2011年2月06日礼拝

2011年2月6日

　　　　　　　　　　　　　　　　＜一つの群れ、一人の羊飼い＞

「わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。
　わたしは彼らをも導かねばならない。わたしの声に聞き従うであろう。
　そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。」（）

１．２０１１年も早くも一ヶ月が過ぎて、２月を迎えました。今日は後で「教会総会」っていうのがあるんですけども、まず今年の教会の御言をもう一度言ってみましょう。
“わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。”（ヨハネ１０：１６前半）

　　イエス様はよくご自分の事を羊飼いに例えるんですね。そして、私たち人間の事を羊に例えるんです。羊っていうのはとても弱いんですね。　周りには狼や羊泥棒がいるのに、逃げ足が速い訳でもないし、戦うための鋭いツメもないし、噛み付くキバもない。狙われたら、やられるしかない。

　　けれども羊を守ってくれる羊飼いさんと一緒にいたら、とても安心です。いつも一緒にいて、番をしてくれる。狼や羊泥棒から守ってくれるし、ちゃんと食べる草のある所や水のある所に導いてくれるんです。

　　同じ様に、私たちに人間も羊飼いであるイエス様と一緒にいたら安心です。狼のような悪魔から守って下さるし、ちゃんと命を養って下さるんです。

　　だから、こういう羊の囲いの中にいる羊は安心。この囲いを教会の中と考えてもいいと思います。イエス様を「私の救い主、私の羊飼い」と信じて、イエス様の囲いの中にいる人は安心。　でも逆に言うと、イエス様と一緒にいない羊は、人間は不安ですね。どこに行けばいいか分からないし、悪魔が狙ってますから。

２．それでイエス様はこう言われたんです、“わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。”

　　この囲いの中にいない、イエス様の元にいない羊たち、人間たちをも導かねばならない。そしてこう言われました、“彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。”　イエス様がこれから教会の外にいる、イエス様の事を知らない人たちを招かれると、結構、その声に聞き従う人がいるんだって！　「えっ、私も教会行っていいの？　じゃあ行く」とか「イエス様って私を愛してくれるの？　イエス様を信じると罪が赦されるの？　天国に行けるの？　いつも一緒にいて守ってくれるの？　じゃあ私も信じる」、そういう人が結構たくさんいる。

　　だからこれから、子どもでも大人でも、このイエス様の囲いの中に入る仲間が、教会に来る神の家族がだんだん増えると思います！　今も子どもも大人もだんだん増えてますね。

　　さあその時に、新しい羊仲間を、新しい神の家族を、心から受けいれて、仲良くして欲しいんです！　“そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”

３．ちょっとメーちゃんに登場してもらいましょう。メーちゃんっ。
メー：「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン！」
牧師：「ハイ、出ました。」
メー：「みんな、クリスマスおめでとう！」
牧師：「もう、終わりましたから、それは。」
メー：「あー、そう。また時差ボケだ。　じゃあ明けましておめでとう！」
牧師：「それももう遅いな。２月だからね、もう。」
メー：「じゃあ節分おめでとう！　鬼は外、悪魔も外！　イエスは内、イエス様は心の内に」
牧師：「上手いこと言うね。　まあ『おめでとう』はもういいから。　実は素晴らしい話があるの。」
メー：「素晴らしい話？　何なに？」
牧師：「なんと、メーちゃんに新しい兄弟が出来たんです！」
メー：「えーっ！　新しい兄弟？！」
牧師：「そう。　友だちと言うか、家族と言うかね。とにかく紹介しましょう。名前はシーちゃん。シーちゃんっ。」
シー：「ワン！　ワン、ワン！」
メー：「わーっ、犬だ！　犬だ！　本物の犬だ！」
牧師：「犬と言ってもしゃべる犬ですけども。じゃあシーちゃん、ご挨拶どうぞ。」
シー：「ほな、ワイは犬のシーちゃん言います。よろしゅう頼んます。」
メー：「ま、まさかの関西弁。しかもちょっと変・・・。」
牧師：「まーそんな訳で、メーちゃん、これから仲良くしてね。　良かったね、兄弟できて」
メー：「う、う～ん・・・ちょっと仲良く出来ない気がする・・・」
牧師：「あら、なんでそんな事言うの？」
シー：「兄さん、そんな連れないこと言わんといてぇな。兄さん、兄さんてば」
メー：「う、うるさい。兄さん、兄さんって言うなっ。」
シー：「クゥ～ン･･･」
メー：「だって･･･、変な関西弁だし、声がうるさいし、それにボクより可愛いし、それにボクには足が無いのに、その子にはちゃんと足があるし、それにそれに、その子が来たらボクの出番が減っちゃうじゃないか！　ボクが目立たなくなっちゃうよ！ボク、新しい兄弟いらない！」
牧師：「あら、メーちゃん、意外と心が狭いのね。　自分のことばっかり考えてるのかな。でもね、シーちゃんもイエス様が与えて下さった家族なんだよ。　メーちゃんも、イエス様が先生に与えて下さったパペットでしょ。イエス様の事を伝えるために、メーちゃんを役立てなさいって、イエス様が与えて下さったでしょ。　シーちゃんも、イエス様の役に立つようにイエス様が選んで、与えて下さった仲間なの。だから、メーちゃんもシーちゃんも、二人とも、イエス様によって与えられた、大事な仲間なの。　だから、二人ともイエス様のお役に立って欲しいの。」
メー：「分かったよ。二人ともイエス様によって選ばれた仲間だもんな。仲良くするよ。」
シー：「兄さん、ほんまでっか？　ワイは嬉しい！　ペロペロペロ・・・」
メー：「ちょ、ちょっと、なめるなっちゅうの、くすぐったい」
牧師：「まーまーまーそんな訳で、私たちも、これから子どもも大人も神の家族が増えるかも知れません。　なぜなら、イエス様が囲いの外にいる人たちの事も、呼んで来られるから。“わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。”　そして同じイエス様を信じたら、その人も神の家族になります！　イエス様という同じ羊飼い、同じ救い主によって結ばれた、一つの群れ、一つの神の家族、一つの教会なるんです！　この御言はそういう意味です！」
「最後にもう一度、この御言を読んで見ましょう。」

“そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”

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