2021年12月12日
ヨハネの手紙第一 1章7～10節
＜ 信仰告白が罪をきよめる ＞
私たちは毎週、礼拝の中、使徒信条を告白しています。
使徒信条は信仰の告白です。使徒信条の主な内容は三位一体の神を信じていますと言う告白です。我は天地の造り主、全能の父なる神を信じます。我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信じます。我は聖霊を信じます。毎週、使徒信条を通して、私たちの信仰を告白しています。
聖餐式も信仰を告白する一つの表しです。私は主イエス・キリストの十字架を信じます。イエス様の十字架が私のあらゆる罪を赦し、きよめてくださると信じますという告白として聖餐にあずかります。
聖餐式の流れはこうです。イエス様が私たちを招いてくださいます。私たちは神の子どもではありますが、日々、罪の中に住んでいます。罪の中、神と切れている関係が回復できるように、赦しの座に招いてくださいます。主のお招きに答えて、私たちは自分の罪を自分の唇で告白し、悔い改めます。イエス様の赦しを信じますという信仰の告白としてパンとぶどう酒を頂きます。
さて、私たちはなぜ、信仰告白と言う独特なことをやっているのでしょうか？ 信仰告白と言うのはキリスト教の独特なものです。自分の罪を認め、告白することで、罪からきよめられるのはキリスト教だけの特徴です。
教会はいつから、どうして、信仰告白と言う独特なことをやったのでしょうか？ キリスト教は信仰告白がとても大事です。今日は私たちが信じていることを告白することの大切さを見ましょう。
信仰を告白する理由は何でしょうか？ キリスト教は信仰を告白することで、罪がきよめられます。罪をイエス様に告白することで罪がきよめられます。誰に告白するのかが大事です。自然の石に、大きな木の前で、人間の知り合いに、告白しても罪は赦されません。私の罪を贖ってくださったイエス様に告白するとき、赦されます。キリスト教以外の方は罪をきよめるために色々のことをやります。日本式は何でしょうか？ 現代人は何をしていますか？ 善を行うことをして過去に犯した罪を償うことで罪はきよめられますか？ 私たちはイエス様を信じて、告白することできよめられます。
私たちはイエス様を信じてから今まで長年間、信仰を告白してきました。最初は洗礼式の時、信仰を告白しました。私の永遠の罪を贖って下さることを信じて告白しました。そして、これから主だけを信じて生きますと告白しました。その時、身分が変わりました。そして、洗礼を受けた後は定期的に信仰を告白しています。一週間、一回の使徒信条を告白することで、信仰を告白しています。毎月、聖餐式を通して信仰を告白し、罪からきよめられ、主との関係を告白しています。
それでは普段の毎日はどうされていますか？ 一週間分を貯めておいて、主日礼拝に来られ、使徒信条を告白して清算していますか？ 毎週、教会に来られない方はどうされていますか？
一か月間分を貯めておられますか？ 毎月、聖餐式に参加して、信仰告白して、主との関係を回復しておられますか。月一回ではありますが、聖餐式を通して罪からきよめられることはとても大事です。聖餐式に定期的に参加することは大事です。イエス様は聖餐を定めて下さいました。信徒たちが集まる度に十字架の恵みを覚えるためです。しかし、コロナのことでこの頃、教会に来られない方はどうされていますか？
毎週、毎月の信仰告白は大事ですが、それと共に、毎日の信仰告白が大事です。私たちは毎日、信仰を告白していますか？ 毎日の信仰告白、瞬間・瞬間の信仰告白が私たちに神の命をくださいます。
７節 「御子イエスの血がすべての罪から私たちをきよめてくださいます」
すべての罪から、瞬間、瞬間の罪からきよめてくださいます。
９節 「もし私たちが自分の罪を告白するなら」
毎日、この瞬間、イエス様の十字架を信じる告白が私たちの罪をきよめてくださいます。私たちは毎日、この瞬間も、うっかりして罪を犯します。その直後、罪を認め、イエス様を信じる信仰告白が私たちをきよめてくださり、贖ってくださいます。
単に罪の赦しだけのことではありません。私たちの命そのものが、信仰告白によって続いています。確かに心臓が動いているので、肺が動いているので、私たちの命が続いています。しかし、何よりも信仰によって私たちの命が続いています。主の憐れみがあるから、命が続いています。主が「もう十分だ」と言われたら、体のすべての機能はストップします。
「イエス様、私がイエス様を信じます」
「主よ、私が主を信じます」
この信仰告白がこの瞬間と次の瞬間をつなげています。命はこの瞬間と次の瞬間の繋ぎです。この瞬間と次の瞬間が途切れると命の終わりです。
私たちの命と言うのは1年分の充電ではありません。私たちの命は電動自転車みたいに５０％から４０％に減ることではありません。減ることは減りましたが、まだ４０％残っていて、まだ４０％は安心です。私たちの命は充電ではなく、一秒、一秒が、神の憐れみよって続いていることです。信仰告白で現在、私たちの命はこの瞬間、続いています。
ですから、私たちは主日礼拝まで待たないで、聖餐式の第一週まで待たないで、毎日、この瞬間、信仰を告白しましょう。信仰告白が私たちに新しい命を下さいます。私たちは一日何回もこれを告白しても良いです。
「イエス様、私がイエス様を信じます」
「主よ、私が主を信じます」
信仰を告白しない人の罪はそのまま残っています。
８節 「もし自分には罪がないと言うなら」.
１０節 「もし罪を犯したことがないと言うなら」
各個人の独特な信仰告白
公式的な信仰告白は使徒信条があり、聖餐式があります。しかし、各個人にはそれぞれ、違う告白があって良いと思います。その人だけの告白にはその人だけの人生の物語があります。ちなみに、自分にも個人的に好きな告白があります。まず一つ目は「天にまします我らの父よ」です。自分の人生を支えて下さった信仰告白です。
「天にまします我らの父よ」
長年間、自分を支えてきた告白でした。しかし、現在は肉親の父も亡くなりましたので、信仰告白も変わりました。
この何年間は「主は生きておられます」に変わりました。これからしばらく、自分の信仰告白は「主は生きておられます」です。自分の残りの生涯において、天の父なる神が生きておられることが証明出来たら良いなと思っています。キリスト者がわずかしかいなくて、99％以上の方がイエス様を信じない、神の存在を認めないこの社会だからこそ、この信仰告白で、神の存在を人々に証明したいです。この不信仰の社会で神が生きておられることを証明することはやりがいがあります。確率がとても低いところだからこそ、もっとやりがいを感じます。自分を通して神さまが生きておられることが証明される日のために祈っています。
皆様には独特な信仰告白がありますか？
父なる神と皆様の独特な関係を現わす告白
皆様を試練から、危機から、支えている皆様だけの告白
その告白が皆様に命をくれます。その告白が皆様を導いてくれます。
各個人にこのような独特な告白が無くても良いです。無くても、私たち皆に何よりも大事な共通の告白があります。
「イエス様、私がイエス様を信じます」
「主こそ、私の救い主、助け主です」。
一日、何回でも口癖になって良い信仰告白です。毎日、いつでも、どこでも、私たちの口から主への信仰告白が出来ますように。
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