礼拝メッセ−ジ
2013年6月2日
【ファミリー礼拝】

コリント人への第二の手紙　2章14節

　　　　　　　　　　　　　　　　＜ わたしたちはイエス様のかおり ＞

「神はいつでも、私たちを導いて　キリストによる勝利の行列に加え、
　至る所で　私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第二の手紙　2章14節）


１．６月に入りました。今日は毎年恒例の「花の日」です。お昼から大家さんとかご近所にお花を届けて、ご挨拶にいきます。まあ、お花でもお菓子でもいいんですけども、何かを誰かにプレゼントするっていうのは、小さくても「愛」を届けるっていう事だと思います。何かもらったら嬉しいですよね。

　　プレゼントと言えば、天の父なる神様は私たちに色んなものを下さいますけども、神様からの一番大きな、一番大切なプレゼントは何でしょうね？　そう、イエス様ですね！
（絵）イエス様は例えるなら花束です！


２．さあ、じゃあイエス様を花束に例えるなら、私たちは何かって言うと、私たちは「イエス様のかおり」なんです！

　　今日、皆さん、この礼拝堂に入ったら何かいい香りがしませんでしたか？　花の香りがした筈です。この花の香り･･･だけでは足らないので花の香水をまいておきましたけども。

　　花っていうのは良い香りがします。神様は、イエス様を信じる私たちを、イエス様の「いい香り」として用いて下さるんです。
“神はいつでも、私たちを導いて　キリストによる勝利の行列に加え、至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。”

　　“キリストによる勝利の行列に加え”、これはどういう事かって言うと、戦いに勝った時に、その行列に加えて下さる。例えばオリンピックの勝利の行列。「メダルをいっぱい取ったよー、金メダル取ったよー」と、ここに加えて下さる感じ。別に私たちがオリンピック行って、金メダルを取った訳ではないけれども、この勝利の行列に加えて下さる感じです。

　　イエス様はまさに金メダルを取ったようなものです！　私たちの代わりに、代表選手で、罪と死に打ち勝って、勝利をとられた！　その勝利の行列に、私たちも一緒に入れて下さる！　　この行進には勝利の喜びがありますね！　「俺達のイエス様が勝った！　俺達のイエス様が勝った！」という。


３．そして、私たちをその行進の中で「イエス様の香り」として用いて下さる。これをもう一つのイメージに例えると、結婚式です。結婚式の時に、花婿さんと花嫁さんが歩く時に、フラワーガールと言って、花びらをまく子どもがいますよね。

　　まさにこんな感じです。神様は、私たちをイエス様と歩く、そして花びらをまくようなイエス様のよい香りとして用いて下さるんです！

“神はいつでも、私たちを導いて　キリストによる勝利の行列に加え、至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放ってくださいます。”


４．まあでもね、例えは分かるけれども、実際に「イエス様の香りを放つ」って、どういう事でしょうね？

　　その一つの具体例が今日配った「グッドタイムズ」の一つのお証しに載っています。Ｈさんはいつも色んな事で悩んでいました。ある時、家の近くの教会から牧師先生ご夫婦がご挨拶に来られたそうです。ピンポーン。Ｈさんは「あらっ教会から来たわ。宗教なんて私は要らないわ。変な宗教かも知れないし」と思って、最初警戒していたそうです。ところが、その牧師先生ご夫婦の顔があまりにもニコニコした笑顔で、そしてニコニコしてるだけじゃなくて「何かこの人たちは心に確かな持っているなあ、揺るぎないものを持っているなあ」と感じたそうです！

　　そしてしばらくして、Ｈさんは自分から教会に行くようになったそうです。そうして、何ヶ月かして、イエス様を信じてクリスチャンになったそうです。


５．まさにこの牧師先生ご夫婦が「イエス様の香り」を放った訳です！　「イエス様の香り」っていうのは、別に香水の香りっていう事ではないんです。今、言ったように、

（１）まず「この人、心に確かなものを持ってるなあ。」
　　確かなものって何ですか。イエス様ですね。イエス様を信じる「信仰」を持っている！ そうすると、その「信じる心」が香りになるんですね！　この人は心に、花のようなイエス様を持ってる事が香りとして伝わる訳ですね！

（２）「この人、ニコニコとして、喜んでいるなあ。」
　　あんまり笑顔に自信がない人もいるかも知れませんが、顔と言うより心の喜び。それはきっと自然に伝わるでしょう。

（３）そして「この人、私のことを思ってくれてるんだなあ。」
　　その人にもイエス様の事を知って欲しい、と思ってる訳ですから、愛する思いがある。

　　こういう「信じる心」「喜び」「愛」、こういった事が「イエス様のかおり」なんですね！ いい香りが相手にそれが伝わる。

　これが逆の香り（臭い）だったら大変です。「なんだ、この人もあんまり信じてないのか」「この人もあんまり喜んでないのか」「この人、私のこと嫌いなのか」とか。


６．だから私たちには、イエス様の良い香りを放つ役割があるんですね！　私たちは、イエス様の香りなんです！

　　私たちがいい香りになるためには、さっき三つあったように、まず私たちがしっかりと、ハッキリとイエス様を信じている事です！　「あー、○○ちゃんは何か心に持ってるね。私にはない何かを持ってるね」。不思議なもんで、子どもでもやっぱり、本当に香りの様に伝わるんですね。お友達にも、学校の先生にも伝わるかも知れません。

　　そして、「いつも喜んでるね。」　「いつもお友達に優しいね。」

　　勿論、香りにも色々あると思います。バラのようにハッキリした香りがあるのもあれば、スミレのようにほのかな香りもあるでしょう。色んなタイプがあるでしょう。


７．とにかく、“神は・・・至る所で私たちを通して、キリストを知る知識のかおりを放って下さいます。”

　 　イエス様を知らない人が、お友だちとか、私たちを通して、イエス様を知るんです！　どうぞ、心にイエス様という花束をしっかり持って、信じて、イエス様の良い香りを放つ者にしてもらいましょう！！！



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