2012年4月8日礼拝

2012年4月8日

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜復活の主を信じる者は＞

「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．皆さん、イースターおめでとうございます！　イースターとは、神の子イエス様が死からよみがえられた・復活された事をお祝いする日です！

　　さて、「よみがえり」の話をする前に、まず「死」の話をしなければいけません。重たいですね。人間にとって、一番恐ろしい事、一番怖い事、そして一番、どうにも出来ない事、避けられない事、それが「死ぬ」っていう事です。

　　病気とかになった時、病院に行って、お薬を飲んだり、手術をしてもらうと、命を少し延ばしてもらう事は出来るかも知れません。また、体の痛いのを軽くしてもらう事は出来るかも知れません。それだけでも大分助かります。でも、いつまでも死なないようには、出来ませんね。ずーっと生きられるようには出来ません。人間は誰でも、一人残らず、必ず死ぬんですね。

２．じゃあ一体、人間はいつから死ぬようになったんだろうか？　それは、聖書の一番最初の創世記に書いてあります。本当の神様がこの宇宙と地球と、そして人間を造られた時、こう書いてありますね、
“主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。”　（創世記２：７）

　　これを見ると、人間は神様から命を与えられたんですね！　生きてますね！　当たり前ですけども、人間は生きる者として造られたんです！　人間は生きている事が、自然な事なんですね！　死ぬ事は不自然な事なんです。みんな死ぬのが当たり前と思うかも知れないけど、人間が死ぬっていうのは、実は非常におかしい事なんです。異常事態、あってはならない事。　だって生きるために造られたんだから。

３．でも、神様はまたこう言われました、“善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを食べると、きっと死ぬ（新改訳：「必ず死ぬ」）であろう。”（創世記２：１７）

　　ここに「死」という言葉が初めて出てきました！　どうすると人間は死んでしまうのか？　「善悪を知る木」から取って食べると。これはどういう事かって言うと、まず大人向けに難しく言うと、「善し悪しを自分が決めるようになる」という事です。物事の善し悪しを決めるのは、神様です！　人間様ではない。自分が都合よく善し悪しを決めちゃいけないのです。神様が全ての基準だから。人間は神様の基準に従う時に生きる事が出来る！

　　子どもにも分かるように言うと、「人間は、神様の言葉に従わないと死んじゃう」って事です。人間は、神様に従っていると生きるんです。神様から離れたら死ぬんです。非常に単純明快。いつも言うように、植物と一緒です。

　　ところが、最初の人間が、神様の言葉に従わなかった！　「死ぬ」っていう事の本当の意味は、私たちに命を与えて下さった神様から離れる、という事です！

４．さあ、しかし、そこで神の一人子のイエス様が来て下さったんですね！　イエス様は何のために神の国から来られたのか？　それは一言で言うなら、正に「私たちが死なないため」です！！！

　　今日の御言を見て下さい、
“わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。”

　　イエス様を信じる人は、「死んでも生きる」！　どういう事でしょう？　先週の絵を見せましょう。私たち人間は、「体と心と霊」で出来ています。そして、この「霊」が一番中心、霊が一番大事！　体は卵で言うなら、カラみたいなものです。

　　つまり、イエス様が「わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。」と言われたのは、この体はやがて死ぬけれども、死ぬのは体だけ！　霊は、生きる！　　イエス様の命で、新しく生きるんですね！　（そして後で、新しい体もちゃんと与えて下さるんですね！）

５．さあ、そのために・・・私たちの体は死んでも、霊が死なないで済むために、イエス様は十字架にかかって下さって、そして体が死んだだけではありません。お墓に葬られただけじゃない。「霊」が神様から捨てられて、「よみ」に落ちて下さったんです！

　　これは私たちの身代わりなんです。本当は私たちが永久に陰府に捨てられなければならなかったんですから。だって神様に背いてるの、私たち・自分なんだから。イエス様はあなたの代わりに、陰府に捨てられた！　これをよーく心に留めて下さい！

　　しかし！　イエス様はさっきなんて言ってましたか？　“わたしはよみがえりであり、命である。”　よみから帰ってくるから「よみがえり」です！　確かにイエス様は体も死なれ、霊も神様から切り離された！　陰府に捨てられた！　けれども、よみから帰ってきた！　よみがえった！

６．これで表現してみましょう。この花束をイエス様だとしましょう。そして、この黒い袋が「死」あるいは「よみ」です。イエス様は私たち一人一人の身代わりに、死んで、よみに落ちて下さいました。けれども、三日目、新しい命によみがえられました！（枯れた花が復活するマジック）

　　そして、さっきちぎれた、破れた、私たちの命はどうなったでしょうか。
“わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。” ホラ、この通り、イエス様を信じる者は、たとい死んでも生きるのです！（ハートの紙が復活するマジック）

７．今日、これから一人の女の子が洗礼を受けます。彼女も、正にイエス様を信じて、イエス様のよみがえりの命を、永遠の命をもらったんですね！　イエス様は、みんなのためにも、あなたの霊が死なないで、生きるためによみがえられたのです！

　　みんなも信じて、洗礼を受けて、神の子どもにして頂きましょう！
“わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。”

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