2022年5月22日

詩篇　23篇1〜6節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 救いのイメージ言葉４：羊飼いと羊 ＞


　５月には私たちとイエス様の関係を色々のイメージ言葉で見ています。イエス様と私たちはどんな関係でしょうか？　イエス様と私たちの関係を一言でいうと何でしょうか？

国と私、親子、夫婦
今日は羊飼いと羊の関係から見えるイメージをみてみましょう。


１．羊のすべての必要を備える羊飼い
　羊は生きている生き物です。羊飼いは生き物をお世話する人です。生きている者をお世話することは大変な仕事です。それでも、羊飼いにとって一匹の羊は家族同然で、自分の子どものような存在なので、心を込めて羊の世話をします。

食を備える
２節を見るとまず、食べ物、飲み物を準備します。緑の牧場、いこいのみぎわのところに連れて行きます。草が多いところに連れて行きます。昨日と違うところに連れて行きます。

父なる神とダビデの関係
ダビデは小さい時から羊飼いでした。羊飼いの心境が良く分かります。彼は羊飼いのように細かく助けて下さる神様の導きを経験しました。必要なものを、必要な時、必要な分、備えて下さる主を体験しました。その証として詩篇23編を歌いました。

父なる神と私たちの関係
詩篇２３篇の歌が私たちの証しとなりますように。
１ 主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
２ 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われます。
すでに何回も経験しましたか?　これからも引き続き、証したいです。


２．羊の安全を守られる羊飼い
　夜になると夜中、獣に襲われることのないように囲いの周辺で夜の番をします。ヨハネの福音書１０章を見ると一匹、一匹の名前を呼んで毎日チェックします。野原から全部、無事に帰って来たのか。朝になると一匹、一匹の名前を呼んで囲いから呼び出します。そして、牧場まで安全に連れて行きます。いつも一緒にそばにいます。

　牧場から囲いに、また囲いから牧場に行く道中、険しいところもあります。４節「たとえ　死の陰の谷を歩むとしても、私はわざわいを恐れません」
私たちの人生にも険しいものが多くて、恐れますが、主が私たちのそばにおられますので、安心です。この時代、私たちに安心感が必要です。

ダビデの生々しい証です。
ダビデは何回も命が危ない瞬間を免れました。主なる神がダビデの囲いとなってくださいまして、ダビデを守って下さいました。

私たちの証しとなりますように。
私たちにも、サウロのような存在があります。私たちを脅かしています。病、貧困、こじれている人間関係、 これらの脅威から主なる神が守ってくださいますように。ダビデの歌が私たちの証しとなりますように。

４ たとえ死の陰の谷を歩むとしても、私はわざわいを恐れません。　あなたがともにおられますから。　あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。


３．羊飼いと羊の親密感
　羊たちは羊飼いの声をよく知っています。ヨハネ１０章3節によりますと毎日に、一回以上は聞きます。３門番は牧者のために門を開き、羊たちはその声を聞き分けます。牧者は自分の羊たちを、それぞれ名を呼んで連れ出します。しかし、ほかの人の声には決してついて行きません。ほかの人の声は知らないからです。
５ しかし、ほかの人には決してついて行かず、逃げて行きます。ほかの人たちの声は知らないからです。」
１４ わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものは、わたしを知っています。

それでは、私たちは主の声を知っていますか?　2000年前のイエス様の生の声を聞いたことはありません。私たちは耳ではなく、心で聞きます。主の声を聞き分けられるためには何が必要でしょうか？

　１０章３節を見ると「牧者のために門を開き、羊たちはその声を聞き分けます。牧者は自分の羊たちを、それぞれ名を呼んで連れ出します。・・4節　彼の声を知っているからです。」

　毎日聞いていたので、知っています。毎日、耳に慣れている声です。ですから、私たちも毎日、聖書のみ言葉にふれれば良いです。聖書のみことばが私たちに毎日語りかけて下さる声に慣れていれば良いです。毎日聞いているとたまに、変な偽りの教えが聞こえても、自然に聞き分けられます。

　イエス様の羊たちである私たちは本能的にイエス様の声を聞き分けられます。イエス様の声を聞き分けられなかったら、どうしようかと怯える必要はありません。「２７わたしの羊たちはわたしの声を聞き分けます。わたしもその羊たちを知っており、彼らはわたしについて来ます」


４．羊のために命を捨てられる羊飼い
　良い牧者は羊の命を守るために、クマやライオンを撃退するために勇敢に戦います。ダビデも少年の時から、一匹の羊を救うために、クマやライオンと闘いました。真の羊飼いであるイエス様は私たちをサタンから救われるためにご自分の命を捨てられました。

１１ わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。
１５ ・・また、わたしは羊たちのために自分のいのちを捨てます。

　イエス様は私たちの安全のために命まで捨てられる愛を持っておられます。ですから、私たちはいかなることがあっても安心しましょう。私たちは何があると本当に死にそうになるくらい怖くて、怯えます。体全体が震えますが、これだけ覚えれば少しずつ落ち着きます。イエス様は私たちのために命でさえ捨てられるくらい、私たちを守っておられます。

　切羽詰まった時、ダビデの歌が私たちの祈りとなりますように。４節「たとえ死の陰の谷を歩むとしても　私はわざわいを恐れません。　あなたがともにおられますから。

イエス様の約束が私たちの心を支えられますように。
１１わたしは良い牧者です。良い牧者は羊たちのためにいのちを捨てます。
１５・・また、わたしは羊たちのために自分のいのちを捨てます。



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