2017年1月1日

テサロニケ人への第一の手紙　5章16〜18節

　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 良い年：これからではなく、すでに ＞


　今日は一年の始まり、一か月の始まり、一週の始まりです。今日は七年一度くらいの良い日です。ところが、今日が良い日だからと言って私たちに良いことが起こりますか？　良いことがあったら良い日ですか？　答えは「いいえ」です。なぜなら、どこにも今日が良い日だという根拠がないからです。時間というものは良いものでも、悪いものでもありません。一年をいい年、悪い年と区別するのは占いが好きな人々の考えです。クリスチャンには毎年が良い年です。

　良い日と悪い日、良い年と悪い年に区別すると私たちはいつまでも幸せになれません。なぜなら、一年の出来事の中で幸せなことよりは不幸な出来事がはるかに多いからです。もう一つの理由は幸せと不幸の出来事が丁度、五分五分だとしても、人間は幸せだったと感じるのではなくて、不幸だと感じてしまう傾向があるからです。ですから、人間はいつまで時間が経っても幸せになれません。

　私たちはイエス様を信じているクリスチャンです。クリスチャンなのに、今までは一日の出来事が私たちの心を支配していました。しかし、これからは信仰が私たちの心を支配する人になりたいです。環境に支配されるのではなく、神のみ言葉を頼りにする生活をしたいです。そうすれば毎日が幸せ、毎年が良い年です。これから良い年になるのではなくて、最初の日からすでに良い年です。

今日のみ言葉を信じ、その通りに生活してみましょう。
１６）いつも喜んでいなさい。
１７）絶えず祈りなさい。
１８）すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。

　一日の出来事が私たちの幸せと不幸を決めるのではなく、神さまを信じる信仰が私たちに喜びを下さいます。神のみ言葉が心の中にあると毎日が喜びです。一日の出来事の結果によって今日は良い日、悪い日が決まるのではありません。信仰によって朝から良い日です。何が起ころうとも今日は神さまが下さった良い日です。仮に悲しい出来事あったとしても、その不幸のように見える出来事から神さまのご計画を考えます。不幸な出来事が私たちの間違った人生を修正させるきっかけとなります。この信仰を持っていると毎日が喜びであり、すべてのことが感謝です。

　絶えず祈ることに関してもそうです。毎日喜び、すべてのことについて感謝しても、それでもやはり人間なので、色々の環境に影響されます。いくら信仰が良くても一瞬喜びや感謝を忘れるときがあります。しかし、祈りがあればすぐ立ち直ります。祈りは私たちの心を不安から信仰に回復させる役割をします。祈りがないと私たちの心は変化する環境にもてあそばされることになります。

　祈りは主との交わりです。神さまが私たちに一年という新しい年を下さいました。私たちは色々の計画を立て、色々のことをやりたがるのですが、しかし、神さまが下さいました時間なので、主との交わりに時間を使いましょう。祈ることだけでも私たちには十分意味ある時間です。イエス様と私たちは愛する関係です。

　愛する関係は二人が何もしなくても一緒に時間を過ごすだけで幸せです。イエス様と長く時間を保つことが皆様の人生を豊かにします。祈りの時間がこの世の何よりも一番の幸せの時です。

　神さまは私たちに新しい一年を下さいました。それを喜び、感謝し、神のために、人々のために使いましょう。

　喜びと感謝から一年を始まる人もいれば、不安と恐れから始まる人もいます。その違いは何でしょうか。神さまを信じ、み言葉を頼りにする人は喜びと感謝から始まります。しかし、頼るところがない人は不安と恐れから始まります。あまりにも頼りになるところがないので、占いでも頼りにしようかという人が多いです。 誠の神さまを信じることは素晴らしいことです。今年一年、主の御手に委ね、喜びと感謝の生活を続けましょう。



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