2012年3月4日礼拝

2012年3月4日

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜主のためにタラントをつかう＞

「良い忠実なしもべよ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、
　多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。」
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１．こども礼拝では先週から「イエス様の再臨」について聖書から教わっています。「再臨」っていうのは、どういう事かって言うと、まずイエス様が最初にこの地上に来られたのは、クリスマスですね。今から約２０１２年前のクリスマスです。

　　そして聖書には、最後にイエス様はもう一度、地上に来られます、って書いてあるんですね。これを「再臨」って言います。今度は赤ちゃんの姿で来られるんではありませんよ。空から、雲に乗って来られる！　目に見える姿で。

　　じゃあ何のために来られるかって言うと、イエス様を信じている人たちを天国に迎えるために来られるんですね！　ちょうどノアの箱舟にみたいに。

２．私達はこの再臨、イエス様が迎えに来られるのを今、待ってるんです！　でもね、どうやらちょっと遅れてるみたいです。聖書を読むと、イエス様がね、「ちょっと遅くなるよ」みたいな事を繰り返し、ほのめかしてるんですね。だから本当は、もうイエス様が地上に来られてもおかしくないんだけど、ちょっとだけ遅れてるというか、わざとちょっと遅くしておられるようです。

　　例えば、ママがこう言うとするでしょ「○○ちゃん、ママちょっとおじいちゃんに家に行ってくるからね。お留守番しててね。５時頃には帰ってくるからね。そしたらレストランに行こうね。」とか言って。ところがね、５時になっても帰って来ない。「あれ、ママ遅いな…」と思ってたら、５時１５分に帰ってきた。

　　だから、イエス様が迎えに帰って来られるのも、もしかしたら、わざとちょっと遅らせてるのかも知れないけど、でもそんなに遅くなる訳ではないと思います。だから、ちゃんとイエス様が来られるのを待っていないといけないんですね！

３．さて、そうしてイエス様が来られる時に、三つの事を問われるんです。その三つの事がマタイ２５章に書いてあります。
（１）一つ目は何か？　それは「イエス様をずっと信じ続けてきましたか？」という事。
これは先週、こども礼拝で聞きましたね。　ランプの油をちゃんと用意していた５人のおとめのように。
（２）二つ目は「イエス様のために、タラントを使いましたか？」という事。これが今日のお話。
（３）三つ目は「人に愛を与えましたか？」という事。これは来週の子ども礼拝のお話。
この三つを聞かれる、問われるんですね！　それで天国に入れてもらえるかどうかが、判断されるというんです！

４．今日はこの二番目、「イエス様のためにタラントを使いましたか？」です。タラントって何でしょうね？　これは私達が「神様から与えられているもの、預かっているもの、全部」です！私達は神様から何を与えられている、預かっているでしょうね？
（１）まず、命と体。命があるから、体があるから、色んな事が出来ますね。
（２）時間。毎日、時間が与えられています。時間があるという事は何かが出来る、という事ですね。
（３）才能。これは上手なこと。　必ず、みんな何か上手なことがある。
例えば、絵をかくのが好き。絵が上手。元気に運動するのが上手。本を読むのが好き、作文書くのが上手。あるいは歌を歌うのが上手。お菓子を作るのが上手とか。ある人は計算が上手とかね。ある人はお話が上手とか。そういうのが皆に何かある。絶対。それはまさにタラントなんです。大事なことは、神様が与えて下さった、その上手な事を、神様のために、イエス様のために使う事です！　自分のためだけに使っちゃいけない。

５．イエス様がこういう例え話をされました。ある大きな家のご主人が、３人のしもべに、自分の財産（お金）をそれぞれに預けました。
「いいか、これはお前達にくれてやるわけじゃあない。お前達を信頼して預けるんだ。これから私はこれから長い旅に出る。その間に、この金を上手く使いなさい。何をするかはお前達に任せる。商売して増やすもよし。これだけあれば何か出来る筈だ。」

　　そうして「それぞれの能力に応じて」５タラント、２タラント、１タラント（約５千万円）を預けました。５タラント、２タラントを預かったしもべは、大きなぶどう畑を作ったかも知れないし、大きなパン屋さんを作ったかも知れないし、とにかく預かったタラントを使って、お金を倍に増やしました。

　　ところが、１タラントを預かったしもべは、そのお金を土の中に埋めておいて、なーんにもしなかった。そのタラントを何にも使わなかった。怠けて、働かなかったんですね。

６．さあ何年か経って、ご主人が旅から帰ってきました。「だいぶ時がたってから、これらのしもべの主人が帰ってきて、彼らと計算をし始めた。」
「みんな、今帰ったぞ。」「あ、ご主人様！　お帰りなさい！　ずいぶん遅かったですねー。」
「ご主人様、あなたはわたしに５タラントをお預けになりましたが、ご覧の通り、ほかに５タラントを儲けました。」
「おーそうか！　よくやったな！　良い忠実なしもべよ、よくやった。」
「ご主人様、あなたはわたしに２タラントをお預けになりましたが、ご覧の通り、ほかに２タラントを儲けました。」
「おー、お前もよくやったな！　良い忠実なしもべよ、よくやった。」

７．ところが１タラントを預かっていたしもべが言いました、
「ご主人様、私はあなたたが･･･ヒドイ人、怖い人であるのを知っていました。そこで恐ろしさのあまり、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。ご覧下さい。ここにあなたのお金がございます。」
「悪い怠け者のしもべよ、･･･それなら、わたしの金を銀行に預けておくべきであった。」
つまり、何か出来ただろう、という事です。でもこのしもべは全く何もしなかった。
「この役に立たないしもべを外の暗い所に追い出すがよい。・・・」

８．私達は皆、イエス様から何かタラントを与えられています。イエス様のために何か出来る事がある。きっと子ども何か出来る。自分の手でみ言葉のカードを作って、おじちゃんやおばあちゃん、お友達にプレゼントできるかも知れない。そして、子どもでもパパやママのためにお祈り出来ますね。　小さくても何が出来ます。

“良い忠実なしもべよ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。”
イエス様が再臨して、私達を迎えに来られる時、こう言ってもらえるように、イエス様のために何かをし続けていきましょう！

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