礼拝メッセ−ジ
2020年8月30日

ルカによる福音書　9章1〜9節

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ イエス様はいったいだれだろう１ ＞


　イエス様の当時、ガリラヤを治めていた王の名前がヘロデです。彼はイエス様の噂を耳にしてこのような疑問がありました。「このようなうわさがあるこの人は、いったいだれなのだろうか：９節」

　ヘロデはイエスに会ってみたいと思いました。今の時代もイエス様に関心がある方はいます。生活の中、色々の事を経験して、真理を求める方がいます。真理を求める方は救われます。生きておられるお方なので、求める人々に光を照らして下さいます。しかし、ある方はイエス様に何の関心もない方がいます。さて、すでにイエス様を信じている私たちにとってイエス様はだれでしょうか？　イエス様を通して何を体験したので、イエス様を信じ続けていますか？　イエス様を信じている方は最後までイエス様について行く覚悟が必要ですが、私たちはその覚悟がありますか？　私たちはこれからしばらく、ルカの福音書９章を通してエス様は私にとってどんなお方なのか、もう一度確かめたいです。そして、イエス様に最後まで従って行く覚悟を新たにしたいと思います。


１．弟子たちを派遣なさるお方（１−２節）
（１）聖霊様を送って下さるお方
　イエス様は今まで教育なさった弟子たちを派遣されました。派遣なさる時には聖霊の能力も下さいました。悪霊を制して、病気を癒やす力と権威を、彼らにお授けになりました。悪霊を制して、病気を癒やす力と権威は聖霊によるお働きです。イエス様は弟子たちに聖霊を下さいました。イエス様は父なる神と共に聖霊を信徒たちに送られるお方です。１２弟子たちに聖霊を満たしてくださいましたイエス様が私たちにも聖霊を満たして下さいます。イエス様が十字架の上で悪霊に打ち勝ちましたので、私たちは悪霊を恐れることもありません。イエス様は私たちのために聖霊様を遣わしてくださいました。聖霊様が私たちに勇気を与えて下さいます。

（２）御国の仕事を下さるお方です。
　イエス様は弟子たちに仕事を下さいました。神の国を宣べ伝え、病人を治す仕事を下さいました。御国を宣べ伝えるのが私たちの仕事です。私たちの周辺の人々に神の国を伝えるのが私たちの仕事です。私たちは社会のために、神様の国のために頑張っています。


２．必要を適切（タイミング、物、量）に満たしてくださるお方（３−５節）
　イエス様は弟子たちを派遣しながら何も持たないように命じられました。その理由はイエス様が聖霊を通して満たしてくださるからです。神の仕事をする人は父なる神が満たしてくださるのは旧約からの原則です。
テモテへの手紙第一　５：１８　「聖書に「脱穀をしている牛に口籠をはめてはならない」、また「働く者が報酬を受けるのは当然である」と言われているからです。」

申命記２５：４「　脱穀をしている牛に口籠をはめてはならない。」
牛の権利を守ってあげるための律法ではありません。牛みたいに働かされる奴隷でさえ、十分食べられる権利を神様がくださいました。ましてや神様のために働いている、神の僕はなおさらのことです。

　私たちが生きている間、無駄な心配をしていることがあります。それは明日、どうやって生きていけるかです。一番真剣に心配しています。一番長い時間をかけて心配しています。しかし、無駄な心配をしています。明日、どうやって生きるか？　聖書の答えはこうです。「まず、神の国と神の義を求めなさい。そうすればこれらのものはすべて添えて与えられるであろう」。天の神様は約束されました。この約束を受け入れるか、受け入れないかは私たちの信仰次第です。


３．イエス様に会いたがるヘロデ
　弟子たちによるイエス様の噂を多くの人たちが聞きました。噂を聞いた人たちの反応は色々でした。ある人たちは「ヨハネが死人の中からよみがえったのだ」と言いました。別の人たちは、「エリヤが現れたのだ」、別の人たちは、「昔の預言者の一人が生き返ったのだ」と言いました。ヘロデでは弟子たちが行ったすべての出来事を聞いて、ひどく戸惑いました。罪悪感からです。ヘロデの心の奥底には罪なきバプテスマヨハネを殺した罪悪感があります。ヘロデはイエス様に会って、確かめたかったのです。イエス様はいったい誰だろう。ヘロデがイエス様に会いたがる理由は信じるためではありません。逆にイエス様を殺すためです。

　それでは、私たちにとってイエス様はどんなお方でしょうか。私たちがイエス様を信じている理由は何でしょうか？　助けて下さるから。罪から救ってくださったから。導いて下さるから。私たちは自分なりの納得できる答えが必要です。なぜ、イエス様を信じているのか？　この質問に答えられるのが信仰告白です。なぜ、イエス様を信じているのか分からないと、時にはイエス様を知らないと否定することもあるかもしれません。

　皆様にとってイエス様は誰でしょうか？　生涯をかけて、最後まで愛するお方でしょうか？　私のすべてを諦めても惜しくないお方でしょうか？　ただ、今は必要だから利用しているお方でしょうか？　信仰というのは一度だけイエス様を信じる事であり、イエス様を信じ続けますと毎日告白することでもあります。



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