2009年10月18日

マタイによる福音書　7章 9〜11節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 箱舟のように ＞

「天にいますあなたがたの父は　なおさら、求めてくる者に
　良いものを下さらないことがあろうか。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　7章 11節）


０．祈り（皆が無事にたどり着くように。主は馬小屋で生まれて下さったのに。恵み。）


１．皆さん、新しい会堂に迷わず無事にたどり着きましたか？どうですか？あまりの素晴らしさにビックリしますね！水曜日にたくさんの人にお手伝いしてもらって引越したんですけども、正直ね、全てのものがあまりにも立派過ぎて、その素晴らしさになかなか慣れないんですね。先生、神戸にいた時は本当に質素な、プレハブで出来た教会に住んでたもんですから、先週まで使っていた東京教会の建物だって充分立派だと思ってたくらいです。

　　けれども、天の父なる神様は、今日の御言にあるように、私達にいつも本当に良いものを下さるんですね！　こっちがビックリするような素晴らしいものを下さるんです。

　　私たちは、これくらいでいいです、これくらいのもので充分ですとか、なんなら今のままでもいいですと、神様に小さく求めて、小さく期待するかも知れませんけれども、父なる神様は私たちが思う以上に、与えて下さるんですね！


２．神様が私たちに素晴らしいものをなぜ下さるか、その理由はまず一つは、私たちを愛して下さっているからですね！　父なる神様は、神の子ども達を、つまり教会の私たちを本当に愛して下さっています。色んな御言が在りますよ。

　　“ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたち全ての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか。”（ローマ8：32）

　　“恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである。”（ルカ12：32）


３．でも、それだけじゃありません。なぜ神様が色々な素晴らしいものを私達に下さるのか。それは期待しているからです。

　　先生が子どもの時、小学校一年生になった時、お父さんが勉強机を買ってくれたんです。

　　ライトも付く、当時としてはハイカラな電動鉛筆削り器もついている。一年生の私から見れば大きな机。なぜお父さんがそれを買ってくれたか。 「小学生になったから、これからはしっかりとお勉強をしなさいよ」、という「期待」が込められている訳ですね。

　　それと同じように、私たちにこの今までよりも大きい、立派な建物が与えられたのは、神様が私たちに期待しておられるからですね！　「これからますます、皆で心を合わせて、父なる神様と救い主イエス様を礼拝してね！そして、たくさんの人のイエス様のことを伝えて、そして広くなった教会には、今までよりもっとたくさんの人が入れるから、お友達や家族の人たちを教会に連れてきて、そして皆で礼拝して、そして皆で天国に行きましょう！」、そういう期待が込められていると思うんですね！

　　そうですよ、皆さん。「わーい、やったー。新品のキレイな会堂だ」って、自分達だけが喜んでちゃいけないんですね！　例えるなら、この建物は「ノアの箱舟」のようなものだと思います。多くの人がこの教会に来て、入って、この世が終わりが来る前に、イエス様を信じて救われる、そのための場所として用いられるように、祈りましょう！


４．ここに引越してから、早速色んな人がここに来ましたよ。前の教会のお向かいの片川さんが来てくれたり。全然知らない近所のご婦人が、白く光る十字架に引き寄せられるように突然、来たり。また、お隣の方がお子さんと一緒にご挨拶に来て下さったり。その他にしつこいセールスマンも来ましたけども。

　　そのように、どうかこの与えられた建物が、箱舟のように世の終わりの主の御用のためによく用いられるように祈りましょう！




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