2012年8月5日礼拝

2012年8月5日
【ファミリー礼拝】

民数記

　　　　　　　　　　　　　　　　＜信じて、勇気を出して、前進！＞

「主がわたしたちと共におられますから、彼らを恐れてはなりません。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．８月ですね。夏休みはいつもと違う色んな事がありますね。教会のキャンプもあるし、おじいちゃん・おばあちゃんの家に泊まりに行ったり、また遠くにお出かけしたり。そういう時に、いつもと違ってドキドキハラハラするような事があるかも知れません。例えば、知らない町で迷子になるかも知れない！　もし迷子になったら、皆だったらどうしますか？　電話も出来ない。携帯持ってない。住所も分からない。そういう時は、神様にお祈りするんです！「神様、どうか家に帰れるようにして下さい。」って。

　　色んな困った事が子どもでも大人でもあると思います。その時に、神様を信じて、神様がきっと助けてくれると信じて、お祈りするんです！　そのために、毎週教会に来て、聖書のお話を聞いてるんですからね。神様を信じるために聞いてるんです！　いくら聖書の話を聞いても、信じなければ何の意味も無いんですよ。

２．さあ、子ども礼拝では、７月はずっとモーセさんのお話を聞きましたね。エジプトでずっと奴隷になっていたイスラエルの人々を、神様はモーセさんを遣わして、救い出して下さいました。一番大きな出来事は、後ろからエジプトの軍隊が追っかけてくる。でも前は海で行き止り。その時に神様は、海の真ん中に道を開いて、渡らせて下さいました！

　　その他にも、どこに行けばいいのか分からない。それこそ荒野で皆で迷子になっちゃう。けれども、ちゃんと昼は雲の柱、夜は火の柱で「こっちに行きなさい」って導いてくれました。それだけじゃない。「お腹がすいた、食べる物がない」と言ったら、「マナ」という不思議な甘い食べ物を毎日与えて下さいました。そしてまた「喉が渇いて死にそうだー」とつぶやいた時には、岩を打ったら湧き水が出てきました。

　　そんなふうにして、神様はいつも不思議な方法で何回も何回もイスラエルの人たちを助けて下さいました。という事はどういう事かというと、どんな大変な事があっても、困る事があっても、ピンチの時でも、神様を信じていれば必ず助けて下さる、と信じなさい！って事ですね。今まで神様が何回も助けて下さった事を、忘れないで、よく覚えておく事！　学校の勉強でも、すぐ忘れちゃう人いるでしょ。神様を信じるのも勉強に似てます。神様に習った信仰を忘れちゃいけません。

３．さあ、そして今日の所は、いよいよ約束の土地がもうスグそこだ、約束のカナンの地は、もう目の前だ、という場面です。神様はモーセさんに言われました、
“人をつかわして、わたしがイスラエルの人々に与えるカナンの地を探らせなさい。”　（13：２）

　　これから行くカナンの地を調べなさい、と。そこで皆の代表１２人を選んで、こっそり調べに行きました。そして行ってみたら、そこは果物がたっくさんなってる土地だったんですね。それでスゴク大きなブドウを取ってきました。

　　さあ、12人の代表が４０日間調べて、帰ってきて、皆に報告しました。こんな場所でした、と。「そこはまことに乳と蜜の流れている地です。これはその果物です。」（27節）　つまり、こんなに食べ物もいっぱいあるし、豊かな素晴らしい場所です、と。きっと皆喜んだでしょうね。「ウオー、豊かな土地だってよー。食べ物も水もいっぱいあるんだって。いやー良かったよー。ずっと何もない荒野を旅してきたからなー」。

　　「いえ、ちょっと待って下さい。良い事だけじゃないんです。」「その地に住む民は強く、その町々は堅固で非常に大きく、私たちはそこにアナクの子孫がいるのを見ました。」
　　「ええー、強そうな敵がいるのかよ。」

４．でも調べに行った一人カレブさんは「私たちはすぐにのぼって、攻め取りましょう。私たちは必ず勝つ事が出来ます。」と言いました（30節）。ところが、調べに行った他の人たちは「私たちはその民のところへ攻めのぼる事は出来ません。彼らは私たちよりも強いからです。」

　　「出来ます」「出来ません」　みんなだったら、どっちだと思いますか？大事な事は二つ。Ⅰ.神様は何と言われたか。Ⅱ.もう一つは神様は何をして下さったか。

　　さっき神様は、“わたしがイスラエルの人々に与えるカナンの地を探らせなさい。”と言われました。「与える」って約束されてるんだから、どんなに大変そうでも、与えられるんですね！

　　そして今までの事を振り返ったら、さっき見たように、神様は今まで何回も不思議な方法で助けて下さいましたね！　それを思い出したら、今度も確かに大変そう、敵は強そうだけど、大丈夫、勝てる！と信じるべきですね！

５．さあイスラエルの人たちはどうしたでしょう？　残念ながら、信じる事が出来なくて、「無理だ、勝てない、カナンの地に入れない、せっかくここまで来たのにー」と一晩中、皆で泣いてたんだって。信じて進まない人は、ただ泣くしかない。泣いたってしょうがない。結局、信じなかったイスラエルの人たちは神様から怒られて、誰もカナンの地に入れなくなって、そのまま40年間も荒野をアッチコッチ旅する事になりました。

　　ねー、神様をいつまでも信じないって事は、何十年も遠回りをする事になるんですね！　信じる事が大事！

６．先週スゴイ迷子になった子がいたんです。おじいちゃん・おばあちゃんの家に遊びに行って、そして一人でお散歩に行った。ところが、自分がいつも住んでる場所じゃないから、よく道が分かんなくて、帰れなくなった。　おじいちゃんは心配する。１時間経っても、２時間経っても帰って来ない。お巡りさんにも頼んで、「これくらいの年の女の子が迷子になりました」って。それでも３時間経っても帰って来ない。

　　皆だったら、どうしますか？　電話も出来ない。携帯持ってない。住所も分からない。お父さんもお母さんも、どこで迷子になってるのか全く分からない。どこを探せばいいかも分からない。どうしようもない。　そういう時は、まず神様にお祈りするんです！　その子もお祈りしたそうです。「神様、どうかおじいちゃんの家に帰れるようにして下さい。」　泣いてたってどうしようもないんですから。

　　そしてその子は、祈りながら歩きました。色んな人に聞きながら。　そうして、なんと迷子になってから３時間半も歩いて、無事、家に帰ってきた！　＜信じて、勇気を出して、前進！＞していったんですね。

７．皆も色々大変な事、困った事、怖い事、難しそうな事、とか、あると思います。そういう時に、神様を信じると、前に進めるんです！　信じないと、前に進めない。ただ泣くしかない。どっちがいいですか？　＜信じて、勇気を出して、前進！＞
“主がわたしたちと共におられますから、彼らを恐れてはなりません。”
信じて、前に進みましょう！

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