2013年12月1日礼拝

2013年12月1日
【ファミリー礼拝】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜新しい力を得る！＞

「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．今日から１２月ですね。そしてアドベントに入りました。なんか嬉しいですね。皆さん今年もここまでよく頑張りましたね。

　　さて毎年説明しますが「アドベント」というのはクリスマスを待ち望む時期の事です。「クリスマスを待ち望む」っていうのは、つまり「イエス様を待ち望む」っていう事です。

　　でもね「イエス様を待ち望む」っていっても、色んな意味があると思います。例えばＭちゃんだったら、今度クリスマスに洗礼を受けますから、「イエス様、早くクリスマスが来て、洗礼を受けて、正式に神の子どもにして下さい！」って楽しみに待ち望んでいるかも知れません。

　　また、この世の最後の時には、イエス様が私たちを迎えに来て、天国に入れて下さるんですね。「イエス様、早く迎えに来て下さい！」って待ち望む意味もあります。

　　そしてもう一つは、苦しんでいる時、悩んでいる時、疲れきって倒れている時とかに、「イエス様、助けて下さいっ」って言って、イエス様が助けて下さるのを待ち望む！そういう待ち望む、もあると思います。

２．ところで皆さん、大人でも子どもでも、疲れてる人いませんか？　「私は最近とても疲れています。ヘトヘト、クタクタです」っていう人。結構いると思います。今、世界中の人が疲れてるんじゃないかな、少なくとも日本中の人が疲れてるんじゃないかな、と思います。

　　大人だったら、仕事で。　お母さんだったら、子育てや、おじいちゃんおばあちゃんのお世話。子どもだったら、勉強や、塾や、たくさんの習い事。遊んでる暇もほっとする暇もありませんね。家族でゆっくりする時間もない。　そして、大人でも子どもでも、みんな人間関係で疲れてるんですね。

　　改めてつくづく思うんですけど、人間って大人も子どもも疲れやすいんですね。これは皆よく知っておいて下さい。人間は疲れるんです！　無敵のスーパーマンじゃないんです！　人間はとても弱いんですね。人生の嵐に会ったり、あるいは頑張り過ぎ、無理し過ぎがずーっと続くと折れてしまう。「体」も、「頭」も、そして「心」も疲れやすい。必要なのは、栄養、休養、そし神様です。

３．今日の聖書の箇所の一つ前に、ハッキリとこう書いてあります、
“年若い者も弱り、かつ疲れ、壮年の者も疲れはてて倒れる。”３０節　これが人間。
　　ところが神様は違う、
“主はとこしえの神、地の果ての創造者であって、弱ることなく、また疲れることなく、その知恵ははかりがたい”２８節。

　　神様は疲れない。当たり前ですね。でも人間は神様ではないんです。
　　そしてこう書いてあります、
“弱った者には力を与え、勢いのない者には強さを増し加えられる。”２９節
すばらしい約束ですね。神様が弱った者には力を与えてくれる、元気を与えてくれる！

４．じゃあどういう人に力を与えて下さるかと言うと、
“しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしの様に翼をはって、のぼる事ができる。”
「主を待ち望む者」。父なる神様に、イエス様に求める人！　祈る人！　期待する人！

　　私、先週ものすごく「心」が疲れた時があったんです。金曜日。詳しくは言いませんけど、もう心が疲れた。私も家の中ではお父さんです。男は一人だけ。一番頑張らないといけない。家族をしっかり支えないといけない。けれどもね、もう疲れたと思って。もう無理。もう限界。男でも、壮年の者でも泣きたくなるんですね。「早くイエス様、天国から迎えに来てくれないかな」と思いました。でも、今日のこのお話の準備もしないといけませんでした。

　　それで正直に、ありのままにお祈りしました、「はー、もうイエス様しんどいです。疲れました。でも力を与えて下さい。平安を与えて下さい・・・」と。そうして今日のお話の準備をしようと思ったら、今日の聖書の箇所が“主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼる事ができる。”っていう御言だったでしょ。お話の準備をしながら、「そうだそうだ。神様が力を与えてくれるんだ！」と思いながら、だんだんと心に力が湧いてきました！　心がちょっとずつ元気になってきたんです！

　　“主を待ち望む者は　新たなる力を得”ってあるように、力なくってエネルギー切れになっても、「イエス様、助けて下さいっ」て祈って。そしてスグではないですよ、だんだんです。だから待たないといけない、待ち望むんです。祈って、慌てないで、静かに待ち望んで。そうしたら、また新しい力を、元気を、与えて下さるんです！

５．そしてここに“わしのように翼をはって”って書いてあるでしょ。ワシは鳥の王様とも言われます。　ワシはとても力強く飛びます。しかも物凄く空高く飛びます。

　　なんでかって言うと、翼が大きいですね。この翼をそんなにバタバタしません。スズメじゃないんだから。どうやって空高く飛べるか。それは上昇気流に乗るそうです。ワシは翼を大きく広げて、この上昇気流に乗っかって、高―い空に上れるんだそうです。

　　つまり、これを私達に当てはめると、私達はスズメみたいに自分の力でバタバタと上に上がろうとするんじゃなくて、神様の風に乗って、またイエス様の恵みを受けて、イエス様の力を両手で受けとめて、それで上に押し上げてもらうんですね！
“しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしの様に翼をはって、のぼる事ができる。”

６．エリヤさんもそうでした。聖書に出てくる信仰の立派な人でも、頑張り過ぎると死にたくなる程に疲れ果ててしまうんです。エリヤさんはバアルの予言者４５０人と戦い、更に命を狙う魔女みたいな女もいたので、もう疲れ果ててしまいました。（列王上１９章）
「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください。」

　　その疲れたエリヤさんに神様が与えて下さったのは、焼きたてほかほかのパンと水と、そして寝ること。　栄養と休養。これも絶対に必要ですね。でもそれだけではまだ元気になりません。最後に一番大事な、神様の言葉。神様との心のお話。　神様とお話をして、神様の言葉をもらったら、人間は本当に元気になるんです。

　　でも無理をしたら、またスグ疲れます。だから、いっつも、毎日、主を待ち望んで、毎日新しい力をもらうんです！

７．どうですか、皆さんの中で、疲れている人、あるいは「まだ大丈夫」なんて自分にウソをついて強がってる人も、人間は弱いんです。「イエス様助けて下さい！」と、いつも主を待ち望みましょう！
“しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしの様に翼をはって、のぼる事ができる。”

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