2012年6月3日礼拝

2012年6月3日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜花のように生きよう！＞

「あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．今日は「花」がテーマですけども、お花っていうのはキレイですね。花っていうものも、天のお父様である神様が造られました。　きっと地球をキレイに飾るため、そして私たちが花の美しさを楽しむために、こういうキレイなものをお造りになったと思います。神様は最高の芸術家ですね。色んな色のキレイなものをたっくさん造られました。だからきっと天国は、更にもっともっとキレイな場所だと思います。

２．けれども、この花っていうのは残念ながら、ずーっとは咲いてませんね。せっかくキレイなんだから、ずーっと咲いてればいいと思うのに、やがて枯れてしまう。

　　桜でもそうですね。ずっと咲いてればいいのに、やがて散ってしまう。花の命は短いですね。　けれども、確かに短い命だけども、咲いてる時は精一杯、キレイに生き生きとさいて、見る人を楽しませたり、ホッさせたり、慰めたり、元気づけたりしますね。

　　そして花は心配しません。「私はいつ枯れてしまうかしら…」とか「いつアブラ虫にかじられてしまうかしら…」とか「この家のママはちゃんと水をまいてくれるかしら…」「雨は降るかしら…」とか、花はそんなこと心配しません。　いつかは枯れるけども、咲いている間、元気に咲こう、としているだけですね！

３．鳥もそうです。鳥も心配しないんですね。「今日はご飯あるかなー」とか「今日はあるけど明日はあるかなー」とか。そりゃあ鳥だっていつかは死ぬ。けれども、鳥は生きる心配なんかしません。毎日、元気に飛んだり、ピーチクパーチク歌ったり、遊んだり、タマゴ産んだり。生きてる間、元気に生きている。

　　色んな事を心配するのは「人間」だけ。とにかく人間は色んな事を心配します。心配ばっかりしている。生きる心配をする。「今日は食べるものがあるかな…」「今日は着るものがあるかな…」「だんだん貧乏になってきたけど、明日もお金があるかな…」とか。

４．けれども、イエス様は「心配するな。思い煩うな」と言われるんですね！
“自分の命のことで思いわずらい・・・体のことで思い煩うな。”２５節。

　　なんで心配する必要がないのか？　なぜなら「天の父」父なる神様がいるから！　私たちのお父さんである神様が、ちゃんと私たちを生かして下さるから！　だから、生きる心配をしなくていいよ、という事なんです！

　　お父さんやお母さんと一緒にいると、安心ですね。食べる心配しないでしょ、子どもは？お母さんが作ってくれるから。意地悪なお友達がいても、お父さんが一緒なら安心です。

　　それと同じ様に、父なる神様がおられるんだから、生きる心配は要らないんですよ！という事です！　だって、鳥でさえ、神様は元気に生かして下さっている。花だって、神様がキレイに咲かせて下さっている。鳥も花も神様が造ったから。父なる神様は、ご自分が造った鳥も花も大好きなんですね！　だから鳥も花も、ちゃんと生かして下さっている。いつかは死ぬし、いつかは枯れるけれども、それまでは幸せに生かされている。

　　そして、神様は鳥や花も大好きだけど、人間の事はもっと大好き！　鳥や花とは比べものにならないぐらい、神様は私たち人間の事をもっと愛しておられるんですね！

５．こう書いてあります、“今日は生えていて、明日は炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくして下さらない筈があろうか。”３０節

　　野の花でさえ、父なる神様はこんなにキレイに生かして下さるなら、もっと素晴らしい、もっと愛されている、あなたがたに、もっと良い事をして下さるに決まってるでしょ・・・　心配ばっかりしないで、もっと父なる神様を信頼しなさい、というのです！

６．ところでね、花と人間って似てるなあ、と思ったんです。花は命が短いけれども、ある意味、人間も命が短いですね。

　　先々週、先生のお友達が病気で死んで、天国に行ったんです。４９歳でした。まだ４９歳で死ぬなんて、早いなあ、なんて短い人生だろう、短い命だろう、と思いました。でもね、思いました。人間って、花に似てるなあ。花も命が短い。スグ枯れる。でも咲いている時はとってもキレイに、元気に咲いています。短い間だだけど、精一杯キレイに咲いて、生き生きと咲いて、人を喜ばせたり、励ましたり、慰めたり。

　　だから私たちも、花みたいに生きればいいんだなあと、思いました！　この世での命は短いかも知れないけど、花みたいに、元気に、生き生き、咲けばいいんだ！　ある意味、長さは関係ない！　逆に、心配ばかりして生きていたら、どうでしょう？　「いつ枯れるかな…、いつ死ぬかなあ…」とか、「あれも心配だなあ…、これも心配だなあ…」と心配ばっかりして、暗い顔をしていたら、全然キレイな花みたいじゃないですね。　生き生きしてない。

　　そうじゃなくて、父なる神様が私たちの事を物凄く愛して、ちゃんと生かして下さっているんだから、そして素晴らしく飾ってくださるんだから、あんまり何でも心配しないで、心配そうな顔しないで、ニコニコ喜んで、感謝して、花のように生きなさい、って言っておられると思います！　そして他の花と比べる必要もない。「♪世界に一つだけの花」だから。

　　この前天国に行った先生の友達は、短い人生だったけど、確かに花みたいだったかも知れません。彼がいると、おしゃべりが上手だから、笑いの花が咲くんですね。みんなの集まってる場が楽しくなる。そして面倒見がいいというか、人に優しかったんですね。改めて、いいヤツだったんだなあと思いました。

７．もう一回、今日の御言を見て下さい。
“今日は生えていて、明日は炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくして下さらない筈があろうか。”３０節

　　花は、枯れた後、ゴミ箱に捨てたり、火で燃やされてしまう。けれども、私たち人間は、父なる神様を信じ、イエス様を信じるなら、死んだ後、「炉」に投げ入れられるんじゃなく、「天国」が待ってるんですね！

　　だとするならば、何の心配も要らないですね！　死んでも天国に行くんだから。くよくよ生きたってしょうがない。この世で生かされている間も、父なる神様を信頼して、明日を心配しないで、生きている今日を、精一杯、花のように生きればいいんです！

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