2013年10月27日礼拝

2013年10月27日

　　　　　　　　　　　　　　　　＜本当の神様は、天のお父さん＞

「はじめに神は天と地とを創造された。」
　　　　　　　　　　　　　　　　（

「神は自分のかたちに人を創造された。」
　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．今回、聖書のどこからお話をさせて頂こうかと考えましたが、やはり、まずは聖書の一番最初の所をお伝えしなければ始まらないと思いました。やっぱり何でも最初が大事。真ん中と最後も大事ですけども。聖書の一番最初は「創世記」という巻な訳ですけども、「創世記」というのは、一言で言いますならば、「全てのはじまり」が記されています。

　　何でもやはり「はじまり」を知らなければ、本当に知っている事にはならない訳です。　テレビの連続ドラマでもそうですが、まず第一話を見逃しますと、途中から見ましても、もう一つ内容が分かりません。「はじめ」を知る時に、「今」を知る事が出来ます。

　　まーテレビドラマの「第一話」を知らなくても、人生に別に支障はないでしょうけども、しかし、最大のテーマ、「人間とは何か？」人間はなぜ生まれたのか？　なぜ今、私は存在し、何のために私は生きているのか？　何が生きる目的なんだろうか？　そういう事は、「はじめ」を知らなかったら分かりません。その「はじめ」が記されてるのが創世記です。

　　父なる神様が世界中の人類に与えて下さった、この「聖書」という本は、人間にとって一番大事な事を教えてくれる教科書なんです！　　聖書っていうのは、つくづくスゴイ本です！　今、インターネットで、どうでもいい情報は幾らでも入ってくる時代ですが、いくら物知りでも、真理を知らなければ意味がない！　本をたくさん読んでいても、この一冊を知らなければ無知に等しい。本当に人間が知らなければならない事が、ここに書いてあるんです！

２．さて、その創世記には文字通り、この世界が造られた時の事が書いてあるのですが、実はこの世界が誕生する前、この宇宙が存在する前に、最初の最初っから存在しておられたお方がいたんですね。　それが「神」です！　本当の、本物の神！１章１節、「はじめに神は」。

　　人間が勝手に作った八百万の神の事ではなくて、実在する本当の神様の事です！　日本人って、信仰心が雑食なところがあります。例えば、道にあるもの何でも食べたら危険ですよね。それと同じく、何でもスグ拝んだらダメです。よく考えて下さい。

　　世の中、ウソがいっぱいあるけれども、逆に言えば、一つだけ必ず真実がある筈です！　この聖書は、正真正銘、本当の神様が最初からおられたと１行目から語っているのです！

　　その創造者である本当の神様が、１：１、“はじめに神は天と地とを創造された。”
なぜ、この宇宙が存在するのか？　また地球があるのか？　造った神様がいるからです！

　　皆さん、宇宙が偶然に出来たと思ってますか？　地球が長い時間をかけて偶然に今の形に出来上がったと思いますか？　地球一つ見ても、スゴク見事な計算で造られてる訳です。皆さんだって何か作る時、よく考えて、計算して作るでしょ？　料理でも。ましてやこの宇宙、地球、誰も造らないのに偶然に出来る訳ないんです！　そして何より、私たち人間。　誰も造らないのに偶然に出来る訳ないんです！

３．また聖書の他の箇所で、神様はご自分の事をこう自己紹介されました。「わたしは有る」というものだと。　「わたしは存在そのものである」という意味です。

　　皆さんも、今はこうして居る、存在してる。けれども、最初から居たわけじゃありませんね。ところが、今はいる。存在している。それは、なぜか。最初っから存在しておられた「神」、「有る」という存在そのものである神から、存在させられたからです！　神によって造られた、神によって生まれさせられた、神によって命を与えられたからです！！！

　　ですから、「人間とは何か」、私はなぜ生きているのか、その答え、出どころ、あなたの存在の出てきたところ、あなたの源は「真の神」なんですね！！

　　ですから、この全ての存在の元である「神様」を無視するなんてありえない話です。神を認めないって事は、自分の存在を否定するって事です。親がいるから自分は生まれたのと同じように、いくら親を否定しようとしても、無視しようとしても、親子である事実は変わらないように、あなたを存在させた、命を与えた、真の神様がおられる訳です！

４．さて、その真の神様が私たち人間を造られたんですが、いきなり最初に造りません。例えば皆さんに子どもが生まれるとしましょう。何の準備もしないで産む人は普通いないでしょう。赤ちゃんがこの世に生まれる前に、準備をする筈です。

　　私に二人、娘がおりますが、最初の子は１２月生まれでした。初めての子ども、しかも寒い冬に生まれてくる。私と妻は赤ちゃんを迎えるために、出来る限りの準備をしました。暖房がいるけど、石油ストーブでは空気が汚れるというので、電気でじんわり温かくなるオイルヒータを借りました。また他にも、赤ちゃんベッドもいるし、赤ちゃん布団もいるし、おしめもいるし、オモチャのガラガラもいるし、何よりミルクがいる。　初めてなのでアレコレ心配して、出来る限りの環境を整えて準備しました。

　　神様も同じです。私たち人間がそこに住んで生きていくための　最高の環境を、まず造られたのです。それが宇宙、そして地球です！

　　この１章１節から２５節まで、特に地球の自然環境をバッチリ造られていく様子が記されています。人間に必要なものを一つ一つ造られました。　まず「①光」。次に「②水」。　海ばっかりじゃ生きられませんから、「③陸・大地」。そして、次にあらゆる「植物・花・果物」。「④太陽、月、星」。そして色んな生き物。「⑤鳥類」。「魚類」。そして「⑥動物」。

５．そして、最後に「人間」を造られました。１：２６～２８。　
“神は　自分のかたちに　人を創造された。”２７節
“われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、・・・”
神様は人間を他の生きものと違って、特別に造られました！　何が特別かと言うと、「神様のかたち」に造られた。　別の言い方で言うと、神様に似せて造られてるっていう事です！

　　人間は最初から特別な存在として造られたんです！サルから進化した訳じゃありません。皆さん、進化論を科学的真実だと思い込まされてるかも知れませんが、進化論は全く科学ではないのです。一つの仮説であって科学的証拠は何も発見されていません。ＳＦと言ってもいいでしょう。ダーウィン自身が「おかしいなあ、証拠になる化石が出てこないなあ」と言ってるんですから。サルはサル、人間は人間、全く別のものです。冷静に考えれば誰でも分かる筈です。人間は本当に騙されやすいのです。　真理を求めて下さい。

“神は　自分のかたちに　人を創造された。”２７節
人間でも親子って似てますよね。親子が似てるみたいに、人間は神様に似ている。て事はどういう事かって言うと、神様は人間を、自分の子どものように思って、愛して、特別に造られた、という事です！　そして「神様に似てる」という事はどこが似てるかと言うと、「心」があるという事です。正確に言うと「霊」があるという事です！

　　２：７を見ると、どうやって造られたかが書いてあります。
“主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。　そこで人は生きた者となった。」　人間は、神様の命の息、霊を吹き入れられて造られたんです！

　　色んな動物がいるけど、神様にお祈りする動物はいませんね。動物は可愛いけれども、言葉を交わして心の交わりをする事は出来ません。神様に祈る心があるのは人間だけ！　人間だけは、神様の事を考えることが出来る、神様に祈って、お話が出来るように造られてるんですね！　つまり、神様は人間を親子のように、神様と人間と心の交わり、言葉のやり取り、愛情のやり取りを出来る存在として、造られたのです！

　　人間は何のために造られたのか、それは親子のように、神様に愛されるために造られたのです！　そして、また人間も、神様を愛するために造られたのです！

　　たとえば夫婦が結婚すると、やがて赤ちゃんが欲しいと思うようになるでしょう。なぜ赤ちゃんを欲しいと思うんですか？　愛したいから、可愛がりたいからですよね。同じように、真の神様はなぜ私たち人間を造られたのか、それは愛するためです！　皆さん一人一人そうです！　なぜ、あなたが存在しているのか、それは造り主なる、神様に愛されるために造られたのです！

　　誰も要らないものをわざわざ造ったりはしません！　必要だからこそ、いてほしいからこそ、存在して欲しいからこそ、生み、造られたのです！　要らない人は一人もいません。

６．そして、1章の最後、３１節をご覧下さい。
“神が造ったすべてのものを見られたところ、それは、はなはだ良かった。”
非常に（感動的に）素晴らしかった、という事です！

　　あなたという存在自体は、神様にとって、はなはだ素晴らしい存在、一人一人が神様にとってかけがえの無い大事な存在なのです！　もしかしたら、あなたは自分で自分の事をつまらない存在だと思っているかも知れません。あるいは周りの誰かが、「お前なんか、価値がない。役立たずだ。お前なんかいらない」と言ったとしても、そんなの関係ありません。あなたの本当の価値を知っているのは、あなたを造られた方だけです！

　　あなたを造られたのは、創造者なる真の神様です！　しかも、神のかたちに造られ、神様が最高の愛情を注いで造られた最高傑作なのです！　だから、あなたには価値があるのです！　あなたは愛されるために造られたのです！！！　２７節。　３１節。

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