2009年11月15日

使徒行伝　4章 10〜12節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ わたしたちを救う名 ＞

「イエス・キリストの御名・・・この人による以外に救いはない。わたしたちを
　救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　4章10〜12節）


１．新しい会堂に移りまして、一ヶ月が経ちました。このたった一ヶ月の間にも、主はたくさんの素晴らしい事をして下さっています。
　　しかし、もう一つの面があります。新しい歩みを、主が祝福して下さっているとともに、また悪魔が狙っている、攻撃してくるという事を覚えて、警戒しなければなりません！

　　私は今までプロフィールを書く時に、動物に例えると自由気ままな猫のようなタイプですと言っていたんですけども、これからは犬のようでなければならないと思っています。つまり教会の羊を守る「牧羊犬」、また外から悪魔が入って来るのを防ぐ「番犬」にならなければならない、と。

　　というのは、やはり黙示録に記されているように、世の終わりの今の時代は、悪魔の働きが活発なんですね。�Tペテロ５：８にも、“身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。この悪魔にむかい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい。”とある通りです。


２．悪魔の働きが活発である事は色んな面で現われていると思いますが（教会や教団を内部からかき混ぜようとしたり）、その一つに新しい異端が増えています。

　　キリスト教の異端（つまり偽物）というと、エホバの証人、統一協会、モルモン教というのが日本では有名ですが、こちら側も大分研究してますから、どこがおかしいというのはかなり分かってきています。けれども、まだ新しい異端とか、出会った事のない異端というのは、見極めるのに最初時間がかかります。　似てるからこそ偽物な訳ですから。

　　＜異端の特徴＞
　　その1．「私もクリスチャンです、と言ってくる。」　油断させる手口です。
　　その2．「私も聖書を信じています。イエス・キリストを信じています、と言う。」
　　　　　　　　　でも、どう信じているかが問題です。　そして、
　　その3．「自分達だけが正しい。あなたがたは間違ってるから天国にいけない。」と言って、
　　　　　　　　　こちらの信仰をぐらつかせようとしてくる。不安がらせる。そして、ガーッと議論を
　　　　　　　　　しかけてくるんですね。

　　�Uペテロ３：１７にあるように、“あなたがたはかねてから心がけているように、非道の者の惑わしに誘い込まれて、あなたがた自身の確信を失うことのないように心がけなさい。”


３．先週の日曜日の晩、そのような人が来たんです。最初はクリスチャンなのかと思いました。けれども、「日曜日に礼拝するのはおかしい」とか「十字架をかがげるのは偶像礼拝だ」とか「過越しの祭りを行わないと救われない」とか、ガーッと言ってきました。

　　＜異端の特徴＞
　　その4．「十字架を嫌う。」
　　しばらく、付き合って聞いていましたが、キリがないから、「私は私の信じる道を行きます！あなたはあなたの道を行けばいい」と言ったら帰っていきました。

　　後日、分かりましたが、なんと池上（教会の近く）に彼らの教会があるようです。ホームページもあるので、ずーっと読んでみると、聞いた事のない神様の名前が出てくるのです。どうやら彼らいわく、聖霊様の名前だと言うんですが、そんな名前、聖書のどこにも出てきません。
　　（文鮮明みたいな誰かの名前なのだろうか？）そして、その名前こそが救いのために必要な名前だと言うのです。

　　＜異端の特徴＞
　　その5．「イエス様以外の名前を重要視する。」
　　　今日の箇所をご覧下さい。これが最も重要なポイントです。使徒行伝４：１０〜１２、
　　“ナザレ人イエス・キリストの御名・・・この人による以外に救いはない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである。”

　　私たちが救われるための名前、私たちを救って下さる方の名前、すなわちイエス・キリスト様の名前だけが救い主の名前なのです！ なぜなら、私たちの救いのために十字架にかかって下さったのはイエス様だからです！それ以外に、○○様とか、マリヤ様とか、そんなもの付け加えてはいけません！


４．そして、その救い主イエス様を信じる信仰によって、私たちは救われるのです！

　　＜異端の特徴＞　その6．「行いによる救いを強調する。」

　　これはどんな異端でもそうですけども、行いによる救いを強調します。しかし、私たちは礼拝という行為さえ、救われるために礼拝するのではありません！救われているからこそ、礼拝するのです！　献金にしろ、伝道にしろ、救われるための行いとしてするんじゃない、イエス様を信じて救われたから、礼拝するし、献金するし、伝道もする訳です。

　　ガラテヤ２：１６、“人の義とされるのは律法の行いによるのではなく、ただキリスト・イエスを信じる信仰によることを認めて、わたしたちもキリスト・イエスを信じたのである。それは、律法の行いによるのではなく、キリストを信じる信仰によって義とされるためである。なぜなら、律法の行いによっては、だれひとり義とされることがないからである。”（ローマ３：２１〜２８も参照。）

　　彼らの教理の一つの特徴は、さっきも言いましたが旧約時代のように「過越しの祭りを行わないと救われない」というものです。過越しの祭りは、今は聖餐式に当る訳です。勿論、聖餐式は私たちも毎月やっていますけども、あれだって救われるためにやってる訳じゃありません。聖餐式は救われた者が、その記念に行う訳であって、そのパンとぶどう酒に救いの力がある訳じゃありません。

　　確かにイエス様はこう言われました、“わたしの肉を食べ、わたしの血を飲むものには、永遠の命があり・・・”　　けれども、その意味は、十字架にかかって、釘で体が裂かれ、血を流して下さったイエス様の救いを信じる者に永遠の命が与えられる、という意味で、その肉と血そのものや、パンとぶどう酒を飲む事に救いの力がある訳ではない訳です。

　　＜異端の特徴＞
　　その7．「聖書の御言を本当の意味を理解しない。」
　　　その文字通りの言葉の表面だけを守って、自分達は正しいと主張するのです。


５．“イエス・キリストの御名・・・この人による以外に救いはない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである。”

　　皆さん、私たちの周りには現にこのようにして多くの異端や、色んな新興宗教、その他、占いやら何やらがあって、悪魔が人々の心を惑わし、そしてクリスチャンの信仰さえも惑わそうとますます活発に攻撃してきます。それが終わりの時代の特徴です！皆さん、聖書をコツコツとよく読み、そして悪魔の誘惑から守られるようにお互いのためによく祈りましょう！神の武具を身に着け（エペソ5：10〜２０）、イエス様の御名以外に救いはないこと、そしてその御名を信じる信仰によってのみ救われる事をしっかり握って、悪魔に勝利しましょう！！！　強い主が共におられます！！！




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