2016年7月31日

ヨハネによる福音書　14章25〜31節

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ イエス様中心の救いによるみわざ ＞


　私たちの救いのために三位一体の神さまの中でどなた様の働きが一番大事でしょうか？


１．三位一体の神さまに順位はない
　父なる神さまが一番偉いでしょうか？　御子なるイエス様が一番偉いでしょうか？　聖霊なる神さまが一番偉いでしょうか？　しかし、三位一体の神さまに順位をつけてはいけません。ところが、私たちは無意識の中で、三位一体の神さまのどちらかに偏っていることは事実です。


２．三位一体の神さまに順位をつけようとする人間
　異端は三位一体の神さまに差をつけようとします。イエス様は神の子だから、神さまから生まれたのだから、神さまよりは偉くないと言います。また、今の時代は聖霊様を強調しますが、イエス様中心ではなく、聖霊さまのお働きばかり強調することはよくないことです。


３．イエス・キリストのお働きを強調する聖書
　使徒信条の内容はほとんど、イエス・キリストに関することです。聖書もイエス・キリストの十字架の働きを中心に強調しています。

（１）父なる神さまとイエス様
　父なる神さまがイエス様にいっさいの権威を授けられました。
マタイ２８：１８　「イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。」

（２）イエス様と聖霊なる神さま
　イエス様の働きを引き続き行うのが聖霊様の一番重要な働きです。
１６：１４　「御霊はわたしに栄光を得させるであろう。わたしのものを受けて、それをあなたがたに知らせるからである。」


４．聖書がイエス・キリストの働きを強調する理由
　聖書がイエス様中心に三位一体の神さまを説明している理由は三位一体の神さまの存在を一番明確に表れたのがイエス様だからです。人間はイエス様を通して神の存在を一番明確に認識できました。人間はイエス様を通してのみ、三位一体の神さまを正しく認識できたからです。三位一体の神さまは地位の順位ではなく、啓示された順番です。

　 三位一体の神さまのお働きに特徴があります。互いに従う関係です。御子は常に父なる神に従います。聖霊さまは御子の栄光のために働き、常に御子を表します。このように三位一体の神さまが互いに従う関係の中に真の愛があります。



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