2010年1月3日

ヨハネによる福音書　10章 16節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 家族が増える ＞

「そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　10章16節）


１．皆さん、主にあって新年おめでとうございます！　今年、最初の日曜礼拝です。今年も子どもも大人も、本当の神様を一番大切にして、心から礼拝していきましょうね。これが今年の教会の御言です。

「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネ　１０章 ９節　新改訳）

　 元旦礼拝でも言いましたけど、先生は教会の入口を見た時に、「門」みたいだなあと思いました。そして、イエス様が「わたしは門です。」って言われた言葉を思い出したんですね。
　 イエス様の十字架は、罪がゆるされて天国に入れる「天国の門」「救いの門」なんですね！　今年、まだイエス様の事を知らない子どもから大人まで誰でも、一人でも多くの人が、この教会の入口を入って、そしてイエス様を信じて、イエス様の救いの門を通る事が出来るように祈りましょうね！　皆もお友だちや家族を連れてきて下さいね！


２．さて、この御言には後の方に続きがあるんですけども、１６節、“わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”

　　イエス様は私たちを羊に例えているんですけども、既にイエス様の元にいる羊は安心ですね。門をくぐって、囲いの中に入った羊は。　けれども、イエス様はこの囲いの外にいる、門の外にいる羊も導きたい、連れてきたいと願っておられるんです。
　 という事は、新しい羊が増える、という事です。　羊の家族が増える。
これを教会で言うなら、神の家族が増える、という事です！　これから教会に新しく子どもでも大人でも、イエス様の元に来る人、帰ってくる人が増えると思います。　既に、前の教会にいる時からも、新しい人がだんだん増えてきましたね。

　 家族が増えるっていうのは嬉しい事ですね！　でもね、簡単な事ではありません。家族が増えるっていうのは大きい事です。　つまり新しい家族を迎える、心の備えが要ります！


３．この前、赤ちゃんが生まれて、おうちに新しい家族が増えた人もいました。今週、赤ちゃんが生まれる人もいます。　自分の下に、弟とか妹が生まれる場合は、自分はお兄ちゃんやお姉ちゃんになるという事ですね！

　 この写真は一応本人の許可を得ておりますけども、うちの次女が生まれた頃の写真です。長女と一緒に写っていますけども、長女の表情に、若干の緊張と戸惑いが表れているのがお分かりになるでしょうか？

　 今まではこの家の子どもは自分だけだった。パパとママの愛情は全部、自分だけに注がれていた。　パパとママと自分という３人の暮らしになれていた訳です。　ところが急に家族が増えた、4人になった。　この妹を抱っこしていいのか、どう抱っこすればいいのか、「写真撮るから笑ってっ」と言われても、もう一つ表情が固いというかこわばっている。

　 何が言いたいかと言うと、教会も同じだという事です。これからイエス様という救いの門を通って、新しい神の家族が一人、また一人と増えていくでしょう。　その時、皆さんは神の家族のお兄ちゃん、お姉ちゃんになるという事です！　新しい家族を迎える、受け入れる心の備えが必要だという事です！　　今までの３人家族の方が気心が知れていて、慣れていて良かったと思うかも知れません。　でもそれでは新しい家族は迎えられません。

　 家族は増える、新しい家族を迎え入れる事によって、家族は成長するんですね！　教会も、神の家族も同じです。イエス様のように、だれでも、色んなタイプの人を受け入れられるように成長していくんですね！


４．“わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”

　 イエス様は新しい家族を増やそうと願っておられます。そうして、昔から教会いるお兄ちゃん羊もお姉ちゃん羊も、そして新しく連れてこられた、あるいは生まれた弟ひつじ、妹ひつじも、皆、イエス様という一人の羊飼いの元に集まって、一つの羊の群れになるんですね！
“そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”

　 クリスマス祝会の時に、土屋家はこの子ども用ハンドベルを演奏しましたけども、これは一人では絶対に演奏できないんですね。これは８本あるから、両手に一本ずつ持って、４人いないと演奏できないんですね。　もっとたくさんベルを使う曲の場合はもっと大勢の人が必要です。

　 簡単なようだけど、結構難しいんです。　それは皆で心を合わせないと演奏できないんです。　リズムとか速さを合わせるのが難しい。　「あっ、隣りの人が間違えたぞ」とか、人ばかり気にしていると、自分が間違えるんですね。

　 まーまーでも失敗しても、お互いの失敗を赦しあえば、笑顔で一つになれると思います。ハンドベルって結構、深いですね。　合奏とか合唱は何でもそうでしょうけども。


５．“そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼いとなるであろう。”
　これから神の家族が増えていく事を願います！　そのためには新しい家族を迎える心、広い寛容な心、忍耐してゆるす心、「私は、私は、」と言わない心が必要です。兄弟ゲンカもあるでしょう。不協和音も今後、出てくる事もあるでしょう。　たった、二人でもなかなかハモれないんですから。　でも、隣の人の音とリズムをよく聞いて、何より、指揮者である、羊飼いである、イエス様の言うことをよく聞いて、心を合わせて進んでいきましょう！



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