2012年4月1日
【ファミリー礼拝】

イザヤ書　53章4節

　　　　　　　　　　　　　　＜ 私たちの苦しみを背負われたイエス様 ＞

「まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イザヤ書　53章4節）


１．ハイ、今日から４月ですね。子ども達は幼稚園や保育園に入ったり、小学校に入ったり、学年が上がったりすると思います。今日は後で進級祝福式をします。

　　そして、今週は「受難週」でもあります。イエス様が私たちの罪の身代わりに十字架に架かって下さった事を特に覚える一週間です。そして来週が、イエス様が死からよみがえられた「イースター」です！今日の御言を見て下さい。“まことに彼（イエス様）はわれわれ（私たち）の病（病気）を負い、われわれの悲しみをになった。”　　この「病」と「悲しみ」という言葉の中に、人間の苦しみを全部、含んで言っていると思うんです。　イエス様は十字架にかかって、人間の苦しみを全部、背負って下さいました。


２．人間ていうのは、体がありますね。そして体だけではなく、心があります。そして心の中心に霊があります（分かりやすく言えば）。卵に似てますね。殻があって、白身があって、黄身がある。この「体」と「心」と「霊」にそれぞれ苦しみがあります。
「体の苦しみ」は病気とか痛み。体が痛かったり、苦しいのは嫌でしょ。辛いよね。
「心の苦しみ」は孤独（一人ぼっちの淋しさ）とか恐れ、不安、悩み。心が辛い。
「霊の苦しみ」は神様と離れている苦しみ、罪の苦しみです。

　　先週、二人の人に久しぶりに会いました。　一人の人は「体の苦しみ」を抱えている人。もう一人の人は病気ではないけれども、「淋しさ」という「心の苦しみ」を抱えている人。私は「なんで人間にはこういう苦しみがあるのかなあ」と思って切なくなりました。でも、この二人には三つ目の「霊の苦しみ」は無いんです！　なぜなら、二人ともイエス様を信じている人だから。罪はもう赦されている、だから神様から離れている苦しみは無いんですね！　こう言っていました、「この淋しさや辛い気持ちを、神様の元に持っていけるという事は幸せです」と。

　　先週の子ども礼拝の御言にあったように、イエス様は十字架の上で私たちの罪の苦しみと罰を身代わりに受けて下さいましたね。
“「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」”（マタイ２７：４６）

　　人間にとって一番恐ろしい事、一番苦しい事、それは神様から完全に見捨てられる、という苦しみ！　これが霊の苦しみです！　でも、イエス様は私たちが捨てられないで済むように、身代わりに捨てられて下さったんですね！　だから、このイエス様を信じる人は、この「霊の苦しみ」、神様に捨てられる事はないんです！


３．そして、イエス様は十字架で「霊の苦しみ」を背負って下さっただけでなく、「体」と「心」の苦しみも背負って下さったんですね！
“まことに彼はわれわれの病を負い、われわれの悲しみをになった。”とある通りです。

　　イエス様は、体も最大の苦しみを味わって下さいました。　きっと人間が感じる最大の苦しみや痛みを味わわれたんだと思います。そして心の苦しみも、孤独も、淋しさも、最大の苦しみを味合われたと思います。だから私が会った二人の体の苦しみも、心の苦しみも、一緒に味わって下さっている！　そして一緒にいて、一緒に支えて下さるんです！　私は年に一回しか会いに行けないけど、イエス様はいつも一緒にいて下さるんです！


４．皆さん、この４月から新しい事が始まって、良い事もいっぱいあるでしょう。でも人生には苦しい事もあります。　でも、霊の苦しみ、心の苦しみ、体の苦しみを背負って下さったイエス様が、一緒にいて苦しい時を支え、やがて癒して下さるんです！苦しい時には特に、イエス様の十字架を思い出して、助けてもらいましょう！



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