2009年11月29日

ヨハネの黙示録　21章 1〜8節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　＜ 真のゴール ＞

「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、
　　神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとってくださる。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネの黙示録　21章3〜4節）


１．先週の月曜日は、祈り備えてきました「新会堂 感謝礼拝」が祝福の溢れ流れる中に行われました。こうして新会堂も建ち、引越しも終わり、「感謝礼拝」が終わり、確かに一区切り着いた訳ですけども、しかし、言うまでも無く、新会堂が建つ事が私たちの目標、ゴールではない訳です！

　　ともすれば、日本の教会というのは会堂を建てる事が一つの目標みたいになってしまって、建ったらそれで満足してしまって、気が緩んで、高慢になって、調子に乗って、油断して、敵にやられてしまうとか、大きな失敗をする事があります。 ダビデや、ソロモンや、ノアも、そういう失敗をしています。そういう風にならないように気をつけましょう！

　　そして私のためにもお祈り下さい。ここからが新しいスタート、新しく歩み始める第一歩ですから。更に先を目指して進みたいと思います。私たちのゴールは天国ですから！


２．さて、今日は黙示録から、その天国の様子、つまり新天新地の様子を見たいと思います。先週は２０章の後半から「最後の審判」について見ましたが、それによって天国側に振り分けられた人達、つまり「いのちの書」に名前の記されている者たちはこの「新天新地」に入る事が出来る訳です！１節、今の天地・宇宙は消え去り、新しい天と地が現われた！

　　５節も「見よ、わたしはすべてのものを新たにする」。 皆さんは、この新天新地をどのように想像されるでしょうか？ この新会堂も、改築とか、増築とか、リフォームとかはでなく、全く新たに一から新しく建てられましたけれども、新天新地も、ポイントは「すべてのものを新たにする」という事です！すべてです！

　　神様が創世記で一番最初に天地を造られた時、「それは、はなはだ良かった」と言われています。今のこの天地だって非常に素晴らしく造られているのに、そのすべてが更に全く新しく、次元の違う素晴らしいものになるのです！　私たちの体も、こういう体ではなく、全く新しい、輝く栄光の体に変わるように（イモ虫からキレイな蝶になるように）、想像も出来ないような、全く新しい世界　となるのです！


３．そして、その中心である天の都の様子が記されていますが、それでさえ、幻で見た天の都の美しさを、ヨハネが言葉で精一杯表現したものに過ぎません。（１８〜２１節）

　　そしてまた、天の都の光輝いている様子が記されています。２３〜２７節、また、２２章５節にも。私たちはこの地上では明るさのために、太陽や月、またロウソクやランプの炎の光、そして電気の明かりのお世話になっている訳ですけども、天の都ではそういうものは一切必要ない。父なる神様と小羊イエス様が、眩しく光り輝き、天の都を全て照らしているから！スゴイじゃないですか、神様の輝きそのものに直接照らされている！

　　きっと天の都は全てが光ってるんでしょうね。皆が光ってるんでしょう。ちょうど、天使が光ってるのと同じように。影もない。だから、もはや光の色の違いで区別するのでしょう。緑色に光っているとか、青色に光っているとか。
　　そして夜はもうない。私は子どもの頃から夜の闇を恐れる面がありますが、天国には闇はもうない！


４．また、２２：１〜２。「いのちの水の川」。「いのちの木」。　かつて、エデンの園の中央に「善悪を知る木」と共に「命の木」というのがありました。神様に背いてエデンの園を追い出されたアダムとエバはその木の実を食べる事は許されませんでしたが、この天の都においては、その「命の木の実」を食べる事が出来るのですね！


５．さて、今ずっと新天新地の「新しさ」とか「美しさ」とか「光の輝き」とか「命の川が流れてる。命の木が生えてる」とか、そういう環境とか場所の素晴らしさばかり先に言いましたけれども、新天新地において最も素晴らしい事、一番重要でスゴイ事は、三位一体の神様と、直接に共にいる、という事です！！！

　　３〜４節、“見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり、神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや、死も無く、悲しみも、叫びも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである。”

　　「神の幕屋が人と共にあり」というのは、神様の住む所と人の住む所が同じ場所にある、という事です！！！今までは、神様の住むところは「天」であり、私たち人間の住む所は「地上」というふうに、完全に住む所が別れていた訳です。　ところが、この時には、神様の住む所と人の住む所が同じになる！　同じ都で、神様と人が共に住む！

　　お父さんと子どもが別々に住んでるというのは不自然な話であって、天のお父様と神の子どもたちが共に住むのです！そして、人の目から涙を、悲しみを全くぬぐい去って下さる！という事は、天の都にあるのは、命、喜び、歌、楽しみ！

　　これが神様のご計画のゴールであり、完成なのです！イエス様がこれを完成されるのです！６節、「事はすでに成った」。新改訳では「事は成就した」。

　　イエス様は創世記において、天地を造られ、私たち人間を造られた方ですが、そのご計画は黙示録のここで完成するのです！　「初めであり終りである」。（７〜８節）

　　２２節も読みましょう。「聖所」というのは、旧約時代、神の幕屋や神殿の奥にあって、神様　がそこにおられる特別な場所として、年に一度、祭司が入る以外、誰も入れない場所でした。けれども、そんな近づきがたい、幕で隔てられた場所はもうない。さっきも言った様に、神様が人と一緒に住まわれるから！


７．２２：３〜４、“のろわるべきものは、もはや何ひとつない。神と小羊との御座は都の中にあり、その僕たちは彼を礼拝し、御顔を仰ぎ見るのである。彼らの額には、御名が記されている。”

　　罪も、闇も、恐れも・・・悪いものは何もない。　新天新地、天の都の中心におられる、父なる神様とイエス様を直接に見て、礼拝する！

　　私たちのゴールはこの天の都です！　だから最初に言ったように、新会堂が出来た事がゴールでは勿論ないのです！　本当の神様のご計画のゴール、完成はこの天の都！みんなでそこに行くことが目標です！！！




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