2010年12月19日礼拝

2010年12月19日

ヨハネによる福音書　3章 16節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜神様の愛を受け取る＞

「神は　そのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
　 それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネ）

１．クリスマス、おめでとうございます！　今年もクリスマス礼拝の日を迎えました。毎年、言うように、「クリスマス」っていうのは「キリストを礼拝する」っていう意味ですから、イエス様を礼拝するのが、本当のクリスマスなんですね。　最初のクリスマスの時、貧しい羊飼いたちも、エラーイ博士たちも、イエス様を礼拝しました。

　　さて、今日も改めて聖書の御言から、クリスマスの意味を味わいたいと思います。ハイ、今日の御言、まず黒い字のところを読んでみましょう。

　　“神は・・・この世を愛して下さった。　まずこれが大事ですね！　天の父なる神様は、この世の、つまり世界中のすべての人間を愛して下さっている。　これがまず素晴らしいですね！

　　これが逆だったら、ツライね。「神はこの世を憎まれた。　人間は悪いことばっかりするから、嘘ばっかりつくし、自分の事しか考えてないし、ケンカばっかりするし、戦争するし、だから神は世界中のすべての人間を憎まれた。嫌いになりました」って言われたら。

　　でも、本当はそう言われても仕方が無いんです。私達の心は悪い心がいっぱいなんです。　だから本当は、皆、地獄に落ちないといけないんですね。

　　でも、父なる神様は、それでも、「この世を愛して下さった。」　　世界中の全ての人を愛して下っている。どんなに悪い人の事をも、愛して下さっている。悲しみながら、涙を流しながら、愛して下さっているんですね。

２．さあ、そしてね、誰かのことを愛していると、その人のために何かをしてあげたくなるんですね。　助けてあげたい、とか、なんかプレゼントしたい、とか。

　　父なる神様は、世界中の全ての人を愛しているから、全ての人のために、愛のしるしをあげたかったんです。　これまでだって、既に神様は色んなものを与えてくれてるんです！　私たちに、命と体を与えてくれてるでしょう。そして宇宙も地球も、家族も、友だちも、食べるものも、ペットまで与えてくれてます。

　　でも、神様の愛はそれだけで終わらない！　神様の愛は少しの愛じゃありません。なんてったって、神様の愛だから！　宇宙よりも大きい、物凄い大きな愛で、私たちを愛してくれているんです！　だから、実は、神様は、宇宙よりももっと良いもの、そして神様にとって一番いいもの、神様にとって一番大事なもの、神様が一番愛して、可愛がっているものを与えてくれたんです！　　　父なる神様にとって一番大事なものは、それは神様にとって、たった一人の子どもイエス様でした！

　　スゴイですね、宇宙よりも大事な、自分の子どもを、私たち全ての人間に与えて下さったんです！　だから、神様が私たちを愛している愛っていうのは、最高の、一番の愛だっていう事です！　それが、この御言の意味です。

　　“神は　そのひとり子を賜わったほど　に、この世を愛して下さった。

３．そして、その神様の最高の贈り物、神の子イエス様を受け取ると、どうなるか！それは　御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得る　ためである。”

　　イエス様を信じる人、イエス様という神様の贈り物を心にもらう人は、滅びないで永遠の命を得る！　つまり地獄に行かないで、天国に行ける。　分かりやすく言うと、イエス様の命を分けてもらうという事です！素晴らしいですね！　でもね、そんな神様の、せっかくの最高の愛の贈り物でも、もし受け取らなかったら、意味が無いですね。　受け取らなかったら、イエス様の命はもらえない。　だって自分で要らないって言うんじゃ、あげられない。

４．先生が昔作った紙芝居を見せます。イエス様を心に受け取った女の子のお話です。

（１）先生は前、新大久保にある教会で土曜日、公園で教会学校をしていました。ある時、新しい子が来ました。「私も入れて」。

（２）でも他の子たちが「先生、こいつ仲間に入れない方がいいよ。だってコイツ、泥棒なんだぜ。」
　　　「泥棒じゃないもん」
　　　「だってお前、お母さんの財布から勝手にお金とったり、友達の物とったりしただろ！」

（３）皆がワーワー言うので、その子は遂に泣き出してしまいました。そこで「今日はおしまい」という事にして、その子としばらく遊ぶ事にしました。　その後、座って、色々話をしました。

（４）「ねえ、なおちゃんは本当にお母さんの財布から勝手にお金をとったり、お友だちの物とった事があるの？」　
　　　「…うん」

（５）「そう、よく正直に言ってくれたね。　ところでなおちゃんはイエス様って知ってる？」
　　　「ううん、よく知らない。」　「イエス様は本当の神様の子どもなんだけど、人間の姿になって、この世に来て下さったんだよ。」

（６）「なんで？」
　　　「それは、なおちゃんのためさ。そして先生のためでもあるし、人間、皆のためなんだ。人間は誰でも悪い心、罪がある。　だから、そのままでは誰も天国に入れないんだ。」
　　　「じゃどうなっちゃうの？」
　　　「本当は、なおちゃんや先生や皆が、罰を受けて地獄に行かなければならなかったのを、イエス様が身代わりに罰を受けて死んで下さったんだ。」

（７）「死んだけれども、イエス様は神の子どもだから、よみがえられたんだよ。」
　　　「もし、なおちゃんがこの事を信じて、イエス様を心に受け入れるなら、なおちゃんの罪は全部ゆるされて、神の子になれるんだよ。信じるかい？」

（８）「うん、信じる」

（９）「よし、じゃあ先生と一緒に神様にお祈りをしよう。」　「父なる神様、私の罪をゆるして下さい。私の代わりにイエス様が死んで下さった事、そしてよみがえられた事、私も神の子どもにして下さる事を信じます。イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン。」

（10）「よし、これでもう　なおちゃんはゆるされたんだよ！　神の子になったんだよ！これからはイエス様がいつも一緒だよ！」
　　　「うん！」

（11）「今日はもうおうちにお帰り。そして明日は教会の子ども礼拝においで。」
　　　「うん、バイバーイ。」

（12）なおちゃんは、きっとスゴク嬉しかったんでしょう。なんだか体がとても軽くなったようで、思わずスキップをしてしまいます。だって罪がゆるされたんだから！神の子どもにされたんだから！

５．そういう訳で、このなおちゃんは、初めてイエス様の事を聞いたけれども、素直に信じて、永遠の命をもらったんですね！

　　さあ、今日これから小学４年の女の子が洗礼を受けます。彼女が最初に教会に来たのは、去年の春のイースター。それから、ずーっと毎週来てるんですね。これはスゴイ事だと思います。きっと一番最初の時から、神様の大きな愛を、なんとなく感じたんだと思うんですね。そうでなかったら、クリスチャンホームでもないのに、毎週来ないと思うんです。　そして、夏のキャンプにも行って、イエス様の事を更に知って、神様の最高の贈り物であるイエス様を受け入れて、洗礼を受けたい、と決心したんですね！

　　“神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。”

　　神様は、最大の最高の愛で、私達全ての一人一人を愛しておられる、という事を皆さんも知って下さい！　そして、皆がこのイエス様を心で受け取る事が出来ますように！

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