2012年7月1日礼拝

2012年7月1日
【ファミリー礼拝】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜収穫の時になったら＞

「収穫の時になったら、刈る者に、まず毒麦を集めて束にして焼き、
　麦の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．今日から７月ですね。今年2012年もあっという間に半分が過ぎました。ちょっと久しぶりにメーちゃん（羊の腹話術パペット）を呼んでみたいと思います。　「メーちゃん、メーちゃんっ」

メー：「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン！」
「ごぶさた、すっかりごぶさた。超～久しぶり。ちょっと、ボクの事、完全に忘れてたでしょ？」
牧師：「忘れてはないけど、使いどころが難しいのよ。」
メー：「ボクの出番は半年にいっぺんか？　この前、出たのがお正月だからね。節目、節目で出てくるのか？」
牧師：「まあまあ。　あ、ところで、メーちゃん、足がついたじゃないの！」
メー：「イヤ、そうなの！長い足でしょ。１月の時に、今年は足が与えられますようにってお祈りしたでしょ。」
牧師：「祈ったね。ちゃんと祈ったもんね。御心なら与えられますようにって。」
メー：「そうしたら、本当に与えられた！」
牧師：「良かったね。やっぱり『求めよ、そうすれば与えられるであろう。』って聖書にあるから、何でも最初から『どうぜ無理だ・・・』なんて諦めないで、祈ってみるといいんだね！　（本当、本当！）」

この世の終わり＝収穫の時

牧師：「まあまあ、それはともかく、メーちゃん、今日から７月です。」
メー：「本当だよ、ちょっと冬眠してる間に、半年経っちゃった。このまま８月、９月、10月、１１月、１２月・・・来年、再来年、さら来年、さららら・・・と、ずーっと続くんだろうね。」
牧師：「ところがね、この世はずーっとは続かない、やがて終わる時が来ますよ、って聖書に書いてあるんです！」
メー：「エーッッ！　終わっちゃうの、この世はっ」
牧師：「そうですよ。もう何回も言ってると思うけどね。」
メー：「何回、聞いてもビックリするよ。」
牧師：「それで、今日の聖書の箇所では、『この世の終わりの時』の事を、『収穫の時』って言っているんです。」
メー：「『収穫の時』？　あれだね、英語で言うと『ハーベストタイム』だね。」
牧師：「おっ、英語、分かるの？」
メー：「こう見えても、メイドインアメリカだからね、たぶん」
牧師：「収穫っていうのは、色んな野菜とかを畑から、集める事なんだけども、ここでイエス様がたとえ話をしているのは、『麦』の収穫の事なんです。」
メー：「麦と言えば、夏は麦茶が上手いね。」
牧師：「そうね。ところがね、その麦畑に『毒麦』も生えてきたんだって！」
メー：「『ドクムギ？！』　毒なの？」
牧師：「そう。見た目は、普通の麦にそっくりなんだけど、毒があるから、食べるとフラフラしたり、お腹が苦しくなったり、ヒドイ場合は死んじゃう事もあるんだって。」
メー：「そりゃあ大変だ！　これが毒麦。　アラっ、本当によく似てる。」
牧師：「だから、毒麦だけ引っこ抜いて捨てればいいんだけど、本物とよく似てるから、間違えて本物の麦も引き抜いちゃうかも知れないでしょ。」
メー：「そりゃそうだ。よく似てるから、見分けがつかないもの。羊とヤギも似てるよね。」
牧師：「似てるかなー。　まあ赤ちゃんの頃は分かんないかもね。　とにかく、間違えて引っこ抜いたらいけないから、大きくなるまでそのままにしておきなさいって、畑の主人はしもべに言いました。」
メー：「毒麦も、いい麦も、そのまま？」
牧師：「そう、そのまま。　でも、どっちも大きく育って、『収穫の時』が来たら・・・」
メー：「『収穫の時』が来たら？！」
牧師：「そう、今日の御言、“収穫の時になったら、　刈る者に、（麦を集める人だね）、まず　毒麦　を集めて束にして焼き、　麦　の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう。”」
メー：「毒麦　と　いい麦　を　分けるんだね！！」
牧師：「そう、それが『収穫の時』！（収穫の時…）　毒麦は燃やして捨ててしまうけども、いい麦は集めて大事に倉庫に入れるんだって。」

たとえの意味

メー：「フーン。　でも、これは何をたとえているの？」
牧師：「うん、実はね、この麦は『人間』の事をたとえてるんです。」
メー：「人間のこと？　麦人間？」
牧師：「たとえだから･･･。イエス様は、今でも世界中に救いの知らせを伝えておられるでしょ。」
メー：「ウン、確かに、世界中に聖書の御言が伝えられて、世界中にイエス様を信じる人がいるね。」
牧師：「そうだね。そしてね、世界はたとえるなら、麦畑なんだって。」
メー：「世界は麦畑？！」
牧師：「ある意味そうだよね。世界は、人間の畑みたいなもんだよね。」
牧師：「それで世界中で、イエス様を心から信じるようになった人がいるでしょ。それが良い麦の事。」
メー：「良い麦は、イエス様を信じて、従うようになった人か。という事は、毒麦は・・・？」
牧師：「毒麦は、イエス様に従わないで、むしろ、悪魔に従っちゃってる人！　これが毒麦の事。」
メー：「なるほどー。でもさー、イエス様に従ってる人と、悪魔に従ってる人と、スグに見分けがつくんじゃないかなー？」
牧師：「うーん、そう思うよね。でもね、きっと人間の本当の心の中は、神様じゃないと見分けがつかないんじゃないかな。それに、時間が経って、実が実ってからじゃないと、良い麦になったのか、毒麦になっちゃったのか、育ってみないと決められないって事なんじゃないかな。」
メー：「フ―ン。　じゃあ毒麦が途中で良い麦になったり、良い麦が途中で毒麦になる事もあるのかなー？」
牧師：「人間の場合はそういう事はあるだろうね。悪魔に従ってたような人が、途中で罪を悔い改めて、イエス様を信じて、イエス様に従うようになったり。逆にせっかくイエス様に従ってたのに、途中で、１２弟子のユダさんみたいに、イエス様を裏切っちゃう場合もあるよね。」
メー：「そうか。でも、とにかく収穫の時になったら、それが分けられるんだね。」
牧師：「そう。それで『まず　毒麦　を集めて束にして　焼き』ってあるでしょ。（ウン）これは　毒麦　は地獄の火で焼かれるっていう事！」
メー：「エッ、地獄・・・。こ、怖い・・・。」
牧師：「怖いけど、聖書にハッキリ書いてあるからね。そして、『麦　の方は集めて倉に入れてくれ』。これは良い麦は、天国に入れなさいっていう事！」
メー：「天国？！　メーちゃん、天国に行きたいっ！」
牧師：「そりゃそうだよね。そのためには、メーちゃん、今、イエス様を信じてるでしょ？」
メー：「信じてる！」
牧師：「じゃあメーちゃん、その調子でこれからも、ずーっとイエス様を信じ続ける事！（うん！）
　　　　　途中でイエス様についていく事をやめない事（やめない！　絶対、やめない！）。
　　　　　悪い事、罪を犯してしまう事もあるかも知れないけど（シーちゃんとケンカしたり）、そういう時もすぐイエス様に『ごめんなさい』って謝る事（謝る、悔い改める！）。」
　　　　「そうやって、イエス様からずーっと心が離れなければ、　この世の終わりの『収穫の時』が来た時、ちゃんと天国に入れてもらえます！！！」
メー：「そっか！　『父なる神様、犬のシーちゃんとケンカした事、どうかゆるして下さい。アーメン』」
シー：「ワテのこと、呼びました？！（ワッ、シーちゃん。）ワテ、耳と鼻はよう利きまんねん。」
メー：「あのー・・・、先輩だからって、いつも偉そうに言って、ゴメンね。」
シー：「メーちゃん兄さん・・・、そないな事、ええんです。気にせんといてオクレやす。」
「シーちゃん！」　「メーちゃん兄さん！」
牧師：「まあまあ、仲直りできてよかったね。さあ、じゃあ最後に、一緒に御言を言ってお祈りしましょう。」

“収穫の時になったら、刈る者に、まず毒麦を集めて束にして焼き、麦の方は集めて倉に入れてくれ、と言いつけよう。”

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