2013年7月7日礼拝

2013年7月7日
【ファミリー礼拝】

使徒行伝

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜真っ暗な中でも、心に光＞

「真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌い続けた」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（
「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．今日はファミリー礼拝です。子ども礼拝では今、聖書の「使徒行伝」のお話を聞いていますね。「使徒行伝」ていうのは、イエス様のお弟子さん達が、大勢の人にイエス様による救いの事を伝えていった、伝道して行った、その様子が書いてあるんですね。

　　日本なんて、イエス様がおられた場所からすると、こーんなに離れてるんです。こーんなに離れてるけど、この時のお弟子さん達もそうだし、宣教師さん達が、どんどん遠くにまで、イエス様の事を伝えてくれたお陰で、日本にいる私たちも、救い主イエス様の事を知る事が出来たんですね！

２．そうやって最初の頃、特にイエス様の事をどんどん伝えていったのが、パウロさんですね。サウロさんは前はイエス様を信じる人を迫害してたんですね。イエス様とクリスチャンを憎んでいた。けれども、イエス様と出会って、その光に打たれて、イエス様を信じて、今度はイエス様を伝える人に全く生まれ変わったんですね。

　　そのパウロさんはある時、シラスさんという弟子と一緒に、マケドニヤという町に舟で行って、イエス様を伝えていました。ところがそこに、悪霊にとりつかれた占いをする女の人がいました。皆さん、今でも占いをする人って町にいっぱいいるでしょう。手相占いとか、星占いとか。「あなたの人生はこれからこうなるでしょう…」とか。当るか当らないか別として、結局そういうのは、本当の神様じゃない、別の誰かの力を借りちゃってるっていう事です。　つまりそれは、悪魔の力を借りちゃってるっていう事です！

　　だから皆さん、占いなんて絶対にしてはダメです！　それは悪魔と仲良くしちゃう事だから！　悪魔と仲良くしたら、最後、仲良く地獄にまで連れて行かれちゃうんですから！

　　さあ、この占いの女の人も悪霊にとりつかれていました。そしてパウロさん達の後からくっついてきて、「この人たちは神の僕で、救いの道を伝える人たちよー」と、大きな声で叫び続けたんです。せっかくイエス様の事を人に伝えてるのに、大きな声で邪魔されたら困りますね。

　　それでパウロさんはこの女の人に向かって･･･というより、この人にとりついている悪霊に向かって、“「イエス・キリストの名によって命じる。その女から出て行け」”と言いました。そうしたら、悪霊は出て行って、この女の人は正気に戻りました。

３．ところがこの女性を雇っていた人たちが、「よくも占いが出来なくしたな。これじゃあ金儲けが出来ないじゃないかっ」と言って、パウロさんとシラスさんを捕まえて、役人に引き渡して、「こいつらは憎きユダヤ人で、この町をかき乱しています」と言いました。

　　それで二人は、背中を痛ーいムチで何度も、ビシッビシッと叩かれました。血が出たと思います。そして歩けないように「足かせ」という物を付けられて、真っ暗な牢屋の中に入れられてしまいました。

　　どうですか皆さん、もし自分だったら。何も悪い事してないのに、痛いムチを打たれて、真っ暗な牢屋に閉じ込められたら･･･。もう泣くしかないよね。「なんで俺がこんな酷い目に会わなきゃいけないんだっ！　これからいったいどうなっちゃうんだ？　不安でしょうがない。　あぁ最悪だー、もう俺の人生、真っ暗だぁー」って。

４．ところが、パウロさんとシラスさんは、その真っ暗な牢屋の中で、お祈りと賛美を歌い続けたんだって！
“真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌い続けた”２５節。

　　スゴイですね。なんででしょう？　それはね、状況は大変な事が起こって真っ暗なんだけど、パウロさんたちの心の中に「光」があったからですね！　この「光」は、心の中にいて下さるイエス様の「光」！　イエス様を信じる「光」！　イエス様を信じているから、どんなに周りは真っ暗な状態の中でも、心の中には「光」があるんですね！！！

　　パウロさん達はこう思ったかも知れません。
（１）「イエス様は私たちのために、もっと苦しい、痛い十字架にかかって下さったんだ。そして死んで下さった。私たちはまだ生きてる。だから感謝しよう！」
（２）「必ずイエス様は私たちを助けて下さる。希望をもって、全てをお任せしよう。」

　　スゴイですね。どんなに大変な中でも、心の光がある！　これがイエス様を信じている素晴らしさですね！

５．牢屋の囚人達も驚いて、「こんな牢屋の中で、真っ暗で絶望のどん底みたいな牢屋の中で、賛美を歌ってる人がいる？！」と、感動して聞き入っていました。

　　その後、大きな地震が起きて、なんと牢屋の扉が全部開いてしまいました。牢屋の番をしていた人は、「うわー大変だ、みんな牢屋から逃げてしまったに違いないっ。俺はもう責任を取って自殺するしかない･･･」と思ったら、パウロさんが「死んではいけない。我々はみんな一人残らずここにいる」と言いました。「（ええ誰も逃げなかった？　この人は心に何かを持っている違いない） 先生がた、私は救われるために、何をすべきでしょうか。」と牢屋の番人が聞きました。

　　するとパウロさんが言いました、
“主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。”

　　パウロさん達の心にあったのは、正に「主イエス様を信じている光」でした！　だからこの人にも、「主イエスを信じなさい。」と言いました。そうしたら、「あなたは救われる」だけでなく、あなたの家族も救われます！

　　そしてこの番人とその家族はパウロさんからイエス様の話を聞いて、家族一緒にイエス様を信じて洗礼を受けました。
“神を信じる者となった事を、全家族と共に心から喜んだ。”（３４節）

　　この人は家族を愛していたんだと思います。自分だけ信じるんじゃなくて、家族みんなで信じよう、と。だから家族を連れてきたんだと思います。

　　どうですか皆さんは、家族みんなでイエス様を信じたいですか？　それとも他の家族はどうでもいいですか？

６．ところで、私も賛美に感動した事があるんですけども、一人は「レーナ・マリヤ」さんという人の賛美のコンサートに行った時です。この人は生まれた時から両方の手が無くて、左足も半分しか無かったんです。普通に考えたら、すごく色々大変だっただろうと思うんですけれども、子どもの頃からイエス様を信じていて、とにかく明るいんですね。そしてマリヤさんが神様に向かって歌う賛美が、ただ上手いだけじゃなくて、本当に心から神様に感謝している、生きている事を喜んでいるのが伝わるんですね！

　　正に心に「光」があるんだなあと思いました！
（岩渕まことさんも娘さんを病気で亡くされているのに天国の希望を持って歌っている。）

７． “真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけた”
“主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます。”
イエス様をしっかり信じていれば、どんなに真っ暗な状況でも、心に消えない光があります。スグに賛美を歌う気持ちにはなれないかも知れません。でも賛美もだんだん出てくると思います。賛美には信仰を強くする力もあるんです！　信じましょう！

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