2019年5月12日

マタイによる福音書　6章9〜13節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 主の祈り ＞


　さて、主の祈りはイエス様が私たちに教えて下さいました大事な祈りです。

9節：「だから、あなたがたはこう祈りなさい」
主の祈りは祈りの模範です。その内容もとても重要なことばかりです。


「天にいますわれらの父よ」
　地上のことばかり考えている私たち。地上のことばかり心配して、祈りも地上のことばかりの私たちに「天にいますわれらの父よ」。私たちの視線を変えて下さいました。地を見るのではなくて天を見上げましょう。

　地上の問題の答えが天にあります。具体的には天におられる父なる神様に答えがあります。天の父なる神に祈りますと解決の答えが与えられます。なぜなら、私たちを愛して下さるお父様だからです。私たちはその方の子どもです。

　神の子ども、これこそ、私たちの本当の身分です。私たちは天地万物を造られたお方の子どもだから、尊い存在です。


「御名があがめられますように」
　神の子どもだから、自分のために生きるのではなくて、父なる神の栄光のために生きることです。私たちの人生の最大の目標：天の父なる神様をほめたたえるのが何よりも大事です。私たちが神の栄光のために生きる時、私達も神の栄光に与かることになります。


10節：「御国がきますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように」
　私たちの第一の仕事です。私たちがやっている仕事の種類は皆違いますが、その中身は神の国がこの地に来るように働くことです。他人を苦しめるために、生きているのではありません。他人を利用するために生きているのでもありません。人々にイエス様の愛を伝えるために生きています。イエス様の正義を実行するために生きています。


11節：「わたしたちの日ごとの食物を、きょうもお与えください」
　ところが、私たちの最大の関心事はどうすれば生きて行けるかです。ですから、必死に頑張っています。自分の頑張りを強調します。しかし、私たちに与えられているのは全部、天の父なる神様が与えて下さった祝福です。勉強できるように知恵を下さり、仕事できるように能力を下さり、生活できるように健康を下さいました。神の助けなしには一日を生きることも出来ません。


12節：「わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください」
　人との関係も大事です。人との関係が大事なのに、残念ながらトラブルがあります。トラブルがなければ何よりですが、トラブルを完全に防ぐことは出来ません。大事なのはトラブルを解決することです。トラブルある人を赦せるかどうかが私たちの人生を左右します。


13節：「わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください」
　 何も悪いことがない平和の時でもすでにサタンの試みは始まります。試みに陥ることがないように救いを求めましょう。



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