えて下さるのです。（参照　使徒行伝１：８）

（２）毎日のデボーション（個人礼拝）
　「成長させて下さるのは、神」（Ⅰｺﾘﾝﾄ３：６）ですが、神様に育てられるために絶対に必要なのが神様と交わること、すなわち礼拝です。それは赤ちゃんがお母さんから愛情と共にお乳をもらうようなものです。まず毎日の個人礼拝についてお話します。個人礼拝では聖書を読み、そしてお祈りをします。（賛美をするのも、とても良いことです。）

①聖書を読む
　マタイ４：４に「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」とあります。人間は一番最初に造られた時、神様から命の息を注がれて生きた者となりましたが、当然その後も、神様から命の糧を戴くことが必要です。食事をしないで成長する筈はありません。もし食べないでいれば、魂と心の栄養失調になってしまいます。　あなたは何日おきに食事をしますか。勿論、毎日でしょう。聖書も毎日、出来れば一章ずつ読むことをお勧めします。まずは新約聖書から始めてはいかがでしょう。

　しかもただ読むのでなく、神様と会話する気持ちで「神様は今日の聖書の箇所から何を私に話そうとしておられるのだろう」と、耳をすます気持ちで読むことが大切です。最初はなかなか意味が分からない事も多いでしょう。しかし、聖霊様が少しずつ教えて下さり、それはあなたの魂の栄養となり、静かな平安と喜びが与えられます。

　「助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネ15：26）（参照16：13）

②お祈りをする
　聖書を読むことが神様からの語りかけを聞くことであるなら、祈ることはあなたが神様に語りかけることです。ですから聖書を読み、それを味わった後、神様に応答のお祈りをして下さい。（また、個人礼拝の時に限らず、あなたはいつでもどこでも、神様にお祈りをしたら良いのです。神様はいつでも、あなたの祈りを喜んで聞いて下さるのです。）

　　　　　※ 「アーメン」というのはヘブル語で「真実に。心から。本当に」という意味です。

　「御霊もまた同じように、弱いわたしたちを助けて下さる。なぜなら、わたしたちはどのように祈ったらよいかわからないが、御霊みずから、言葉にあらわせない切なるうめきをもって、わたしたちのためにとりなして下さるからである。」（ローマ8：26）

　このようにして個人礼拝の時間（15分～60分）を毎日もつように努めてみて下さい。
最初の頃、この習慣はなかなか身に付かないかも知れません。でもくじけず励んで下さい。
　それはあなたの一日の中で（一生の中で）、最も大切な時間なのですから。

（３）教会につながる（日曜礼拝）
　このような日々の個人礼拝と共に、教会で、神の家族たちと一緒に神様を礼拝することが非常に大切です！　これについては、次の回でお話します。

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