2019年7月7日

マタイによる福音書　7章15〜23節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 弟子なのか、ファンなのか ＞


　ルイビル　サウスイストクリスチャン教会の教育牧師（2012年時点）であるKyle Idleman先生が書いた本「Not a fan」という本があります。私たちはイエス様のFanではなく、弟子であることを強調した本です。ファンはスターに熱狂しますが、コンサートが終わったら去っていく人です。イエス様の時代もイエス様のファンはたくさんいました。しかし、人気が無くなると全部去っていきました。ヨハネ６：５３−５５、６６

　弟子というのは先生に最後までついて行く人です。二つが大事です。最後まで、ついて行く。弟子はイエス様のように最後まで自分の十字架を背負って行く人です。私たちはイエス様のファンですか？、弟子ですか？

　さて、山上の垂訓がそろそろ終わろうとしています。イエス様は山上の垂訓を通して私たちを弟子にしようとしておられます。弟子は先生のお話をよく聞いて、真剣に受け入れ、毎日にその教えを黙想する人です。そのうちに弟子は先生に似ている者になります。私たちがイエス様に似ている弟子になることこそ、神の国の目標です。イエス様の弟子がイエス様と同じく完全な人格者になります。私たちがまず、イエス様の弟子となって、誰かをイエス様の弟子に導くことです。これはマタイの福音書が目指している目標でもあります。
マタイ２８：２０「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子としなさい」
私たちがまず、イエス様の弟子となって、誰かをイエス様の弟子にする。


１．良い先生（イエス様）から良い弟子が生まれる。
　ブドウの木からはブドウが実ります。いちじくの木からはいちじくが実ります。良い木は良い実を結び、悪い木は悪い実を結びます。イエス様は良い先生なので、イエス様からは良い弟子が生まれます。イエス様は良い先生です。ですから、イエス様は弟子のために命を捨てられ、ご自身が犠牲を払われました。私がイエス様の弟子であるなら、私たちもイエス様に似ているものと変わります。隣人を自分自身のように愛する人に変わります。努力して変わるものではありません。とても自然です。良い木から良い実を結ぶことと同じくとても当たり前のように変わります。


２．自分の実によってイエス様の弟子かどうか分かる。
　良い木から良い実が結ばれる意味は私の言葉と行動が一致しなければならないという意味です。言っていることとやっている行動が同じであることは当たり前です。口がイエス様を「主よ、主よ」と呼んでいるのであるなら、行動もイエス様のみ言葉に従うのが当たり前です。口では「主よ、主よ」と呼びながら、行動は主に従わないのであるなら、言葉と行動、二つの中で一つは偽りである意味です。

　イエス様はその愛を言葉だけでなく、十字架を通して実際に見せて下さいました。しかし、偽りの預言者は言葉と行動が違います。言葉は愛ですが、内側は強欲なおおかみです。私たちの信仰の悩みは言葉と行動にずれがあることです。私たちは自分自身で言葉と行動にずれがあることを感じています。口だけの信仰と従う行動をどうやって合わせるか。主との毎日の交わりを通して、少しずつ合わせることが出来ます。神のみ言葉が私の言葉と行動のずれを少しずつ合わせて下さいます。み言葉によって私の中にある偽善者の罪が指摘され、悔やんで、改めて行くうちにイエス様の似姿に変わります。私たちはクリスチャンの真似をしているファンになってはいけません。私たちの現在の言葉使いと行動にイエス様の弟子ではない部分がありますか？　私たちの現在の考え方、価値観にイエス様の弟子ではない部分がありますか？　私たちの現在の信仰にイエス様の弟子ではない部分がありますか？　変わりたい気持ちがあるなら、今、決心して変わりましょうか？



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