2017年1月29日

ローマ人への手紙　1章17節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 信仰に始まり信仰に至らせる ＞


　ローマ１：１７にある単語を一つずつ見ています。先週まで神の義、福音をみてきました。今日は信仰です。

　「信仰に始まり信仰に至らせる」の意味は「信仰から出て信仰へ行く」です。「信仰」という単語が二回続きますが、この二つの信仰は同じ意味の信仰でしょうか？　違う意味の信仰でしょうか。答えから申し上げますと違う面もあれば同じ面もあります。


１．違うもの
　前の信仰は神さまが下さるものです。後ろの信仰は私たちが従うものです。私たちが信じているものは、神さまから頂いたものです。他の宗教と決定的に違うところです。他の宗教は人間の熱心さから始まります。しかし、キリスト教の信仰は人間から始まったのではなくて、神さまが救われる人に信仰を下さいます。神さまは聖霊を通して私たちに信仰を下さいます。使徒行伝１３：４８

　この信仰が神さまから与えられたら、人間は答えなければなりません。神から頂いた信仰で、人間は信じた通りに従わなければなりません。行いによって信仰を証明しなければなりません。ヤコブ２章２２節、２章２６節

　これらの箇所を見ると私たちの信仰に問題があるように見えます。それは天国に行ける信仰はありますが、地上で生きている間、従う信仰は足りないことです。天国に行ける信仰というのは私たちの罪が十字架で赦されたことを信じることです。しかし、地上で生きている間、従う信仰とは私の決定権を主に明け渡すことです。まだ、主に明け渡していないものがありますか？


２．同じもの
　最初、救われる信仰を下さいました神さまが聖霊を通して従える恵みも下さいます。ですから、救われる信仰を下さるお方が従える信仰も下さいます。二つの信仰を下さるお方が同じだという意味で二つの信仰は同じです。１７節の表現通りに聖霊によって「至らせる」のです。人間が至るのではありません。神さまは私たちに聖霊を通して従える力も下さいます。


まとめ
　信仰：神のみことばを人が信じることです。救われる信仰を下さり、従える信仰も下さいます。救われた人はみことばに従うことによって救われていることを証明しなければなりません。去年よりもっと成長したものとならなければなりません。



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