2024年9月8日
マルコの福音書 12章28～30節
＜ 日々のデボーションと信仰告白 ＞
教会のバイブルリーディングが先週から始まりました。これから一年間かけて聖書を一読しましょう。教会のバイブルリーディング以外にも、皆様の中には個人のデボーションをなさる方がおられると思います。大人だけではなく、学生の皆様にもお勧めしたいです。
TBCキャンプのプログラム中にも、「おはようバイブル」というものがあります。神のみことばを読んで分かち合い、祈る時間です。中高生の皆さんは日々のデボーションが慣れていないので、それを練習するためです。今年もおはようバイブルがありまして、デボーションは何かをしおりに載せました。私達は何となく分かっていますが、日々のデボーションが持っている本当の意味を分かち合いたいです。
Devotionの一般的な意味（ネットからの引用）
de・vo・tion[名]
1．（精力・時間などを）（活動・目的などに）ささげること，（…への）没頭，専念
（人などへの）献身，忠誠，愛情
例えば、子に対する母親の献身的な愛
2 信仰，帰依，信心：祈祷，礼拝
3（神への）奉献，奉納
Devotionのキリスト教的な意味
教会では主に「日々の聖書を読み、祈り、神と交わる」ことをデボーションと言います。Devotionは主なる神にささげる行為です。私たちが主なる神にささげている具体的なものは時間とお金をささげています。二つを合わせると心をささげることです。
１．時間をささげる事
私達は日々忙しい生活をしています。忙しいので、時間的な余裕がありません。ですから、毎週、定期的に礼拝をささげることに負担を感じていませんか？ 皆様も礼拝のため、時間をささげることで、諦めたものがあると思います。それでは、私達はなぜ、毎週礼拝をささげるために大事な2時間から3時間以上の時間を主にささげているのでしょうか？ 時間は私たちが毎日主から頂くものです。お金は余裕分を蓄えておくことができますが、時間は余った分を蓄えておくことができません。今朝頂きました24時間を有効に使いまして、それでも一時間残ったので、次の日に時間が足りない日に使いたいですが、できません。
時間は私の物ではなくて、主なる神さまからの毎日のプレゼントです。主なる神がある日突然、「これ以上はあなたに時間をあげません」と宣言されたら、それで終わりです。ヒゼキヤ王が３９歳しかなってないのに突然、「あなたの寿命はこれで終わりです」と預言者イザヤから言われました。ヒゼキヤは泣きました。彼ができることは主なる神にあわれみを求めることしかありません。主なる神がOKしてくださればもう少し延びます。しかし、NOであるなら、それで終わりです。
毎日のデボーションには信仰告白が含まれています。今日も私に大事な２４時間をくださいまして、ありがとうございます。今日の一日は主から頂いた時間なので、私の物ではありません。今日の一日は主から頂いたものあることを認めて、感謝して使いますと言う告白です。朝から時間を感謝する告白をしましたので、その信仰に基づいて、残りの時間を私の計画通りに使います。主には仕事のために使います。家族のために、自分のために、幸せのために、仕事のために、生活のために、どこに使うかは私たちの選択肢です。お時間をくださいました主なる神さまが私達に選択肢もくださいました。積極に罪を犯すことではなければどこに時間を使っても良い自由もくださいました。
私達には毎日の優先順位がありまして、それに沿って時間を使います。どこに時間を使っても、朝の信仰告白によるものです。主から頂いた時間なので、全部主のために使いなさいではありません。愛の神が私達に多くの自由をくださり、選択肢をくださいました。私達は感謝して時間を使えば良いですが、主から頂いたことは忘れてはいけません。時間は私の物ではなく、主なる神さまからの物ですと認める人に主はますます新しい時間をくださいます。主のあわれみを求める人が長生きします。主の助けを求める人を主がいろいろの危機から助けてくださいます。主から頂いた時間なのに、罪ばかり犯すとどうなるのでしょうか？ 一気に時間が減ります。
日々のDevotionが無いと信仰告白が無いことになります。 朝起きてから、デボーションも無く、日常生活が始まりますとどうなりますか？ 主なる神を思い出すことも無く、忙しい一日が始まります。主なる神から頂いた時間を感謝することも無く、神から頂いた時間ですと言う告白も無く、一日が始まると一日中、時間に追われることになります。
一日、２４時間の中、一度も「時間は主なる神さまからのプレゼントです」と言う告白もないまま、全部自分のために使います。家族のために、仕事のために、生活のために、生きるために、自分のために使います。時間に追われて、一生懸命生きました。そして、疲れ果てて、自分は何のためにこんなに頑張っているのかとわけわからなくなります。そして、ある日突然、寿命修了と宣言されます。私達は毎日のDevotionを通して時間は神さまからのプレゼントと告白しています。
２．お金をささげる事
日々のDevotionが時間をささげることであるなら、週一回のDevotionは献金ではないかと思います。毎週の聖日礼拝に献金があるので、信仰の無い方には負担になると思います。多くの方が心の負担を感じているのに、なぜ、私達は毎週献金をしているのでしょうか？ 献金も信仰告白の一つです。「私はこのお金を信じているのではなく、主なる神だけを信じている」と言う告白です。
私たちは献金の時間になりますと財布からお金を取り出します。十一献金は自宅で事前に用意します。自宅で十一献金を献金袋に入れようとするとお金が私の心に叫んでいるようです。
「こんなに多くのお金を献金のために無駄遣いして良いのかい」
「こんなに大事なお金を気軽に諦めて良いのかい」
それに私たちの返事は何でしたか？ 「そうだな、無駄遣いかも、気軽に手放してはいけないな」。反対に、「お金、お前は私に大事だけど、主なる神さまよりは大事ではない」。お金は大事だが、主なる神よりは大事ではない。これが信仰告白です。
献金による毎週の信仰告白は１週間の生活の中、ずっと続きます。お金は自分が使っていますが、お金の持ち主は主なる神です。私達はただお金の管理者として使っています。いつでも、お金の持ち主である主なる神に帰せる準備ができています。
反対に献金生活ができてないことは財布のお金は私の物だと言う宣言です。自分が必死に働いてもらったお金なのに、どうして主なる神の物なのかと言うことです。「お金、お前は私のものだ。」
私の物だから私に従いなさいと宣言しますが、いつの間にかお金が私を支配しています。お金は私の物だと思っているとお金に支配されています。毎日、お金に縛られて、お金に追われる気分です。献金はお金を手放す行為です。私達は毎週、お金を手放す訓練をしています。お金はあまりにも力があるので、毎週、定期的に手放さないと私たちの魂を占領してしまいます。
お金は主なる神さまからのプレゼントですと告白したので、残りのお金も同じ告白で使えば良いです。お金をどこに使うかは私たちの選択肢です。主なる神さまが私達にお金を使える自由もくださいましたので、私達は自由に使えば良いです。ただし、大きな罪を犯すところに使いますといきなりお金が無くなります。
私達は毎週の献金のデボーションを、毎月の月定献金のデボーションをしていますか？ 献金のデボーションができている人に神さまはますますお金を満たしてくださいます。しかし、献金のデボーションができてないとお金不足を感じます。すでにお金を持っている信者にはもっと多く与えてくださいます。しかし、お金が足りないと不足を感じ、主にささげないといつまで経ってもお金不足を感じます。
３．心をささげることです。
私達は毎日デボーションを通して私たちの心を主にささげることができます。私達は毎週、献金を通して私たちの心を主にささげることができます。３０節「あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」
「尽くして」が四つありますが、「心、いのち、知性、力」は私のすべて、中心、一番大事なところなどを象徴するものです。私の何よりも主なる神を愛しなさいです。私達の心が時間をとても大事なものだと認識しています。私達の心がお金をとても大事なものだと認識しています。ですから、私達はとても大事な時間とお金をささげています。私達にとってお時間とお金はまったく重要なものではないのであるなら、主は私達に別の物を求められるでしょう。
現在、私たちが大事にしているものは何でしょうか？ 現在、私たちが大事にしていることは何でしょうか？ 大事にしているものが、大事にしていることが主なる神よりも大事でしょうか？
「心を尽くして」に含まれているのは心の動機、理由、目的が重要であることです。結果も大事ですが、動機も大事です。目に見える結果だけではなく、目に見えない動機を主はご覧になっています。毎日、お時間をささげているデボーションの理由は何でしょうか？ 毎週、献金をささげているデボーションの理由は何でしょうか？ 主を愛する純粋な気持ちが動機でしょうか？ 主を愛するが故に、何でも主のためならささげたい心であるなら、それで良いです。理由が愛ではなく、他の何かがあるのでしょうか？ 各自の心に聞いてみてください。本人以外は誰もしらないことです。
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