2024年7月14日

ガラテヤ人への手紙　5章13〜15節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ イエス様から頂いた自由 ＞


　私達が救われたのは自由の人となるためでした。ですから、私たちは自由に生きるはずですが、不思議にいろいろ縛られています。私達は何かに、誰かに縛られています。ある人は反対に全く縛られてなくて、自由をひたすら自分のために使います。

　私達にある自由を１００％自分のために使いますと家族の間は「互いに、かみつき合ったり、食い合ったりして」しまいます。

　家族の中で自分一人だけ自由を満喫すると家族はどうなるのでしょうか？　父も、母も、長男も、長女も、次男も、次女も皆、私の自由、私の自由ばかり主張すると「互いに、かみつき合ったり、食い合ったり」します。自由が罪を生み出します。自由は神さまからのプレゼントですが、私たちの内面に罪があるので、自由を自分のために満喫するので、自由が罪になります。

　しかし、反対に自分の自由をゼロにして家族ばかり、友達ばかり優先すると今度は「私の人生何だろうと嘆くことになります」
神さまが私に自由をくださいましたのに、その自由を使わないと恨みになります。私は自由を制限して、家族のために仕えたのにと家族を恨むことになります。家族のためにひたすら犠牲を払ったのに、家族を恨むことになるなら、おかしい話です。神さまは私に多くの自由をくださったのに、私達はその自由を上手に使っていません。誰かに、何かに縛られています。誰かを、何かを縛っています。長男、長女は長男、長女というものに縛られています。（運命に、役目に）　長男、長女は自分自身で縛っています。

　きよめ派はきよめと言う信仰スタイルに縛られています。牧師が信徒の皆さまを制限してきたと思います。きよめの信仰スタイルが皆様の信仰スタイルになりまして、皆さん自身が皆さん自身を自ら縛っています。それが伝統になりました。主なる神がアダムに無限に近い自由をくださいました。禁止は一つだけでした。しかし、その後、人間は罪人となりまして、数えきれないほどの禁止を作り出しました。

　イエス様は私達に数多くの自由をくださいました。私達は自由を与えられるために召されました。しかし、自由になったはずの私達はいろいろの禁止と制限を作り出しました。自分自身に対しても自由を制限して、他人に対しても自由を制限しました。

　主から頂いた自由ですが、自ら喜んで制限することがあります。愛による制限であるなら良いことです。イエス様が求めておられることです。隣人を愛して、自ら自由を制限したいことはとても良い信仰です。

　私達はこれから家族を愛し、家族に仕え、家族を一つにする人として生きたいです。私達はこれから友達を愛し、友達に仕え、友達を一つにする人として生きたいです。その目的でイエス様が私たちを召してくださいまして、自由をくださいました。

　イエス様から頂いた自由を自分のために使いますと互いに、かみつき合ったり、食い合ったりして、互いの間が滅びてしまいます。しかし、イエス様から頂いた自由を隣人のために使いますと互いに、励まし合ったり、助け合ったりして、互いの間が生き生きとすることになります。主から頂いた自由をどうすればバランスを維持することができるのでしょうか？　自分のためにも自由に使い、隣人のために喜んで、自ら進んで自由を制限することができるのでしょうか？



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