2019年8月11日

創世記　3章5節、ローマ人への手紙　8章29節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 二つの神のようになりなさい ＞


　信仰を一言で言ってくださいと言われたら難しいですが、それでも聖書にある色々の表現をまとめてみると「神のようになる」ことです。

　罪を一言で言ってくださいと言われたら難しいですが、それでも聖書にある色々の内容をまとめてみると「神のようになる」ことです。二つとも全く同じで、神のようになることです。しかし、その中身は正反対です。


１．創造の始まりと罪の始まり
（１）創造の始まりは神のように、にている人格を造ることです。
創世記１：２７
　「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。」

　神のかたちに、神にかたどっている、神と同じく、にている部分をたくさん持っている、ですから、神と深い交わりが出来る存在。信仰と言うのは神様と神様に非常に似ている者が深く交わることです。神様と毎日、深く交わるとそれが私たちに幸せをもたらします。私たちの最終目的はイエス様ににている者になることです。

（２）罪も神のようになりたい誘惑から始まりました。
創世記３：５
　「それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」
　善悪を知るものとなる事は神になる事です。神ににているものになる事と神になることは全然違います。サタンは人をそそのかして、あなたが神になりなさいと誘惑しました。今も同じく、自分こそ神になりなさいとそそのかしています。私が神になる事は神様との関係を切ることを意味します。神様との深い関係のために創造されたのに、関係を切ることは何でしょうか？　罪は神様との関係を切ることです。


２．聖と堕落
（１）きよくなりなさい
　神が望まれる、神のようになることは神のようにきよくなりなさいのことです。神がきよいので、あなたがたもきよくなりなさい。レビ記１１：４５　まず、私がきよくなって、となりの人もきよめに導きなさいです。まず、私がこの世界から汚染されることなく、きよさを保ちなさいです。きよめの意味はこの世から離れることではありません。私のきよめのためにこの世から離脱することではありません。堕落している世界から離脱してはいけないが、同時に堕落してもいけない。信じていない家族と一緒に暮らしながら、同時に聖なる神の民として、区別が求められる難しい生き方です。信仰は神様のようにきよさを保つことです。

（２）自分こそ何でも出来る神だ
　サタンが言っている神のようになりなさいはあなたが神になりなさいです。あなたこそ、神だから聖書の神のお話は聞かなくて良い。あなたこそ、神だから、人類の全ての問題は自分で解決できるとサタンがささやいています。家庭問題のすべてを自分で頑張れば解決できるとサタンが言っています。自分さえ、頑張れば幸せになれる単純な問題ではありません。世界の諸問題は皆の話し合いで解決できると嘘をついています。私たちの人生の問題が、私たちが頑張っていないので、このまま残っていますか？　罪は自分が神みたいに頑張れば出来ると思うことです。


３．神の子どもとサタンの子ども
（１）神の子どもになりなさい
　神が喜ばれる神のようになる事は神のかたちを持っている神の子どもになることです。神の子どもとなる事はイエス様ににている者となる事です。
ローマ８：２９
　「神はあらかじめ知っておられる者たちを更に御子のかたちに似たものとしようとして、あらかじめ定めて下さった。それは、御子を多くの兄弟の中で長子とならせるためであった。」
他の表現はイエス様の弟子となることです。

（２）サタンの子どもになりなさい
　サタンが言っている神のようになりなさいはサタンみたいに神を捨て、サタンの子どもになりなさいです。ヨハネ８：４５


４．従順とライバル
（１）イエス様のように従いなさい。
　神様が私たちに求めていることはイエス様みたいに父なる神に従う人となる事です。父なる神に従う人こそ、真の神の子どもです。

（２）神と競争するライバルを造る
　真の神に従うことを拒んだ人間は真の神と競争する者となったり、神と競争する偶像を作ったりしました。

　 私たちは二つの神のようになりなさいの中で一つを選ぶことになります。イエス様も荒野でサタンの試みに会いました。私の心にも聞こえるささやきです。父なる神に従うか、サタンに従うか、私たちは毎日二つの中に一つに聞き従います。今日はどちらに聞き従いますか？



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