2018年11月25日

エペソ人への手紙　2章10節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜良い行いをする神の作品 ＞


　私たちの生き方を聖書は何と言っているのでしょうか？

１．わたしたちは神の作品
　私たちは神の作品です。日本語聖書では作品と訳しています。韓国語聖書では作られたと訳しています。私たちの人生は神の御手によって作られた作品です。私は神の作品だと言われると皆様の心境はいかがでしょうか？　「わたしたちは神の作品」だと言われた時、心に感じることは皆それぞれ違います。違う理由は一人一人が皆、独特な人生の道を歩んで来たからです。ここにおられる、一人一人は皆、今まで独特な生き方でした。一人一人が皆、波乱万丈の人生です。

　さて、私たちは別として、エペソ書を書いたパウロ自身はどんな気持ちでしょうか？　彼自身は神の作品だと彼の口で言っています。１−３節はパウロの過去であり、私たちの過去でもあります。
1節：自分の罪過と罪とによって死んでいた者
2節：この世のならわしに従い、空中の権をもつ君、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩いていた者
3節：肉の欲に従って日を過ごし、肉とその思いとの欲するままを行い、ほかの人々と同じく、生れながらの怒りの子。

　あれほど、神の教会を迫害した人なので、過去だけ考えると口が裂けても「私は神の作品だ」と言えません。けれども、彼は信仰によって神の作品だと言いました。彼がこのように堂々と言える理由は信仰の故です。どんな信仰でしょうか？

　エペソ１：４−５　「天地が造られる前から、キリストにあってわたしたちを選び、 愛のうちにあらかじめ定めて下さった父なる神」を信じる信仰です。神の作品となるために永遠の前から選ばれた者です。

　エペソ１：７　「御子の血潮により罪過のゆるしを受けた」ことを信じるからです。恥ずかしい過去の罪がきよく赦されたことを信じています。

　エペソ１：１３−１４　「聖霊が神の国を保証して下さり、これから神の作品となるように導いてくださる」ことを信じています。私たちの人生は短いのに、今まであまりにも色々のことがありました。それでも「神の作品」だと言える理由は主イエス様を信じている信仰の故です。ですから過去の過ちはイエス様によって終わりましたので、これからは本当の「神の作品」として生きましょう。


２．良い行いをするように、キリスト・イエスにあって造られた
作品： 作られたという意味です。
造られた： 創造された意味です。

　イエス様を信じることは新しく創造されたことです。神が私たちを作品として新しく造られた理由は良い行いをさせるためです。良い行いは具体的には何でしょうか？　エペソ２：１１−２２節です。分裂があるところを和解させる、二つに分かれている人たちを一つにさせる働きです。パウロの時代だと異邦人とユダヤ人の壁を乗り越え、和解させることでした。イエス様が十字架を通してなされたことが和解の働きです。父なる神と罪人の私を和解させることをなさいました。エペソ２：１４−１６節　和解させるためにただでは出来ないので、イエス様ご自身が犠牲を払いました。イエス様の犠牲により平和が造られました。

　私たちに現在、与えられている使命も同じです。家族を和解させる働き。（親と子ども、兄弟と和解させる、新たな平和を創り出す）
友達を和解させる働き。壊れている関係を修復させる役割が私たちに求められています。


３．良い行いをして日を過ごすようにとあらかじめ備えて下さった
　 私たちはすでに多く時間を使ってしまいました。まだまだ、寿命が尽きるまでは長い時間が残っていますが、良い行いをするチャンスはそんなには残っていません。今までの人生は私たちのやりたいことをやる時間でした。もう十分やりました。正直に言って、今まで私たちはやりたいことをほとんどやりました。行きたいところを行き、食べたいものを全部食べ、見たいものを見ました。ですから、そろそろ主のために、主の栄光のために生きても良いのではありませんか？　これからは神が喜ばれる良い行いをしながら日を過ごしましょうか？　私たちがよい行いをするように神もあらかじめ備えてくださいますので、なおさら励みになります。



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