2018年5月27日

マタイによる福音書　5章3〜10節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 誰が幸いな人なのか ＞


　人は皆、幸せを求めます。幸福は幸せと祝福を合わせた文字です。韓国は幸福の中でもどっちかというと福が好きみたいです。ですから、３節は福と訳しました。日本は幸福の中でもどっちかというと幸が好きみたいです。ですから、幸いと訳しました。私たちは幸せを求めていますが、何が私の幸せなのか、よくわかっていません。私たちは今まで幸せを求めましたが、それほど幸せではなかったと感じるのであるなら、これから何かを修正してみましょう。

　まず、何が幸せなのかを聖書から学びましょう。今日の個所には私たちがよく知っている八つの幸いがあります。聖書の八つの幸いと私たちが求めている幸せと違うところがあります。私たちが幸せを感じなかった理由はもしかして、自分中心になっているからではないでしょうか？　八つの幸いに書いてあることは自分ではなく、神の国です。神の国と神の義を求めることが幸いです。私たちは神の子どもなので、神の国と神の義を求める時、幸せです。今日の個所を参考にしてみるとクリスチャンが幸せになる方法は二つです。


１．神の国と神の義をまず、求めることです。
　神様は誰よりも私たちの幸せを願っておられます。ただし、この世のものを通してではなく、神を通してです。マタイ６章に書いてある通りに食べ物、飲み物、着るもの、お金などがあれば幸せになると私たちは思い込んでいますが、幸せになれません。

　神の国と神の義を求める時、幸せになります。この世を通して求める幸せは本物ではありません。サタンは本物ではないこの世を通して私たちに幸せを約束しましたが、それは偽りです。例えば、マタイ４章にある、イエス様を試みる時のもの、つまり、パン、世の栄誉、富などを通して幸せを約束しましたが、しかし、それは偽りの約束です。私たちが神の国と神の義をまず求める時、神様は天国の予告編を見せてくださいます。天国の予告編だけでも、私たちは溢れる幸せに満たされます。


２．他人の幸せのために生きようとすると幸せになります。
　平和を作り出す人は幸いです。平和を作り出すことは自分自身が犠牲になることを意味します。自分自身が犠牲を払うことがなぜ、幸せでしょうか？　自分の犠牲により、隣の人が幸せを感じる時、犠牲を払った自分も幸せになることは不思議なことです。自分で経験してみないと分からないことです。皆様、これから生き方を変えてみましょうか。生きる理由を変えてみましょうか。

　自分のためではなく、隣の人の救いと幸せのために時間とお金を使うとき、主が私たちに神の幸せをくださいます。 私たちが幸せになる方法はまず、目標を変えることだと思います。自分の幸せが目標でしたら、神の国と神の義のために生きると目標を変えることです。自分の幸せが目標でしたら、隣人が幸せになるために生きると目標を変えることです。二つの中で一つだけではなく、この二つの目標を合わせたとき、本当の幸せが訪れます。隣人の幸せを求めないことは神の国と義をまず、求める生活ではありません。また、神の国と義をまず、求めない人はいくら他人の幸せのために生きていても、裏切られた時にはすべてが虚しいです。その意味で二つは全部大事です。二つの真理を知っている人、そして、実行している人は本当に幸いな人です。



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