2009年8月2日
使徒行伝 4章 29節
＜ 大胆にイエス様を伝える ＞
「僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。」
（使徒行伝 4章 29節）
１．こども達は夏休みを過ごしてると思いますけども、おじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行ったりとか、色んな人に久しぶりに会う時があるかも知れませんね。
そういう色んな人に出会う時に、ぜひ、少しでも、ちょっとでもイエス様の事を教えてあげて欲しいと思うんですね。 特に夏は、イエス様を知らない人は色んなものを拝んだり、お祭りがあったりするんです。お盆っていうのがあって、イエス様を知らない人は、死んだ人が苦しい地獄から帰ってくる日だと思ってるんですね。それと言うのも、皆知らないから。 「人間は死んだらどうなるんだろう？怖いなあ、不安だなあ」って思ってるから。だからね、
「イエス様を信じると罪が赦されて天国に入れてもらえるんだよ。だからイエス様を信じれば安心なんだよ」って、そんな一言でもいいから教えてあげて欲しいんですね。
２．でもね、イエス様の事を誰かに教えてあげるっていうのは、
ちょっと勇気がいるんですね。恐れを感じるんです。「イエス様の事を話したら、変なやつだと思われるんじゃないかな…笑われるんじゃないかな…気まずい空気になるんじゃないかな…ＫＹ（空気読めない人）だと思われるんじゃないかな」とか。その
恐れに負けて、イエス様を信じてる事を誰にも話さない人の事を「隠れクリスチャン」って言うんです。
でもね、なぜ、そう恐れたり、心配してしまうかと言うと、それはね、
悪魔が恐れさせようとしてるからですね！ なぜなら、悪魔はイエス様の事を一番伝えて欲しくないからですね！ だから、なんとかイエス様の事を伝えさせないように、恐れさせたり、脅かしたりして、邪魔してくるんですね！そういう悪魔に負けないためにはどうしたらいいでしょうね？
３．聖書の使徒行伝の時もそうでした。イエス様のお弟子さん達はイエス様の事を伝えようとしていました。神殿の門の所に、生まれた時から歩けない人がいました。ペテロさんとヨハネさんは「
イエス・キリストの名によって歩きなさい」と言って、手をとって起こしてあげると、なんとこの人は足が強くなって、立ち上がって踊れる程になりました。
周りの人たちはそれを見ていてビックリしました。 そこでペテロさんはその人たちに「皆さん、この人の足が治ったのは私の力ではありませんよ。あの
イエス様を信じる事によって癒されたんですよ」と話しました。
そうすると悪魔は、祭司とか律法学者たちを使って
邪魔してきたんですね。ペテロさんとヨハネさんを捕まえて、そして大勢の人たちが二人をとり囲んで、そして怖い顔でにらみつけて、「あなたがたは、一体、なんの権威、また誰の名によって、このことをしたのか」と言いました。
昔の臆病なペテロさんだったら、「あ〜、スイマセンっ。もう二度とイエス様の事は伝えませんから、ゆるして下さいっ」って言ったかも知れません。けれども、この時のペテロさんは
聖霊様に力と勇気を頂いていたので、
「…イエス様以外に救いはありません！」と大勢の前でも堂々と語りました。
「うぬぬぬっ・・・」そうしたら、もっと怖い顔をして、「今後はイエスの名によって語ることも、説教することも、いっさいしてはならないっ」と命令しました。けれども、ペテロさん達は、
「・・・私たちとしては、自分の見たこと聞いたことを語らないわけにはいきません！」と言いました。つまり、「
いいえ、私たちはこれからもイエス様の事を伝えます」っていう事です。
勇気がありますね。怖くなかったんでしょうか？もしかしたら怖かったかも知れません。
でも、恐れさせようとする悪魔に負けないで、聖霊様に満たされて語ったんですね！
４．そして、教会のみんなの所に帰ってから、報告をして、そして、皆で心を合わせてお祈りをしました。それはどういうお祈りだったかと言うと、
「主よ、いま、彼らの脅迫（おどし）に目をとめ、僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。・・・」。
つまり、私たちが敵の脅しに恐れないで、思い切り、堂々と御言葉を語る事が出来るように強めて下さい！という事です。そうしたら、そのお祈りに神様が答えて下さって、グラグラッと地震が起きて、まるで神様が「よし、分かった！」と言っておられるかのように
、そしてこれまで以上に聖霊様に満たされて、力と勇気がみなぎって来て、ますます恐れないで語れるようになったんですね！
５．実は先生のお父さんは私よりももっと
大胆にイエス様を伝える人なんですね。昔からそうなんですけども。この前、来た時に、今作られている途中の新しい教会を見せに行ったんですね。そうすると、まだそこに大工さん達がいたんですけども、その大工さん達にいきなり話しかけて、「実は私も昔は大工だったんですよ」「へーそうですか」。そこまでは普通の会話。でも、それをきっかけにして、「知ってますか、イエス様も大工だったんですよ。だから大工はイエス様と近い関係なんですよ」と話し始めて、それだけじゃなく「天の神様は家を作るどころか、この天地宇宙を造られたんですよ。腕のいい完璧な大工さんなんですよ」という話までし始めたんですね。
私は隣りで聞きながら、お父さんは初対面の、しかもまだ仕事中の大工さん達にどこまで話をするんだろうと思って、ハラハラしていました。 けれども、「やっぱりスゴイ人だな、この人は」と思いました。 私だったら、色々考えちゃう訳ですね。 初対面だし、仕事の邪魔しちゃ悪いし、とか･･･いきなりイエス様の話をしても･･･まずは挨拶をしておいて、印象をよくしておいて、そして次の機会に･･･とか考えちゃう訳です。 無茶な事はしないと言うか、空気を読んじゃうというか。 よく言えば慎重な訳です。
けれども、ペテロさん達は「
慎重に御言葉を語らせてください」と祈ったんじゃないんですね。
「思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい」と祈ったんですね！
だからね、イエス様の事を伝えるっていうのは、ある意味ずうずうしく、細かいことをあまり気にせず、変な人と思われるかなー、なんて気にせず、大胆に伝える事が必要なんですね！
もし皆さんも、自分にはイエス様の事を人に伝える勇気がない、力が無い、思い切りがない、と思うなら、ペテロさん達のように、神様に祈ればいいんですね！神様はそういう祈りにはよく応えて下さって、必ず聖霊様の力を更に豊かに与えて下さいます！！！
“僕たちに、思い切って大胆に御言葉を語らせて下さい。”
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