2014年3月2日
【ファミリー礼拝】

マタイによる福音書　17章5節

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　＜ 信じる者は、見る！ ＞

「「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。これに聞け」。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書17章5節）


1．３月を迎えました。今日は後でＮちゃんの洗礼式がありますけども、Ｎちゃんはイエス様を「神の御子です。私の救い主です」と信じた訳です！

　　子ども達はこども礼拝のお話を思い出して欲しいんですけども、ペテロさんもイエス様に聞かれて、正しい答えを言いましたね。

　　イエス様は弟子たちに聞きました、「人々はわたしの事を誰だと言っていますか」。
「ある人々は、バプテスマのヨハネだと言っています。他の人たちは、エリヤだとかエレミヤだと言っています。」
「では、あなたがたは　わたしを誰と言うか」。

　　そうしたらペテロさんがこう言いましたね、「あなたこそ、生ける神の子キリストです」。
「イエス様、あなたはただの偉い素晴らしい人だとか、預言者の一人とかではありません。あなたこそ神様です！　神の御子です！　救い主です！」と信じる事が出来たんですね。
　　その通りだ、あなたは幸いだよ、って言ってもらいました。


２．良かった。そうやってペテロさんはイエス様の事を「神の子です」と信じていたんだけれども、でもね、まだまだよく分かっていない部分があったんですね。

　　それでこんな事もありましたね、イエス様が「（わたしはこれから）多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえる」と言って救いのご計画を話したら、ペテロさんは「主よ、とんでもない事です。そんな事がある筈はございません」と言いました。

　　まあでもペテロさんの気持ちも分かりますね。イエス様が「わたしはこれから殺される」なんて言ったら、「とんでもない、そんな事言わないで下さいっ」て言いたくなりますよね。

　　でもイエス様は「死んでも、よみがえる」と言われた。ペテロさんはイエス様の事を「神の御子」と信じていたけれど、まさか死んで蘇るなんて、そんな事まで出来るなんて分からなかった！

　　だからね、私たちもそうなんです。私たちもイエス様の事を「神の御子です。救い主です」と信じます。それでいいんです。救われて天国に行けます。でも、イエス様が神の御子である、という事のスゴさ、素晴らしさ、また深いお考え、ご計画を、まだまだ分かっていない。少ししか知らない。　だから「なんでイエス様、とんでもない」なんて言っちゃう事があるかも知れません。

　　でも大丈夫です。それはこれからイエス様が教えてくれるんですね！　イエス様を信じて、そしてそれからもずっとイエス様を信じ続けて、イエス様についていくと、イエス様がね、イエス様の素晴らしさを教えてくれるんです！


３．さあ、この6日後、イエス様はペテロとヤコブとヨハネの３人を連れて、高い山に登られました。どれくらい高い山か分かりませんが、結構しんどかったと思います。 イエス様の後に着いていくのも結構大変です。勿論、一緒に歩いて下さるんだけれども、時には山登りのように疲れる時もあると思います。

　　けれども、その後に素晴らしい事が待っています。高い山に登った時、なんと、
“彼らの目の前でイエスの姿が変わり、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。”　１７：２

　　イエス様の姿が急に変わった！　ちょっと光ってるぐらいじゃなく、太陽のように顔がまぶしく耀いて、来ている衣も真っ白に光った！

　　なんでしょうね、これは！　本当はこれがイエス様の本当の姿なのかも知れません！　だって神様の子どもなんだから！　いつもは、みんなと一緒に生活するために普通の人間の姿だけれど、本当は物凄くまぶしく耀く姿なのかも知れません。そのスゴイ姿を、ペテロとヤコブとヨハネさんに見せてくれたんですね！

　　何度も言いますけども、ペテロさんはイエス様が神の御子だって信じてたんですよ。信じてたけれども、まさかこんなにスゴイとは知らなかった！　だからイエス様は教えてくれたんです、「わたしは本当に神の子なんだよ、救い主なんだよ」、と。


４．更に、イエス様の右と左には、有名な、モーセさんとエリヤさんが現れた。モーセさんとエリヤさんはもうとっくの昔に天国に行ってますからね。　だからイエス様が天国から彼らを呼んで来たのかな。　それもスゴイですね。イエス様は天国とつながってるんですね。　そしてイエス様と話をしていた。実は十字架とよみがえりの話をしていた。

　　まあとにかく弟子たちはビックリして、恐れて、慌てて、ペテロさんなんかは「え、あ、あの･･･よかったらここに小屋を三つ建てましょうか･･･」と言いました。 ペテロさんが慌てて喋っていると、天から父なる神様の声がしました、
“「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。これに聞け」。”

　　まるで、「ペテロよ、慌ててしゃべらなくていい。慌てて物を言わなくてもいい。ただ、この子に聞きなさい。わたしの愛する息子である、このイエスに聞きなさい」と言っておられるようです。

　　そして、モーセさんとエリヤさんはもういなくなって、イエス様だけが一緒におられました。
「もはや誰も見えず、ただイエスだけが、自分たちと一緒におられた。」（マルコ９：８）


５．実は私たちも、イエス様が天から再び来られる時（再臨の時）は、まさにこのお姿が見れるんですけども、でも今すぐはこんなイエス様の光り輝く姿は見れないでしょう。

　　けれども、イエス様を信じて、洗礼を受けて、ずっとイエス様を信じて生きていくと、イエス様が私たちに、イエス様のスゴサ、素晴らしさを、もっともっと教えて下さる、体験させて下さるんですね！

　　だからみんなも、まずイエス様を神の子と信じて、洗礼を受けて、そしていつも一緒にいて下さるイエス様の素晴らしさを見せてもらいましょう！

“「これはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である。これに聞け」。”



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