2010年2月7日

コリント人への第一の手紙　3章 6節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 教会を育てる神様 ＞

「成長させてくださるのは、神である。」
　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　3章 6節）


１．新しい年もあっという間に1ヶ月たって、２月に入りました。今日は後で、年に一度の「教会総会」というのを行います。教会総会というのは何かって言うと、去年一年間の教会の歩みを振り返って感謝して、そして今年の新しい歩みのために皆で考えたり、祈ったりする時です。

　　子どもはまだ出なくてもいいんですけども（出てもいいんですけども）、でもね皆の教会ですから、みんな教会のファミリーですから、今一緒に考えて、心を合わせてみましょう。


２．まず去年の教会の歩みを振り返ると、やはり一つの一大きな出来事は、この新しい会堂が与えられた事ですね。　今はもうすっかり慣じんで、ここで礼拝するのが当たり前みたいになってますけども、去年の今頃はここに何も建ってなかったんですね。

　　皆で祈って、子ども達もこの場所に行って、何度も祈ってくれたようです。そうして、このように新しい会堂を神様が与えて下さいました！　この感謝をずっと忘れないようにしましょうね。


３．でもね、この新しい会堂は、例えるなら「新しい服」みたいなもんだと思うんです。聖書では、教会の中味の事を、つまり教会に集まっている私たちの事を「キリストの体」って呼んでるんです。で、私たちがイエス様の体なら、体には服が要ります。　だから、この新しい会堂は、私たち教会の新しい服みたいなものです。

　　うちの娘はこの春から中学生になるんですね。早いもんで、もうそんなに大きくなりました。それで中学校に入るために新しく制服を買いました。で、こういう制服っていうのは、なんでも大き目のを買うんですね。なぜなら、子ども頃とか中高生の頃はすぐ体が大きく成長するからです。大き目の服が先に来る。そして、その中味である体は、これから大きくなっていく、成長していく訳ですね。


４．教会も同じです。去年は、今までより少し大きくて、そして新しい、新会堂という教会の服が与えられたようなものです。　けれども、その「教会の中味」が成長するのは、これからです！

　　今日の御言を見てください。“成長させて下さるのは、神である。”
　　これは正に、教会の成長の事を言ってるんですね。私たち、「教会の中味」を成長させて下さるのは、主なる神様です！　それは単に、人数が増える、大勢になる、という事だけではありません。　教会の皆の心が成長する事です。神様を信じる心が成長したり、神様を愛する心、人を愛する心が成長するっていう事です！

　　皆もそうでしょ。春からピカピカの一年生になる子もいますね。体も大きくなるけど、きっと色んな新しい事を経験して、きっと心が成長すると思います。楽しい事もあるし、でも大変な事もあったり、失敗したり、国語では１００点とったけど、算数は２０点だったとか。新しい友達と楽しく遊んだり、またケンカしたり。笑ったり、泣いたり、そうやって心が成長します。

　　教会もそうなんですね。きっと色んな事がある。でも、色んな出来事を通して、教会の中味も、教会の皆の心も成長するんですね！　そうやって、「教会を成長させて下さるのは、神様」なんですね！


５．先生は今日の教会総会を前にして、この御言がとても心に響きました。　というのは、先生こう見えても疑い易いもんですから、「去年は教会の建物が与えられたけど、教会の中味の成長はもっと難しい、大変な事だぞ。するかなぁ、成長？」と思って。けれども“成長させて下さるのは、神である。”

　　そうか、神様が成長させて下さるんだ！　新会堂だって、神様が驚くような方法で与えて下さったんだから、教会の中味の成長だって、神様がさせて下さるんだ、と思ったら、なんか心に元気が出てきました！　神様には出来ない事は何も無いんですね！

　　“信じない者にならないで、信じる者になりなさい。”（ヨハネ２０：２７）　よし、神様を信じよう、神様に期待しようと思いました！

　　どうか、子どもも大人も、私たち一人一人を、神様の子どもとして成長させて下さり、そして教会を成長させて下さる神様を、皆で一緒に信じて、歩んでいきましょう！




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