2019年4月21日

ヨハネによる福音書　20章19〜23節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 光であるイエス様の復活 ＞


　イースターおめでとうございます。イエス様の復活は私たちには光であり、希望です。イエス様の復活が私の復活になる日を楽しみにしながら、今週も元気に生きましょう。ところで、ヨハネ福音書には神の国という単語がほとんどありません。ヨハネの福音書は神の国と言う単語ではなく他の単語を使います。それは光です。ヨハネの福音書は光の話が多いです。ですからヨハネは１章から光の話をしました。１：４−９節まで光の話です。4この命は人の光、5光はやみの中に輝いている、7光についてあかしをした、8彼は光ではなく、9すべての人を照すまことの光。

　心の中に光がない人は闇の中をさまようことになります。イエス様の弟子だったイスカリオテのユダがそうでした。
ヨハネ１３：３０　「ユダは一きれの食物を受けると、すぐに出て行った。時は夜であった。」
光であるイエス様から離れたら人生終わりです。

　イエス様がそばにおられると光ですが、イエス様が一緒にいらっしゃらないと闇です。ペテロがそうでした。
マタイ２６：７４　「彼はその人のことは何も知らない」と言って、激しく誓いはじめた。するとすぐ鶏が鳴いた」
ペテロがイエス様を否定したその時間もあいにく真夜中でした。

　イエス様が十字架で死なれた時、他の弟子たちの心は闇でした。イエス様が十字架にかかった時、弟子たちは皆逃げました。彼らの心は闇の中、おびえていました。

　光であるイエス様がそばに来られてもイエス様が見えません。エマオに下る二人の弟子たちがそうでした。
ルカ２４：３１　「彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。」

　他の弟子たちは闇の中で隠れていました。
ヨハネ２０：１９　「その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちのおる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。」

　外も夜の闇、彼らの心も闇です。人々が入らないように門を閉じ、心も閉じました。全部、閉めたら光であるイエス様は入れないですか？　全部閉じても、光のイエス様が彼らの中に来られました。闇の中に居座っている彼らの心の中に光であるイエス様が来られました。そして、イエス様の光を照らしました。

　イエス様の光が心に当たると心が平安になります。イエス様は彼らに「安かれ」と二回続けて語られました。この世にはない平安です。イエス様が神の国からもって来られた平安、神の平和、シャロムを下さいました。

　私たちの現在はいかがでしょうか？　弟子たちのように闇の中をさまよってはいますか？　いくら険しい道でも昼は大丈夫です。しかし、いくら平らな道でも真っ暗の時は怖いです。険しい人生の道でも光であるイエス様が心におられますと安心です。しかし、何の危険もない人生でも光であるイエス様がおられないと不安です。人生の道が険しいのは皆同じです。私達には皆それぞれの険しい人生の道があります。種類が違うだけです。しかし、光であるイエス様がおられますと安心です。イエス様が私達にも「安かれ」とおっしゃいました。

　 私たちは現在疲れています。その理由は心が不安になっているからです。未来の不安、現在の不安が多いからです。不安になった理由は人生の道が険しいからではなく、イエス様の光がないからです。誰でも人生は険しいです。いつでも、いくら時間が経っても険しい道は変わりません。それよりは私の心の中に光のイエス様がおられるか、どうかが大事です。イエス様が下さる「安かれ」という平和を私のものとして受け入れているかどうかです。イースターのこの朝、よみがえりのイエス様が私たちに生きていける光を下さいました。険しい道を注目するのではなく、その光を注目しましょう。



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