礼拝メッセ-ジ
2021年8月8日

ルカの福音書 5章5節

                      < 土地は誰のもの1 >



 土地はそもそも誰のものでしょうか? 聖書が言っている土地の本来の所有者は天地を造られた父なる神です。


1.地を造られた神
 土地を造られたお方は聖書の神です。
創世記1:1 「はじめに神が天と地を創造された」。
1:10 「神は乾いた所を地と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた」。
11 神は仰せられた。「地は植物を、種のできる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ。」
1:24 神は仰せられた。「地は生き物を種類ごとに、家畜や、這うもの、地の獣を種類ごとに生じよ。」すると、そのようになった。

 私たちは土地の上に住んでいますが、この土地を造ったことはありません。すでにできている土地の上にしばらく生きているだけです。本当は自分のものではありませんが、しばらく所有しているだけです。人間があまりにも土地の所有欲を強く主張すると元々の所有者である神に告げ知らされる時があります。


2.代理人の人間を造られた神
 神から代理権をもらった人が神様の代わりに地を治めることになりました。土地を治める最初の代理者はアダムです。
1:26 「こうして彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地の上を這うすべてのものを支配するようにしよう。」
1:28 神は彼らを祝福された。神は彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。」
私たちは神様の代理者として一時的にこの地の所有権を頂きました。


3.罪ある人を地から追い出される神
 旧約聖書の繰り返しは地を汚した人が神によって追い出されることです。人が堕落すると神の土地から追い出されました。アダムはエデンの園から追い出されました。
創世記3:23,24 「神である主は、人をエデンの園から追い出し、・・こうして神は人を追放し」
カインは弟を殺したので、大地から追い出されました。
4:11 「今や、あなたはのろわれている。そして、口を開けてあなたの手から弟の血を受けた大地から、あなたは追い出される。」
4:14 「あなたが、今日、私を大地の面から追い出されたので」
ノア時代の人たちは洪水でノアの家族以外は全員いなくなりました。
創世記6:7 「そして主は言われた。「わたしが創造した人を地の面から消し去ろう」
ソドムとコモラの住民は天からのさばきの火で焼かれました。
創世記19:24-25 「そのとき、主は硫黄と火を、天から、主のもとからソドムとゴモラの上に降らせられた。こうして主は、これらの町々と低地全体と、その町々の全住民とその地の植物を滅ぼされた」

カナンの原住民はイスラエルの民によって聖絶されました。
創世記15:16 「そして、四代目の者たちがここに帰って来る。それは、アモリ人の咎が、その時までに満ちることがないからである。」
神様がカナン地をイスラエル民に与えると400年前約束されたので、400年後カナン地はイスラエル民のものとなりました。その裏にはカナン地に住んでいた原住民の咎が地に満ちていたからです。カナン地の原住民は罪の故に神様にさばかれました。神のさばきの手段がイスラエルでした。

 イスラエル民はアッシリヤとバビロニアの捕虜となりました。カナン地の原住民を滅ぼしたイスラエル民はカナン地で住みながら満ちる罪の故にカナン地から追い出されました。その後も全世界に散らされ、さまよいました。土地は神からしばらく預かったものであって、永遠の所有権は神にあります。


4.個人の証
土地は全部神様のものなので、神の働き人に下さいます。
マタイ5:5では柔和な人が地を受け継ぎます。
「柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐからです」
私は柔和な人になりたいです。そして、神様から地を受け継ぐ人になりたいです。マタイ5:5は確かに実際の土地よりは目に見えない神の国の意味が優先です。

しかし、神様は証拠として実際の土地も下さると信じています。神様が自分の祈りに答えて下されば、土地でも、建物では一つは下さると信じています。

 自分が神様に土地か、建物を求めているもう一つの理由は神様が本当に生きておられることを証明したいからです。

 神様が東京教会に土地を下さるか、建物を下さるか、お金をくださるか三つの中で一つを下されば、神様が生きておられる証拠だと認識しています。私は生きている間に、神様が生きておられることを証明出来たら良いなと思います。

  皆様もこれらの奇跡をご覧になったら、神様が生きておられることを認めていただけますか? そして、神様が本当に生きておられるのが、皆様の中で認識できたら、その後からは皆様自身のために生きるのではなく、神の国と義のために生涯を過ごして頂きたいです。



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