2013年4月14日礼拝

2013年4月14日

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜イエス様との心の交わり＞

「わたしたちの交わりとは、父ならびに御子イエス・キリストとの交わりの事である。
　 これを書きおくるのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるためである。」
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１．４月から新しい歩みが始まっている事と思います。うちの子も入学式がありました。自分でも思い出しますけれども、新しい環境になって、そこで友だちが出来るかどうかというのは大きいと思います。まずは出席番号のすぐ前や後ろの子と知り合いになりますよね。そして毎日会う度にどんどん仲良くなっていきますと、本当に楽しくなってきますね。　友だちがいるという事は楽しいのと、それから一人じゃないという安心があります。友だちも神様が与えて下さる恵みです。

２．さあ、それと同じようにと言うか、それ以上に、「イエス様と親友になろう！」という事が、このヨハネの第一の手紙に書いてある事なんです。

　　このヨハネさんは１２弟子の中で一番若く、いつもイエス様の側にいました。イエス様が十字架に架かられた時も。ですからヨハネさんは本当にイエス様の事を、勿論、救い主・主人として、またお兄さんのように、そして一番の親友のように思っていたと思います。

　　結論から先に言いますと、私たちは色んな友達が与えられ、そこに楽しい交わりがある訳ですけども、この神の御子イエス様を一番の友だち、人生最良の友とするならば、その人生は本当に幸いなものとなります！　勿論、友だち以上の関係ですけども。

　　一つはイエス様と友だちになれば、どんな時も一人ぼっちになりません！イエス様は「バイバイ」を言わない。どんな時も、たとえ死ぬ時も、そしてその後、天国に行く時も。

３．ヨハネさんや弟子たちはある意味、うらやましいですね。なぜなら、このイエス様を目で見て、触って、３年間、一緒に生活していたんですから。　１：１、
“初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て手で触ったもの、すなわち、いのちの言についてー”
「初めからあったもの」、イエス様は天におられた神の御子ですから、まだ宇宙が造られる前から、永遠の初めからおられた訳です。ヨハネの福音書の１章１節～でも、
“初めに言があった。言葉は神と共にあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。”　と、イエス様が父なる神様と一緒に、神の御子として、初めからおられた事が書いてあります。

　　その永遠の初めからおられた神の御子が、私たちのこの地上に、人間の姿をとって来て下さったので、2000年前の当時の弟子たちは、神の子を見る事が出来た、触れる事が出来た、また言葉を直接、聞く事が出来た。
“このいのちが現れたので、この永遠のいのちをわたしたちは見て、その証しをし、かつ、あなたがたに告げ知らせるのである。この永遠のいのちは、父と共にいましたが、今やわたしたちに現れたものであるー”

　　今は私たちはイエス様を目で見る事は出来ません。じゃあと言って、イエス・キリストなんてこの世に実在しない、空想の存在か、物語の中の存在か、と言ったらそうじゃない。現にヨハネさん達が実際によく見て、聞いて、触れた、一緒に生活した、そのイエス様の事を伝えてくれている訳ですから。

４．そしてこのイエス様と言う方は、「命」そのものでしたよ、と。　イエス様はご自分の事を “わたしはよみがえりであり、命である。”また“わたしは道であり、真理であり、命である。”と言われました。ですからイエス様が私たちの「命の源」。出どころ。

　　ですから「泉」のように尽きること無く溢れてくる「永遠の命」であるイエス様につながっていれば、人間は命を豊かに持つようになる訳です！　「永遠の命」であるイエス様と一緒にいる訳ですから。電気に例えるなら、コンセントをつなげば電気がつく様に。

　　で、なぜヨハネさんはこのイエス様の事を、こうやって手紙に残して私たちにも知らせようとするのか？　それは３節、
“すなわち、わたしたちが見たもの、聞いたものをあなたがたにも告げ知らせる。それは、あなたがたも、わたしたちの交わりにあずかるようになるためである。”

　　ヨハネさん達はイエス様との豊かな命の交わりの中にいる。けれどもヨハネさん達だけでなく、あなたがたにも、このイエス様との心の交わりの中に入ってもらいたいのだ！と。
“わたしたちの交わりとは、父ならびに御子イエス・キリストとの交わりの事である。これを書きおくるのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるためである。”　４節

　　父なる神様と、そして御子イエス様との交わりの中に入ると、喜びが満ち溢れる！普通の友だち同士でも、その交わりは楽しいですよね。一緒にお茶飲んだり、おしゃべりしたり、遊んだり。ましてやそれ以上に、イエス様との交わりは、喜びが溢れてくる！

５．まあでもそう言うと「目に見えないイエス様とどうやって交わるんですか？　どうやって親友みたいに仲良くなるんですか？」と思われると思います。そりゃそう思いますよね。一言で言うなら、だんだん仲良くなっていくんですね！

　　友だちでもそうでしょう。一番最初は「初めまして」から始まり、最初は名前しか分からないけれども、話している内に少しずつ分かってきて、色んな事を一緒にしたり、行動を共にするうちに、更によく分かって親しくなっていく。

　　私も最初からイエス様と親しかった訳でもない、交わりが深かった訳でもない、困った時の神頼みぐらいはするけれども。そんなに信頼関係があった訳でもない、いつもイエス様の事を考えていた訳でもない。

　　けれども、最初にイエス様を心に信じ受入れるきっかけがあって、その後も大きな節目、節目はありますけども、とにかく人生いろんな事があり、そういう所をイエス様と一緒に歩いていく、そういう一日一日、一年一年の積み重ねによって、イエス様との交わりと信頼関係が、自然と親しくなっていった。そういう事だと思うんですね。ですから3～４節の言葉は、急に一朝一夕になるというよりも、最初はイエス様との「初めまして」から始まり、そしてだんだん深まってくる、喜びが深まってくるんだと思います！

６．今日の題に＜イエス様との心の交わり＞とつけました。日々の積み重ねだとは言っても、それでも目に見えないイエス様とどうやって交わるのか、まだやっぱり分からないと言われるかも知れません。

　　しかし人と人との交わりの場合でも、どこで交わりをするかと言ったら、「心」と「心」で交わりをする訳ですよね。勿論、相手が目の前にいる時は相手を見ながら話をする。でも相手の顔と話をしてるのかと言うと、そうではない。心と話してる訳です。ですから、相手が近くにいなくても、姿が見えなくても、電話で話す事も出来る。また電話じゃなくても、声が聞こえなくても、メールや手紙でやり取りが出来る。

　　つまり相手の姿が見えなくても、離れていても、場所を越え、また時間さえも越えて、心の交わりが出来る訳ですよね！

　　これはイエス様とも同じです！　相手の姿が見えなくても、父なる神様、またイエス様は、私たちにこの聖書という手紙・メールを送って下さっています。私たちはこれを読む事が出来る。つまり、イエス様の姿が見えなくても、心の交わりは全然出来る訳ですよね！

　　ですから、実は全然、不思議な事ではないんです！　そりゃイエス様が全くいないなら、空想上の存在なら、心と心のやり取りは出来ません。だって心も何もないんだから。けれども、心があるなら、目に見えなくても、ちゃんとキャッチボールが出来るんです！

　　不思議ですね、心って！　目に見えないけど、確かにある。魂とか、霊と言ってもいいでしょう。　だからイエス様と心の深い交わりをし、信頼と愛情が深まり、喜びが満ち溢れるっていう事は、ちっとも不思議な事ではないんですね！

７．どうぞ、まだイエス様との交わりが始まっていないという人は、まずイエス様を信じてスタートを切って下さい。　既に始まっている人は、いよいよ一日一日、深まっていきますように。喜びが満ちあふれる程に！

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