2024年8月25日

創世記　7章1〜5節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 救いの箱船 ＞


【１】皆様は「夏」と言えば、何が頭に浮かびますか？いろいろあると思いますが、私は涼しい室内の水族館が好きです。見るたびに小さな宇宙みたいな感じがするからです。さすが家に水族館設けることは無理ですが、小さな水槽なら一つ家にあればいいなと思います。

　家に水槽を設置する為には、家に水槽を設置する為には、どうすればいいでしょうか？ まず水槽を買って、きれいに掃除し、その次には、小さな石も買って、砂も買って、いろいろな草も買ってきれいに飾ります。そして、金魚が遊べるように遊び場も作ってあげます。

　そして、あちこちにおいしい餌も隠しておきます。その後、水槽に水を入れて、また暗くてはいけないので電灯も設置します。完成です。最後には何をしましょうか？はい、金魚をこうやって入れました。

　さて、ここで質問があります。
　皆様はこの金魚を綺麗な水槽に入れてながら、何とおっしゃいますか？　みんなどうぞ元気に生きなさい。また、いつまでも幸せに暮らせよ~　
また、何とおっしゃいますか。出来れば子どもたちもたくさん産めよ~こういうような祝福の言葉をおっしゃると思います。


【２】さて､神様も6日間、天と地を創造され、最後に人間を創造されました。
　その時、神様も大喜びました。そして、人間を祝福され､?自分が創造されたすべてのものを人間に治めろ！と言われました。
創1:28 神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。

そして、一つ命令されました。
創２:16-17 神である主は人に命じられた。あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。しかし、ある日人間の心に悪い考えが入って来ました。サタンが人間を誘惑しました。 創3:1,5蛇は女に言った｡それを食べるそのとき、目が開かれてあなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。

　すなわち、神様の命令を無視して、もうあなたが自ら神様になれ！そしてあなたの勝手にしろ！と誘惑したんです。そこに人間はOKしてしまいました。すなわち、自分が神様になって勝手に生きたかったんです。これがまさに罪ということです。

その結果、人間はどうなりましたか？
最初の人間であるアダムの息子のガインは弟のアベルを殺すことになります。またカインの子孫の中にはレメクという人がいました。彼はどんな人でしたか？　創:23レメクは妻たちに言った。アダとツィラよ、私の言うことに耳を傾けよ。私は一人の男を、私が受ける傷のために殺す。一人の子どもを、私が受ける打ち傷のために。もう人を殺しても神様を怖がらなくて、むしろ、人殺しを自慢しています。


【３】では、神様の御心はどうでしょうか？
　創6:5ｰ6 主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。そして、結局、洪水で審判するので、箱舟を造りなさい!と命令されました｡
創6:14 あなたは自分のために、ゴフェルの木で箱舟を造りなさい。

1) 箱舟を造りなさい。
　では、箱舟を造るのに最も必要なものは何でしょうか？技術、材料などですが、最も重要なのは箱舟を造る人です。 どんな人が必要ですか。神様が審判されると言ったその言葉を信じて人と材料を準備する人、行う人が必要なのです。同じ様に、神様はこの時代にもこんな信仰を持っている人を探していらしゃいます｡

　また､その時、何人が神様の言葉を信じ、箱舟を造ったのでしょうか？ノア一人しかいませんでした。それで、神様はノアを義人だと認めました。 へブル人への手紙11:7 信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって、世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました。さて、そして、120年にかかって箱舟が完成になりました。

　では、今日の箇所を見てみましょう。創7:1主はノアに言われた。あなたとあなたの全家は、箱舟に入りなさい。この世代の中にあって、あなたがわたしの前に正しいことが分かったからである。そして､神はノアに箱舟に入りなさい！と命令されました｡

2)箱舟に入りなさい
　ところで、よく見ると義人はノア一人ですが、誰が一緒に入りましたか？　ノアの家族も一緒に入りました。これがまさに信仰の原理です。義人一人の故に家族全員が救い出されます。これは家族を代表して一人だけ信じればいいということではありません。これはノアを通じて神様の言葉、すなわち審判するという神様のその言葉をその息子たちと嫁たちが信じたということです。すなわちノアの信仰が子どもたちにうまく継承されて行ったという意味です。では私たちの信仰はうまく繋がっていますか？

　さて､ノーアとノーアの家族が乗った箱舟の特徴は何でしょうか？　箱舟には舵(カジ)すなわち、方向を決めるハンドルがありません。船を前に進める時に使うパドル(paddle)もありません。舵のハンドルもなく、前に進めるパドルもなく、とても危ないです。

ex,皆さん！飛行機に乗って離陸すると、まもなく機長のコメントが出ます。乗客の皆さん、こんにちは？私は乗客を東京まで安全に連れて行く機長のイ・チャンギュです。と挨拶します。ところで、皆様~ もし機長が突然、乗客の皆様が乗っているこの飛行機はハンドルもないし、ガソリンもないので、どこに、いつまで飛ぶのかよく分かりません､､､ と言ったら、皆様はどうしましょうか？

　うわっ、ヤバイ！ヤバイ！今すぐ降ろしてくれ！と言えば、機長がまた,こう言うでしょう。今、この飛行機は高度5千メートルを飛んでいるので降りることもできません。

　ノアとノアの家族の乗った箱舟もこの飛行機に似ています。
すべてを神様に任せるしかないのです。私たちの人生も同じです。明日のことが分かりません。神様がどこに、どのように導くか誰も分かりません。だからと言って、箱舟から飛び降りたら、愚かな人でしょう。箱舟は善良な神様が私たちを一番安全に導いてくださると言う信仰が求められるところです。

では、箱舟の外にはどんな状況でしょうか。
　神様は約束の通り40日間雨を降らせました。そして150日間、すべての地面を覆っていました。箱舟の中にいた人たちは､､､今やっと、ああ、私たちが救い出された！と気づきました。わあ！私はどうやって救い出されたんでしょうか？　本当に信じられません。その時、ノアがこの事実を知らせてくれなかったら、、、そして、最初は私も信じられなかったんですけど、わあ！これは本当に幸いだ。これが恵なんだ！とお互い喜んで、何をしましょうか。証をしないでしょうか。 私たちが後に天国で会った時もそうでしょうね。

　いよいよ、雨が止んで神様はノアに箱舟の外に出るように命令されます。創8:15-16神はノアに告げられた。あなたは、妻と息子たちと息子たちの妻たちとともに箱舟から出なさい。

3)箱舟から出なさい
　箱舟の中が安全で、箱舟の外の様子はまだ見えなくて、不安です。しかし、それでもいつまでも舟の中に留まってはいけません。なぜなら、これから生きて行くところは狭い箱舟の中ではなく、世の中だからです。創8:18-20 ここでノアは、息子たち、彼の妻、息子たちの妻たちとともに外に出た。 ノアは主のために祭壇を築き､､、

　そして、ノアは箱舟から降りてすぐに何をしましたか。神様に祭壇を築いたと言うことは、神様に礼拝したと言うことです。同じ様に、私たちの信仰も教会の中だけに留まってはいけません。神は、私たちが世の中に出て、そこで礼拝することを望んでいます。ヨハネの福音書17:18あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。神様がイエス様をこの地に送ってくださったので、この地に救いがあるのです。同じ様に、イエス様も私たちを世の中に送って、世の中が救われることを願うためです。

　また日曜日、わずか1時間教会で礼拝をささげたとして、私たちの義務を果たしたわけではありません。月曜日から土曜日まで、私たちが世の中で生きて行くすべての日々が礼拝する日です。

　皆様、中国では、礼拝天(日曜日)､礼拝一(月曜日)~礼拝六(土曜日)です｡すべての日々が主の日です。皆様、イエス様の生まれを基準に、その前をBC（Before　Christ)と言い, その後をADと言います。ADは(ラ)Anno Domino ,(E)In the years of the Lord, Jesus。すなわち、イエス様の日々です。私たちは私の日々ではなく、主の日々を生きています。だから当然、主に礼拝しなければならないでしょう。だからといって、毎日教会に来てくださいという意味ではありません。 それぞれの生活の中で神様を表わし高める、神様の子供として生きろ！ということです。そんな私と皆様になることを主の御名で祝福します。



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