2014年2月23日

イザヤ書　59章16〜21節

　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　＜ 誰と契約を結ぶのか ＞

「主は言われる、「わたしが彼らと立てる契約はこれである。
　あなたの上にあるわが霊、あなたの口においたわが言葉は、
　今から後とこしえに、あなたの口から、あなたの子らの口から、
　あなたの子らの子の口から離れる事はない」と。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イザヤ書　59章21節）


１．今日は＜誰と契約を結ぶのか＞という題ですけども、最近、私はよく契約を結ぶ事があります。例えば子どものために携帯電話を買おうとなると、契約ですよね。結構、時間がかかるし、早口に説明されて、言われるままサインする訳です。

　　契約するというのはドキドキするというか、相手を信用しないと出来ないですよね。本当に恐い時代、人を騙す時代ですから。まあ、まさかにソフトバンクがいちいち不正はしないだろうと信用するから契約する訳ですけども。

　　そして今度、鎌倉では今までのように教会の中に住まわせてもらうのではなく、近くの小さなマンションに住む事になるんですけども、それもまさに契約。私も初めての事なのでドキドキしながら、契約書とか色んな書類を用意しました。また何回も名前書いて、ハンコ押して。とにかく、契約というのは信用しないと出来ないですよね。


２．さて、真の神様も「契約」の神です。私たち人間一人一人と契約を結びたい。そうなんですね。実は神様を信じる、という事は、なんとなく信じる訳ではないのです。契約をしっかり結ぶような事なんです！　今言ったようにこの世の色んな契約でも、何回も名前書いたり、サインしたり、ハンコ押したりして、確実に契約を結ぶ訳です。なんとなく結ぶ契約なんてない訳です。

　　神様を信じるというのも、なんとなく信じるんではない、適当にいい加減に神様と結びつくんではない、しっかりと契約を結ぶ訳です！　天国にはちゃんと「小羊の書」という契約書がちゃんとあるんですから。だから、洗礼を受けるというのは、天国の契約書にサインするような事だと思います。

　　さあ、そこで契約を結ぶ際に、間に立つ人、仲介者がいる訳です。私もマンションの持ち主さんと直接、契約する訳ではない。仲介業者が間に入っている訳です。私たちが神様と契約を結ぶ場合でも、間に立つ存在が必要です。

　　もし神様と直接に契約を結ぶとしたら、どうでしょう。相手が大きすぎますし、「神様」と言ったって、どういう神様か分からない。下手に間違って、偶像とか、本当の神様じゃないものと契約しちゃったり、悪魔と契約しちゃったら大変です。

　　きっと多くの人は、神様を信じたいと思ってるんではないだろうか。少なくともすがりたいと思っている。けれども、ちゃんと手引きをしてくれる存在、本当の神様と自分を引き合わせ、結びつけてくれる存在が必要です。


３．父なる神様は、その神と人間の間に立つ仲介者を求めたけれども、人間の中にはそれが出来る存在はいなかった。

１６節、“主は人のないのを見られ、仲に立つ者のないのをあやしまれた。”
新改訳では「とりなす者のいないのに驚かれた。」

　　つまり、それ程に人間は皆、罪がある、実際に、現実的に心に罪の無いきよい者は一人もいない。だから神と人との間に立てる仲介者はひとりもいない。

１６節後半“それゆえ、ご自分のかいなをもって、勝利を得、その義をもって、おのれをささえられた。”　意味が分かりにくい時は新改訳聖書と合わせて読むといいです。新改訳だと「そこで、ご自分の御腕で 救い をもたらし、」

　　これはどういう事かというと、人間の中には仲介者になれる人間がいないので、ご自分の腕の中にいた、ふところにいた一人子、つまりイエス様を、神と人との間に立つ仲介者とされた、という事です！

　　つまり、この宇宙を造られた大きな偉大な真の神様と、私たち人間が契約を結ぶために、間に立ってくれるのは、神の御子・救い主イエス様しかいないのです！


４．さあ、この仲介者イエス様は、父なる神様と個人的に契約を結ぶ者を、世界中から探しています、求めています。前にも言いましたが、このイエス様による救いの知らせ、契約の募集は、基本的に西方向で伝えられていきました。

　　パウロさん達が伝道の旅をした時も、エルサレムから始まって、西へ、更に遠くの西へと伝えられていって、ローマにまで伝えられました。そして西ヨーロッパ、イギリス、アメリカ、アジア・・・と伝わってきて、やがて間もなく聖書の舞台である中近東の地域に戻って来る、つまり救いの知らせが世界を一周する訳です。

１９節を読んでみましょう、
“こうして、人々は西の方から主の名を恐れ、日の出る方からその栄光を恐れる。”

　　まるで太陽みたいです。太陽というのは東から昇って、西へ西へと向かっていく。（勿論、実際に動いてるのは地球の方ですけども。）太陽が東から西に向かって世界中を光で明るく照らし、温めていくように、イエス様の仲介による救いの知らせは世界中に伝えられている。その力、勢いは川がブァーっと流れるみたいだと。１９節後半、
“主は、せき止めた川を、そのいぶきで押し流すように、来られるからである。”


５．そして世界を一周して、最後は出発点であるエルサレムに戻ってきます。２０節、
“主は言われる、「主は、あがなう者としてシオン（エルサレムの旧称）に来たり、ヤコブ（イスラエル）のうちの、とがを離れる者に至る」と。”

　　最後にユダヤ人の多くが悔い改める。　マタイ２４：１４にこうあります、
“そしてこの御国の福音は、すべての民に対して証しをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。”

　　ですから皆さん、いつも言いますように、本当にもう大分、近づいているんですよね。もう地球の時計の針が一周するんです。イエス様は来られる！　真の神様と契約を結ぶ人、世界中に募集を呼びかけている、「神の国に住まいがたくさんあります。天国のマンションに入居しませんか？　契約を結びませんか？」　そろそろ募集期限が来ます。


６．２１節、“主は言われる、「わたしが彼らと立てる契約はこれである。あなたの上にあるわが霊、あなたの口においたわが言葉は、今から後とこしえに、あなたの口から、あなたの子らの口から、あなたの子らの子の口から離れる事はない」と。”

　　仲介者である救い主イエス様を信じた人には、その契約が確かである保障として、聖書の御言の約束と、聖霊が与えられます！

　　契約がいい加減だったら困ります。だから聖書の御言という契約書がある訳です。文字で、言葉でちゃんと書いてある。 例えばヨハネ３:１６“御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。”

　　皆さん、イエス様を信じた時の御言、ちゃんと覚えておいて下さいね。約束の言葉、保障の言葉ですから。


７．この世に色んな契約がありますが、勿論この世でのしばらくのものです。永遠の契約ではありません。一番、大事な契約は、イエス様を通じた父なる神様との契約です！　ハッキリと契約を結びましたか？ 　一度契約を結んだなら、それはとこしえの約束、保障です！　やがてイエス様は迎えに来られます。御言の約束を握って、確信を持って、準備を整えて、待ち望みましょう！



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