2019年3月31日

箴言　16章9節、19章21節、20章24節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 人の計画と神の導き ＞


　今までずっと神の国に関してみてきましたが、この頃、神の導きに関して黙想する時間が多くありましたので、今日はそれを分かち合いたいと思います。


１．計画する人、導く神
　私たちは皆、将来のことを心配しながら、色々考え、具体的に計画を立てます。計画そのものはまだ空想の段階です。計画通りになるか、ならないか何の保証もありません。箴言１９章２１節を見ると私たちに多くの計画があります。家の購入、子どもの教育、病気に備えて保険に加入、投資などです。ところが、皆様は今まで計画通りの人生でしたか？　今まで色々の計画を立てたと思いますが、何パーセント計画通りになりましたか？　計画通りになったこともあれば、ならなかったこともあります。計画通りにならないことが多くなると計画は意味がないと思う時もあります。だからと言って、計画無しに生きることも良い生き方ではありません。私たちが立てている計画と神の導きは何の関係があるのでしょうか？

　私たちが立てている計画はただの計画として意味があります。ただし、神の導きを慕い求める姿勢は必要です。そして、神の御心に従っていつでも計画変更が出来る心の余裕が必要です。私たちの計画とは別に、実際に導かれるのは神様だからです。箴言２０章２４節を見ると私の人生は神の御手の中にあります。


２．心のコントロール
　体の機関の中で計画を立てているところは心です。
今日の箇所に１６：９節「人は心に」、１９：２１節「人の心には」
　皆様の心はとこにありますか？　私たちの心は心臓と同じく死ぬ時まで絶えず働きます。私のために働きます。私のために心配して、私のために常に考え、私のために将来の計画を立てます。心が私を支えています。激しい競争社会でも心は頑張って、ストレスに耐えていることに感謝したいです。心が折れたら何もできなくなります。こんなにありがたい仕事をしている心ですが、9節とか、２１節を見ると余計な仕事をしました。多くの精力を使って、未来の道を考え計り、多くの計画を立てたのに、結局は台無しです。そこまではしなくても良いのに、余計な仕事をして、体まで駄目にしてしまいました。２１節「多くの計画がある」から相当のエネルギーを使いました。体が負担を感じるくらいです。あれほど、精力を使って立てた計画が何の意味もないです。

　こうなると私たちはもう一度自分の心のことを考えてみる必要があります。私の心、本当に私の味方なのか？　本当に私のために働いているのか？　私の利益のために働いているのか、逆に私に害を及ぼすものではないか？　自分の心を客観的に見てみましょうか？　自分の心が、実は私の人生を余計に難しくすることもあります。私の心が実は神様のご計画を妨げるものになる事もあります。心が神の御言葉に従う機関になる時、素晴らしい働きが出来ます。


３．導きなのか、干渉なのか。
　 私たちは神の導きを干渉だと感じる時があります。私の人生なのに。私たちは神様の導きをありがたく感じていますか、干渉だと嫌がっていますか？　神様はこれからもずっと私たちを導かれます。なぜなら、私たちの魂を造られたから、私の魂を永遠の前から選ばれたから、そして、特別な使命がありまして、この地にわざわざ送られたからです。神様にとって私と言う存在はとても大事なものです。その反面、私の心は私のことをこんなに大事にしていますか？　大事にしている時もあります。自己中になるくらい自分のことばかり大事にする時があります。しかし、ある時は自分自身のことを軽蔑する時もあります。私の心ではありますが、常に私の味方になるのではありません。ですから、私たちはこれからでも遅くありません。イエス様に将来の計画を委ねてみましょうか。計画を立てること自体は悪くありません。ただし、主に従う計画を立てると主が導いて下さいます。私たちの限られた知恵を使って多くの計画を立て、体がボロボロになるまで疲れるよりは、神様の無限の知恵に委ねてみましょう。私たちの限られた知恵を使って多くの計画を立てても、何の報いもなく、空想で終わってしまうのは虚しいことです。天の父なる神に委ねましょう。一番良い道に導いてくださいます。



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