2018年6月10日

ローマ人への手紙　8章14〜15節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 神の子どもになった証拠 ＞


　私たちは主イエス・キリストを信じることによって神の子どもになりました。それでは神の子どもとなった証拠は何でしょうか？


１．神の御霊に導かれている
　14節を見ますと「神の御霊に導かれている者」と書いてあります。私たちは皆、神の子どもだから聖霊に導かれます。現在、聖霊に導かれているのであるなら、それは神の子どもとなった証拠です。しかし、同じ神の子どもでも、聖霊に従う程度は一人一人違います。従う人は導かれますが、従わない人は導きの中でも、苦労します。皆様は現在、聖霊にどのくらい従っていますか？


２．子たる身分を受けた。
　15節の「子たる身分」という単語があります。イエス様を信じる信者は「子たる身分」の者になりました。つまり、養子になりました。もともとは罪の奴隷でしたが、聖霊によって神の養子、神の息子たちになりました。神の養子の反対語は奴隷です。パウロは奴隷の霊に支配されていた者が神の養子になったことを比較するため「奴隷と子たる身分」という反対語を同時に使っています。奴隷が養子になっても、しばらくは子どもになった認識がありません。しかし、時間が経つと自然に息子になった認識があり、息子らしく行動します。息子だと認識し、息子らしく行動するようになることが、聖霊を受けた証拠です。

（１）過去は「奴隷の霊」に支配されていた
　１５節に「奴隷の霊」という単語があります。聖霊の反対語です。養子になった恵みと比較するために、わざと奴隷という単語を使いました。以前の身分は罪の奴隷だった者が、現在の身分は神の養子です。実際の子どもと同じ身分、権限があります。その恵みはあまりにも大きいです。私たちの過去は奴隷の霊に支配されていました。奴隷は養子に比べると自由がありません。主人に縛られているもので、主人の命令に従うことしかできません。サタンは今まで私たちを奴隷のように支配してきました。支配の反対語が導きです。聖霊に導かれることは奴隷のように支配されることではありません。導かれることと支配されることは全然違います。神様は私たちを導いてくださいますが、私の才能、好み、性格、特徴、考え方、人格、味、願いを十分顧慮して導いてくださいます。無理矢理に、導くことはありません。無理矢理にするのは支配です。私たちの弱点まで顧慮して導いてくださいます。以前、サタンの支配と違って、聖霊に日々導かれることを見ると私たちは聖霊を受けていることが分かります。

（２）現在は子たる身分を頂いた。
　神の子たる身分を頂くことは感激です。神の子どもという新しい身分を得るためには「イエス様は私の救い主、人生の導き主」として受け入れる時、神の子どもになります。


３．「アバ、父よ」と呼んでいる
　 「アバ、父よ」と呼べることは聖霊を受けた明確な証拠です。「アバ、父よ」と初めて呼んだのはイエス様です。神の子どもだけが天の神を「アバ、父よ」と呼ぶことが出来ます。聖霊を受けていないと神をお父さんと呼ぶことはできません。聖霊を受けた人だけが神を父と呼ぶことが出来ます。



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