2013年10月6日礼拝

2013年10月6日
【ファミリー礼拝】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ダニエルの決心＞

「ダニエルは･･･自分を汚すまいと、心に思い定めた」
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１．今日はダニエルさんの話なんですけども、ダニエルさんは今まで住んでいたイスラエルの国を遠く離れた、バビロンという国に連れて行かれてしまったんです。それはなぜかと言うと、イスラエルの国があまりにも神様を悲しませる罪が大きくなったので、神様がバビロンという強い国を使って、イスラエルの国を一旦滅ぼされたんですね。残念ですけども、それでイスラエルの多くの人々はバビロンに連れて行かれてしまったんです。

　　その中でも特に、優秀な頭のいい若者は、王様の近くで働かせるために、教育して育てられる事になったんです。その中に、ダニエルさん、ハナニヤさん、ミシャエルさん、アザリヤさんという、4人の若者がいました。

　　ダニエルさん達は勿論、ドキドキ心配で不安だったと思います。知らない国に連れて行かれちゃうんですから。でも何が大変といって、バビロンの国は本当の神様を信じません。たくさんの偶像の神様を信じ、占いもよく行っていました。ですからダニエルさん達の一番の心配は、本当の神様ではない「偶像を拝め」とか、「王様を拝め」と言われて、心が汚されること！　神様への純粋な信仰が汚される事でした！

　　だからきっと連れて行かれる時から、「自分を汚すまいと、心に思い定めた」、硬く決心したと思います。もし万が一、殺されそうになっても、「自分の信仰を汚すまい」と決めた！　それくらいダニエルさん達にとって、神様を信じる心が一番大事だったんですね！

　　ダニエルさん達は名前も変えられちゃうんです。着ている服も変えられたでしょうね。言葉も「これからはバビロン語を話しなさい。イスラエルの言葉は使ってはいけません」って言われたでしょう。でも「何を変えられても、私の神様を信じる心、従う気持ちは変えられないぞ！」と決心したのです。これは、かなり固い、強い決心だったと思います。決心っていうのは、固くないと意味がありません。　スグゆずったり曲げてはダメ。

２．さあ早速、誘惑がありました。バビロンに連れられていった最初、なんとダニエルさん達はバビロンの王様と同じ豪華な食事、ごちそうを食べてよいと言われました。スゴイですね。捕虜ですから奴隷のような立場なのに、スゴイ豪華な扱い。おいしそうなお肉もたくさんありました。

　　でもそれは偶像の神に供えられた汚れたお肉だったり、神様から食べてはいけない、と言われている動物だったりしました。（ブタとか）皆さんだったら、どうですか？　神様から食べてはいけない、と言われているものでも、おいしそうだったり、食べろと言われたら食べちゃうんじゃないでしょうか？

　　どうですか、皆さん、何か欲しいものがあったら、あるいはしたい事があったら、神様が悲しむか、神様が嫌がるか、なんて考えもせず、スグに手を出しちゃうじゃないでしょうか？　「だって食べたかったんだもん」とか「だってそうしたかったんだもん」って。

　　けれども、ダニエルさんはもう固い決心で決めていました、
“ダニエルは王の食物と、王の飲む酒とをもって、自分を汚すまいと、心に思い定めたので、自分を汚させることのないように、宦官の長に求めた。”８節。

　　それで肉とお酒は要らないから、野菜とお水だけください、と伝えました。そう言うと、宦官の長（お世話係）は心配します。「野菜と水だけで、もしあなたがたの健康状態が悪いと、お世話係の私が王様から怒られるのです。下手すれば殺されるかも知れません。」

　　けれどもダニエルはこう言いました、「10日間、試してください。･･･それで顔色を比べてください。」　その結果、ダニエルさん達の方が元気で顔色が良かったんですね。

　　この後、ダニエルさん達はこのバビロンの国にあって、とても役に立つというか、神様のお役に立つんですね。　なぜでしょう？　それは、ダニエルさん達が自分の心を汚すまいと決心していたから、いつも心がキレイだったからです。コップでお水を飲もうと思ったら、コップがキレイじゃないと飲めませんね。もし汚れていたら、まず先によく洗わないと使えません。

　　ダニエルさん達が、なぜこの後、神様のお役に立ったかと言うと、自分を神様の前に「汚すまい」と、いつも気をつけていたからです！　勿論、ダニエルさん達も時には小さな罪を犯してしまう事もあったかも知れません。でもね、ダニエルさん達は毎日お祈りしていました。だから、もし罪を犯してしまっても「神様、ゆるして下さい」って祈っていたはずです。

３．さて皆さん、この世の中には、罪、悪、汚れがいーっぱい溢れてるんです！　この世の中を生きていくのに、心を汚さないっていう事は、本当に大変な事だと思うんです！ダニエルさん達も大変だった、だって「バビロン」っていうのは「罪」の代名詞みたいなもんですから。バビロンに住んでるのに、心を汚さない、信仰を汚さないって、スゴイ事です！

　　私たちが住んでいる世の中も、バビロンみたいなもんです。罪がいっぱいです。私たちの心を汚す、どんな罪があるでしょうか？
（１）偶像礼拝や、占いの罪。そこら中にありますね。（それは悪魔と親しくなる事です。）
（２）盗みの罪。万引き。誘われても「ボクはやらないよ。心を汚したくないから」って言って下さい。
（３）イジメ。子どもでも大人でも。人を自殺に追いやってしまいます。
（４）性的な罪。出会い系サイトなどで、体だけの関係を持つとか。

５．その他にも色んな、心を汚す罪が世の中にはたくさんあります。私たちはイエス様を信じると、罪が赦されて、心がキレイにされて、神様の子どもにしてもらえます。でも、その後もせっかくキレイにしてもらったのだから、心を汚すまいと、固い決心をしながら、毎日生きていかねばなりません。汚れて当たり前、こんな世の中だから汚れても当たり前なんて、決して思ってはダメです。ダニエルのように決心しましょう。　そして毎日、一歩一歩、気をつけながら歩きましょう！
“自分を汚すまいと、心に思い定めた”８節

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