2011年9月4日礼拝

2011年9月4日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜信仰あるお嫁さん＞

「「あなたはこの人と一緒に行きますか」。彼女は言った、「行きます」。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（

１．夏休みも終わって９月になりましたね。夏は教会のキャンプに行って、たくさん御言を聞いたり、色んな恵みを頂いた子もいると思います。９月からも毎週、教会に来て、神様を礼拝して、信じていきましょうね。

　　さて、８月はアブラハムさんのお話を、子どもたちはずっと聞いてきましたね。聖書には神様を信じる人がたくさん出てきますけれども、アブラハムさんも本当に信仰のある人でした。「信仰」っていうのは、どんな時でも、どんな場合でも、本当の神様を信じること、信頼することです。

２．まずアブラハムさんはこういう事を信じました。アブラハムさんは子どもの頃から７５歳になるまで、ずっとカルデヤのウルという、結構都会に住んでいました。

　　ところが神様から「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。」（１２：１）　と言われて、７５年も暮らしてきた故郷もおうちも離れて、全く初めて行く、どんな場所かも分からない、遠い田舎の町に、大引越したんですね。これも神様を信じてないと行けませんね。

　　そしてアブラハムさんは子どもがずっと与えられないまま、おじいちゃんになっていたんだけれども、神様が「あなたの子孫はあのようになるでしょう。」（１５：５）と言われた、その言葉を信じたんですね。まだ見ていない事、まだ起きていない先の約束を信じたんですね！　そしてアブラハムさんが百歳で、奥さんのサラさんが９０歳の時に、本当に男の子が生れたんです。

３．今日は、この息子のイサクさんが大人になった時、イサクさんのお嫁さんを探す事になったお話です。さあ、将来だれと結婚するか、これは非常に大事な問題ですね！　皆にとっても。誰でもいいって訳にはいきません。アダムさんとエバさんの時は簡単でしたね。だって男一人、女一人しかいなかったんだから。でも、たっくさんの人がいる中で、一体だれと結婚すればいいのか？　これは大変な事ですね。皆だったらどうやって決めますか？　顔で決める？　顔がイケメンか、女の人なら美人かどうか。顔が良くても、中身が最悪だったら、絶対、後悔しますよ。

　　大事な事は神様によく祈って聞く事です！　答えを急がないで、慌てないで、神様の導きをよく見極めることです。

４．さあ、アブラハムさんはもう１４０歳の超おじいちゃんになっていたので、イサクさんのお嫁さんを探しに行けません。それで、しもべに頼んだんですね。「イサクの嫁さんを探しに行ってくれ」と。でも条件がある。このカナンの地の女性ではいけない。なぜなら本当の神様を信じてない女性だから。偶像を拝む女性だから。

　　じゃあどうするか。アブラハムさんの故郷の方に行って、親戚の中から、イサクのお嫁さんに来てくれる女性を探しなさい、と。　それだけが条件。美人かどうかは関係ない。

　　ねーでもこれ考えたら、お嫁さんにとっては大変な事だと思うんです！　イサクさんのお嫁さんになる人は、イサクさんに会ったことも無い、写真も無い、性格も分からない、しかももし結婚するなら、故郷を離れて、全然知らない遠くのカナンの地にお嫁に行かないといけない訳ですから。　それこそ本当の神様を信じてなかったら、イサクさんの所にお嫁に行けませんね！

　　実はアブラハムさんはそれをイサクさんのお嫁さんに求めてたと思うんです！　かつて自分も、何も分からないのに　ただ神様の言葉を信じて　故郷を離れてカナンの地に行ったように、同じ様に、イサクさんてどんな人か分からないけど、神様を信じて、故郷と家とお父さんお母さんからも離れて「お嫁に行きます」って言う事が出来る、信仰のあるお嫁さんを求めていたと思うんです！　それがたった一つの一番大事な結婚相手の条件でした！

５．さあ、この大事な役割、お嫁さん探しを頼まれたしもべは、どうしようと思ったでしょう。女性はたくさんいる。右に行けばいいか、左に行けばいいか、誰がその人だろう。全く分からない。そういう時はいつでもスグに神様に祈って下さい。しもべも祈りました、このしもべも勿論、神様を信じる人だったんですね。「主人アブラハムの神、主よ、どうか今日、私に幸せを授け、主人アブラハムに恵みを施して下さい。　私は泉のそばに立っています。町の人々の娘たちが水を汲みに出てきた時、娘に向かって『お願いです、あなたの水がめを傾けて私に飲ませて下さい』と言い、娘が答えて、『お飲み下さい。あなたのらくだにも飲ませましょう』と言ったなら、その者こそ、あなたがしもべイサクのために定められた者という事にして下さい。」

　　そう祈った途端、一人のものすごく美人の女性が水を汲みにやってきました。でも美人かどうかは関係ありません。大事なのは神様が選んだ人かどうか。それで、しもべは早速確かめようと思って、この女性に「水を少し飲ませてください」と言いました。そしたらその女性は「あなたのらくだもみな飲み終わるまで、わたしは水を汲みましょう」と言いました。　しもべは、「あ、この人なのか」と思いました。　聞いてみたら、実はこの女性はアブラハムさんの親戚で、リベカさんという女性でした。これで間違いない。しもべは神様に感謝しました、　「主人アブラハムの神、主はほむべきかな。主はわたしの主人にいつくしみと、まこととを惜しまれなかった。そして主は旅にあるわたしを主人の兄弟の家に導かれた」。神様、感謝します！　神様はちゃんと祈りに答えて下さって、イサクさんのお嫁さんになる人の元に導いて下さった、と。

６．そしてリベカさんの家族の所に行って、カクカク、シカジカ、こういう訳で、神様は私をリベカさんと出会わせて下さったんです、と話しました。けれども、もしリベカさんの家族が、「急にそんなこと言われても困ります。いくら親戚だとしても、そんな遠い田舎に行かす訳にはいきません。　それにまだ会ったことも無い人のお嫁さんにさせる訳にも行きません。」と断られたら、無理です。

　　けれども、リベカさんのお父さんもお兄さんも信仰があったんですね。急な話でビックリしたでしょうけども、「この事は主から出たことですから、私どもはあなたに良し悪しを言うことができません。リベカがここにおりますから連れて行って、主が言われたように、あなたの主人のこの妻にしてください。」（２４：５０，５１）と答えました。つまり、「神様がこの結婚を導かれたのですから、なんの文句もありません。」という事です。神様に従う信仰があったんですね。神様が導かれたのなら、間違いはないでしょう、と。

　　でも一番肝心なのは、リベカさん本人の信仰と意志ですね。しかも、もう次の日にはリベカさんをイサクさんの元に連れて行きたいと言うのです。リベカさんに聞きました、“「あなたはこの人と一緒に行きますか」。　彼女は言った、「行きます」。”

　　スゴイ信仰ですね、リベカさん。何度も言いますが、イサクさんに会ったことも無い、顔も性格も分からない、しかも家を離れて、お父さんお母さんからも離れて全然知らない遠くのカナンの地にお嫁にいかないといけないんです。ドキドキです。それでも、神様を信じて、「行きます」と言った！　信仰あるお嫁さんでした。

７．皆の人生もこれから色々な場面があると思います。いつも怖がって、いつも心配して、「パパとママがいないと、怖くて何も出来ないよう」っていう子がいますか？　大人でもどうでしょう？　心配ばかりして信仰の一歩が踏み出せない。　でも、これから何があるか分からなくても、神様が導いてくれるから大丈夫！　イエス様と一緒にどこへでも「行きます」って言える信仰を持ちたいですね！　祈りましょう。

　　　　　　　　このペ－ジのTOPへ　　　　　前週へ　　　　　翌週へ　　　　　一覧表へ戻る