2010年7月4日礼拝

2010年7月4日

ルカによる福音書　8章 8節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 実を結ぶ良い地 ＞

「ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（）

１．７月に入りましたね。夏ですね。もしかしたら夏休みに宿題で、アサガオの種とか、ヒマワリの種を植える子もいるかも知れませんね。　種っていうのはこんなに小さいのに、すごい命の力があるんですね。　先生も昔、教会の小さな花壇にもらったヒマワリの種を植えたんです。　それこそ四粒ぐらい植えたんだけども、芽が出たのは一つだけだったんだけども、その一つがグングン大きくなって、先生の背の高さぐらいになったんです。種ってスゴイですね。

　でもね、確かに種はすごい力があるんだけども、そのままただ置いといても何にもならない。種は土の中に蒔かないと、芽が出ないんですね。

２．今日は、イエス様がそういうお話をされたところです。大勢の人たちがイエス様のお話に興味をもって、聞きに集まってきました。けれども、この人たちの心には、４つのタイプの心がある、という事をイエス様は分かっておられたんですね。

　それでイエス様の御言を「種」に譬えて、そしてみ言葉を聞く人の心を「地面・土」に譬えられて、お話をされました。

　　種をまく人が種を蒔きました。
Ⅰ．種は聖書のみ言葉ですよ。一つ目の種は道ばたに落ちました。昔の道は、土の道でした。でも、皆がいつも歩いてる道だから、固―くなってるんですね。　だから、種が土の中に入らないんですね。だから芽が出ない。

　これは、どういう心を表してるかと言うと、聖書のみ言葉を聞いたけど、「フーンだ、ボクには関係ないよ。」「私、神様とかイエス様なんて信じないもーん」というふうに、心が最初っから固く踏み固められちゃってるから、全然、み言葉が心に入らない人の事です。そうしてるうちに、悪魔がみ言葉の種を心から、完全に持ってっちゃうんです。

Ⅱ．二つ目の種は、岩の上で、土が少ししかない所。土は固くはないから、すぐ種が入って、根っこも生え始めたんだけれども、土が少ししかないから、根っこがしっかり伸びないし、水も少ししかない。だから、芽が出たけど、すぐ枯れちゃう。「太陽が暑いよー」と。

　これはどういう心かと言うと、挫けやすい心。最初、聞いた時は「おーこれは良い言葉だ。イエス様、信じます」と思うんだけども、「日曜日、教会に行くのシンドイなあ。お布団から出たくないなあ。」とか「聖書の言葉って難しいから、読むのやだなあ。マンガの方がいいなあ」とか、「なかなか、み言葉の通りにならないじゃないか。もう信じるのヤーメタッ」というふうに、疲れやすい、挫けやすい、諦めやすい心です。

Ⅲ．三つ目の種は、イバラの地に落ちた。イバラっていうのは、トゲトゲのついたスゴク強い雑草です。　種は芽も出て、ちゃんと伸びようとしたんだけれども、イバラの方がもっとグングン伸びてきてしまって、そっちに水も栄養も吸われちゃって、種が伸びれなかった。

　これはどういう心かと言うと、心の中にみ言葉以外の色んなものがありすぎる心。一応イエス様を信じてるんだけども、み言葉も知ってるんだけども、テレビの事、ゲームの事、お人形が欲しい、アレもコレも欲しい、あんな事もやってみたい、遊びに行きたい、アレが食べたい、お金も欲しい、恋人が出来たとか、色んな欲が心にあり過ぎて、それが邪魔をしてしまって、全然、心がみ言葉の方に行かないの。　そういう心は、いつまでも実が結ばれないんですね。

Ⅳ．そして四つ目の種は、良い土地に落ちました。土が柔らかい、だから根っこもしっかり伸びた。他に邪魔するものも生えてない。それでドンドン種のパワーが出てきて、こんなに大きくなって、たくさんの実を結んだ。

　 これは聖書のみ言葉、イエス様のみ言葉を、本気で信じた人、そして途中で信じる事をやめないで、ずーっと信じ続ける心です！　子どもの時だけじゃない、若い時だけじゃない、大人になっても、お年寄りになっても、ずーっと信じ続ける人！　どんなに種の力がすごくても、そしてどんなに良い土地に植わっても、すぐに芽を出す種はありません。

　だから、イエス様を信じ続け、み言葉を信じ続け、従い続けることが大事！

３．先週、Ｍさんという９０歳のクリスチャンお婆さんにお話をしてもらったんですけども、まさしくみ言葉の種が良い土地に落ちたような人です。若い時にイエス様を信じて、それから90歳のお婆さんになるまで、ずーっと信じ続けてきた。　そうして色んな人にイエス様の事を教えてあげて、家族や兄弟や親戚の人もイエス様を信じて、私も、私のお父さんも、私のお婆ちゃんも、村松さんのお陰でイエス様を信じたんですね。それだけでない、一人のお友だちにイエス様の事を伝えたら、それがきっかけで、どんどん人が集まってきて、やがて70人ぐらいの教会が出来たんだって！　だから本当に全部あわせたら、百人ぐらい救われてると思うんですね！

４．今日のみ言葉をもう一度、見て下さい。
　 “ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ。”（素直に信じ続ける心）

　まさしくね、素直な心でイエス様を信じて、そしてずーっと信じ続けたら、百倍の実を結ぶんですね。　私たちも１００倍までいかんでも、１０倍でもスゴイですよね！

　今、この瞬間もそうですね。「何回も聞いたことあるわ、この話」と思って心に留めなかったら、まさしく一番目の心ですね。何の実も結ばない。　でも本当にその通りだ、と思って、み言葉の聞き方、受け入れ方、信じ方が深くなるなら、今日のその日から、もう変わり始めます！　心から信じて、み言葉の通りに生きてみましょう！　後になる程、実がいっぱいになります！

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