2011年12月4日礼拝

2011年12月4日

　　　　　　　　　　　　　　　　　＜祈って待つ、信じて待つ＞

「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈りが聞き入れられたのだ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．遂に１２月に入りましたね。色々あった今年も最後の月になりました。そして今はクリスマスを待ち望む「アドベント」ていう時期なんですね。旧約聖書の時代の昔の人達は、「早く約束の救い主が来ますように！」って、イエス様が来られるのを、ずーっと祈りながら待ち望んでたんですね。

　そして今の私たちは、世の終りの時にイエス様がもう一度来られる事を、私たちを迎えに来られるのを待ち望んでいるんです！　だから、この「アドベント」の時期は、イエス様を待つとか、神様に期待して、信じて待つっていう事を教えられる大事な時期ですね！

２．みんな何か今、楽しみにして待ち望んでいる事、ありますか？　「何も待ってない」とか「未来に何も期待してない」ていうより、何かを待っている、何かを期待している、ていう方が絶対に良いと思います。待つっていうのは、しんどいけれども、楽しみがあるというか、希望がありますね。

　勿論、それはさっきも言った通り、「神様に期待して待つ」っていう事です！　だから皆、神様にお祈りしながら待って下さい。何でも。神様はちゃんとその祈りを聞いてるんだから、神様に聞こえてない祈りは一つもありませんよ。神様に祈ってたら、必ず何か素晴らしい事が起きます！

３．さて、今日の場面はアドベントの時期によく開きますけども、ザカリヤさんとエリサベツさんという、神様を信じている夫婦の話です。夫のザカリヤさんは祭司と言って、神様のご仕事をする人、神殿のお仕事をする人でした。そしてこの二人は長年ずーっと期待して待っている事がありました。それは子どもが欲しかったんですね。

　　もう二人で何十年も、ずーっと待って、待って、待って、　待って、待って、待って・・・もうまだかなー、まだかなー、もしかして、そろそろかな。「アレ、エリサベツ、ちょっと最近お腹が大きくなってきたんじゃない？　もしかして赤ちゃんが…」「違うわよ、これはちょっと食べすぎで太っただけよ」「なんだ違うのか…あー可愛い赤ちゃんが欲しいなあ。どうして神様はなかなか与えて下さらないのかなあ…。こんなに真面目に一生懸命に神様のお仕事をしているのになあ…」。

　　それくらい子どもが欲しかった、そして神様に祈って待ち望んでいたけれども、全然、与えられないで、もう二人とも結構、歳をとってしまいました。もう殆どこの二人は、子どもが与えられる事をあきらめていたと思います。「もう無理だ、もう不可能だ、今まで産まれなかったのに、もう与えられる筈がない。」と、

　　ねー、でもなんで神様って待たせるんだろうね？　神様を信じる心を育てるためかな、信じる心を試すためかな、信じる心を鍛えるためかな？　でも言える事は、祈って祈って祈って、待って待って待ってた人ほど、特別に良いものが、普通よりももっと素晴らしい恵みが与えられるんですね！

４．さて、ある時、ザカリヤさんに一生に一度ぐらいの大事な仕事が与えられました。それは神殿の奥に入って、いい香りのする香をたく仕事でした。そうしていると、突然そこに天使が、神のみ使いが現れました！ザカリヤさんは物凄くビックリしました。すると天使が言いました、
“「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈りが聞き入れられたのだ。」”１３節

　　ザカリヤさん、あなたが長年「子どもを与えて下さい。（神様を信じて従い、神様のお役に立つ者となりますように）」と神様に祈ってきた、その祈りがかなえられる時が来たのです、と。スゴイですね、「あなたの祈りはちゃんと神様に届いていますよ」。遂に、やっと、とうとう、ずーっと待ってきた願いがかなえられる時が来た！！！
「あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。」
なんとその子は、普通の男の子ではありませんよ。特別な子です。　どういうふうに特別かと言うと、
「彼はあなたに喜びと楽しみとをもたらし、多くの人々もその誕生を喜ぶでしょう。彼は主のみ前に大いなる者となり、ぶどう酒や強い酒をいっさい飲まず、母の胎内にいる時からすでに聖霊に満たされており、そして、イスラエルの多くの子らを、主なる彼らの神に立ち帰らせるであろう。・・・」

　　お母さんのお腹にいる時から、神様の特別な恵みが注がれていて、そして神様から大事な、大事な役割が与えられている、神様に特別にお役に立つ、偉大な人間になります！と。

５．さっきも言った通り、長い間、祈って祈って、待って待ってた人には、普通よりも特別な恵みが与えられるんです！　だから、与えられる赤ちゃんは特別な赤ちゃんでした。

　　ところが、ザカリヤさんはビックリし過ぎて、天使の伝える言葉が信じられなかったんですね。　こう言いました、「どうしてそんな事が、私に分かるでしょうか。（信じられるでしょうか。）私は老人ですし、妻も年をとっています。」

　　そうしたら天使はちょっと怒って、「（せっかく嬉しい知らせを伝えに来たのに）、時が来れば成就するわたしの言葉を信じなかったから、あなたは口がきけなくなり、この事の起る日まで、ものが言えなくなる。」　信じない人は、不信仰な人は、黙ってなさい！という感じです。だって信じない人が喋ると、「どうぜ無理だよ」とか「難しいよ」とかマイナスの事しか言わないでしょ？　神様に対して、「信じられない」とか不信仰な言葉を言わないように気をつけましょうね。信じられないなら、じゃあ黙って見てなさい！　神様がこれからどれだけスゴイ事をされるかを！

　　それでザカリヤさんは、しばらく喋れなくなってしまいました。それから、しばらくして、奥さんのお腹に本当に赤ちゃんが宿った！　そうして遂に生れました！ヨハネくん。そしてザカリヤさんも喋れるようになった。「もう喋ってもいいよ。もう信じただろう」。

　　そして、このヨハネくんはやがて大人になって、バプテスマのヨハネと言って、イエス様の前に大事な役割をする人になるんですね！

６．“「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈りが聞き入れられたのだ。」”
皆さん、もう一度聞きますが、何か神様に、祈って、期待して、待っている事がありますか？　私はあります！どんな事かは分からないけれど、神様がこれから更に素晴らしい事をして下さると信じて、祈って、期待しています！皆も、信じて、期待して、お祈りしながら、神様を待ち望みましょう！！！

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