2016年4月24日

ヨブ記　2章11〜13節

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 人生を支える四つの柱（4）：友達 ＞


　東京教会の今年の伝道対象は友達です。伝道する前にまず、私の友達は何人いるのかを把握しなければなりません。友達にイエス様を伝えるために、祈りの準備もしなければなりません。友達と言える人がいない方はこれから新しい友達を作らなければなりません。私達の人生を支えている最後の柱は友達です。さて、ヨブには本当に親友と言える人が三人いました。ヨブ記の内容のほとんどはこの三人の友達とヨブの会話です。


１．お見舞いに来たヨブの友達
　ヨブ記にはヨブの友達が３人います。３人の友達はヨブが財産を失ったこと、家族も失ったこと、健康も悪くなったことを聞いて、可哀想に思って、慰めるために来ました。（１１節参照）　この３人が住んでいる地域はヨブが住んでいるところから離れていました。三人とも全部、地名が違います。しかし、ヨブが大変になっていることを聞いて、互いに連絡を取り合って、何とかヨブを慰めようとしてきました。ヨブの災難に彼らも同席して、一週間も一緒に悲しんでいました。良い友達は悲しい時、共に悲しみ、喜びの時、共に喜びます。（ローマ１２：１５参照）


２．ヨブを苦しめる友達
　7日が過ぎてからヨブがやっと口を開きました。ヨブは親しい友達だからこそ、心の苦しみ、体の痛みなど色々のことを嘆きました。一番親しい友達には何でも心のままのことを話せます。ヨブには愚痴を聞いてくれる奥さんもそばにはいないので、親しい友達だからこそ嘆きました。ところが、これを聞いた友達はヨブを慰めるところか、ヨブが言ったことを一つ一つ反論しました。本当に慰めるために来たのかと思うくらい猛攻撃をしました。3人の友達は、最初は慰めましたが、その後はヨブが災いを受けた原因を探しているようです。昔も今も災いの原因は罪だと簡単に決めつけてしまう傾向があります。ヨブを早めに悔い改めさせるのが友としてやるべきことだと考えたようです。しかし、ヨブは友達によって慰められるところか、心の深い傷を受けました。神が来られ、和解させてくださらなかったらヨブと３人の友人関係は壊れてしまったでしょう。


３．人生を支えてくれる本当の友
　ヨブの友達は本当に良き友でしたが、一番必要な時には何も役に立ちませんでした。ヨブの友は親しい関係でしたが、ヨブの心にあるすべてを知ることは出来ませんでした。ヨブの友は親しい関係でしたが、ヨブの痛みを代わりに背負うことは出来ませんでした。本当に良き友は私の代わりに死んでくれる人です。

　私たちには本当に良き友は一人います。イエス様です。イエス様は友である私たちのために代わりに死んでくださいました。（ヨハネ１５：１３−１５参照。）　この世の友は私から離れることがありますが、イエス様は私達から離れることはありません。イエス様は私たちのところに最後まで残る友です。


　この世の財産、家族、健康、友達は増える時期と減る時期があります。増えていく、良くなっていく前半と減っていく、悪くなる後半があります。最後は全部無くなってゼロになることは皆よく知っています。しかし、認めたくないです。イエス様を信じる人はこれらの四つの柱を信じて生きる人ではありません。 私たちは天の望みを持っている人々です。これからも聖霊なる神に支えられ、守られる時間を過ごしましょう。




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