2019年8月25日

ヨハネによる福音書　14章1〜6節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ キリストは道、真理、命 ＞


１．「わたしは道であり、真理であり、命である」
�@ 道
　父なる神への道です。主イエスは道を教えると言われたのではなく、ご自分が道そのものと言われました。神は、主イエスの十字架の死によって、わたしたちの罪の赦しを与えてくださいました。神は、主イエスの死人からのよみがえりによって、わたしたちに永遠の命を与えてくださいました。だから、わたしたちは、主イエスによって、父なる神に至ることができるのです。「父の家」とは、新天新地における永遠の神の国です。わたしたちの人生の最終ゴールです。聖書の聖徒たちはそこをめざして生涯を全うしました（ヘブル１１:１６）。今、信仰の導き手であり、その完成者である主イエスと共に人生を歩んでいるのです（ヘブル１２:２）。

�A 真理
　その道は、真理です。信頼できる、うそではない、本当という意味です。主イエスは、真理を教えると言われたのではなく、主イエスご自身が、真理そのものと言われたのです。主イエスは、神ですが、人としてこの世に来てくださったお方です（ヨハネ１:１４）。主イエスの言葉と行為によって、真理であると確認できるのです（ヨハネ14:10-11）。主イエスが真理だから、わたしたちは、その道を安心して進むことができるのです。

�B 命
　道があって、その道が真理であるとわかっても、力がなければ、進むことばできません。力とは、罪と死に勝つ力です。人にはその力がありません。しかし、主イエスが罪と死に勝利されました。神は、主イエスの十字架と復活の救いによって、わたしたちに聖霊を与えてくださいました。その聖霊の力によって、罪と死に勝利することができるのです（ローマ８:２）。


２．「わたしによらないでは、父のもとに行くことはできない」
�@ 主イエス・キリスト
　「よくよくあなたがたに言っておく。羊の囲いにはいるのに、門からでなく、ほかの所からのりこえて来る者は、盗人であり、強盗である」（マタイ７:１３）。
主イエス以外の門から神の国に入ることはできません。もし入っているとすれば、それは盗人、強盗です。つまり、偽者という意味です。偽キリスト、偽教師にまどわされてはいけません（マタイ２４:３?１４）。

�A 聖書
　「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である」（�Uテモテ３:１６）。聖書は、聖霊によって記された誤りのない神の言葉です。聖書だけが、神の啓示された言葉です。聖書の言葉に書き加えても、取り除いてもいけません（黙示録２２:１８-１９）。

�B 聖霊
　「 あなたがたは、こうして神の霊を知るのである。すなわち、イエス・キリストが肉体をとってこられたことを告白する霊は、すべて神から出ているものであり、 イエスを告白しない霊は、すべて神から出ているものではない。これは、反キリストの霊である。あなたがたは、それが来るとかねて聞いていたが、今やすでに世にきている」（�Tヨハネ４:２-３）。

　人はだれでも不思議なこと神秘的なことに影響されます。しかし、それが、聖霊の働きとは限りません。吟味する必要があります。聖霊によって聖書が記録されました。その聖書によって、イエス・キリストを知り信じるのです。聖書の言葉が生きた神の言葉として信じることができるのも聖霊の働きです。聖書に記された主イエス・キリストを信じて、聖霊に導かれて、健全な信仰生活を歩んでいきましょう。



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