2009年2月1日礼拝

2009年02月01日

創世記　18章9～15節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ そんなの無理？ ＞

「主にとって不可能なことがありましょうか。」

１．はい、今日の御言を見て下さい。「不可能」っていう言葉の意味が小さい子たちには分からないかも知れませんね。「不可能」っていうのは「～できない」っていう意味です。だからこの御言は、「神様にとって出来ないことはあるでしょうか」、言い換えれば「神様に出来ないことはありませんよ。神様には何でも出来ますよ」という意味です！皆さんはこの事を信じますか？　「神様になら何でも出来る」と信じますか？

２．何度も聞いた事があるお話だと思いますけども、今日はサラさんのお話をもう一度思い出してみましょう。サラさんは、この時、「神様にはどんな事でも出来る」という事を信じられなかったんですね。アブラハムさんとサラさんは、ずーっと赤ちゃんが欲しかったんですね。けれども、あまりにも長い間、赤ちゃんが与えられなかったので、

　　サラ：「もう無理だわ。神様は私たちに子どもを与えて下さると言われたけれど、
　　　　　　私たちはもうこんなに歳をとってしまったから、どう考えても無理だわ。不
　　　　　　可能だわ」と思っていたんですね。

　　そんなあある日、アブラハムさんが木の下で座っていると、三人の不思議な人がアブラハムさんの方を向いて立っていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】

ｱﾌﾞﾗﾊﾑ　：「いやー今日も暑いなあ…。あっ、誰だろう、あの不思議な三人の人たちは！
　　　　　　　　まさか、神様の使いではないだろうかっ。きっとそうだ」（走って迎えに行く）
　　　　　　：「（ひれ伏す）主よ、どうぞ私のうちに来て下さい。水とパンも用意しますから、
　　　　　　　　ぜひ、うちで休んでいって下さい。せっかく来て下さったのですからっ」

３人の人：「では、そうさせて頂きましょう。」

ｱﾌﾞﾗﾊﾑ　：「サラ、サラ、お客様だ。急いで食事を用意しなさい。あの方々はきっと神様の
　　　　　　　　使いに違いないっ」

サラ　　：「え？わ、分かりました。でも私はここいるわ。食事はあなたが運んでいって」

ｱﾌﾞﾗﾊﾑ　：「なぜじゃ？　お前も顔を見せたらいいじゃろう。」

サラ　　：「いいのいいの。そんな神様の使いのような方々の前に、私はとても出れない
　　　　　　　わ」

３人の人：「あなたの妻サラはどこにおられますか」

サラ　　：「（ドキンッ、私の事を言ってるわっ）」（耳をすましていた）

ｱﾌﾞﾗﾊﾑ　：「は、はい、あっちに…天幕の中におります」

３人の人：「来年の春、わたしは必ずあなたの所に帰ってきましょう。その時、あなたの
　　　　　　　妻サラには男の子が生まれているでしょう。」

サラ　　：「（男の子が生まれるですって？　は～、ハハ…ハハハ…私はもう、こんなお婆
　　　　　　ちゃんになってしまったのに。アブラハムだってもうお爺ちゃんなのに、いまさら
　　　　　　　赤ちゃんが生まれるなんて、絶対にあり得ないわ…）」

神の人　：「（耳がピクピク）なぜサラは、私は老人なのに、どうして子どもを産むことが出
　　　　　　　来るだろうかと言って笑ったのか。　主にとって不可能なことがありましょうか。
　　　　　　　神に出来ない事がありましょうか。　来年の春、定めの時に、わたしはあなた
　　　　　　　の所に帰ってきます。その時、サラには男の子が生れているでしょう。」

サラ　　：「（天幕から出てきてひれ伏す）あ、あの…私は、決して笑ってはおりません。」

神の人　：「いや、あなたは笑いましたよ。」

３．確かにサラさんは言葉には出さなかったかも知れないけども、心の中で「そんなの無理よ。そんな言葉、そんな約束、とても信じられないわ」って、笑っていたんですね。それは、神様の事を笑う、イエス様の事を笑うっていう事ですね！でも、だんだんサラさんのお腹が大きくなってきました。

　　サラ　　：「あら、私なんか最近、太ったかしら…。ま、まさか、これは本当に赤ち
　　　　　　　　ゃんかしら？！」

　　そうして、言われた通り、次の年の春になってサラさんは本当に男の赤ちゃんを産んだんですね！

サラ　　：「まさか本当に赤ちゃんが生まれるなんて！　神様は私に笑いを与えて
　　　　　　下さったわ！」

４．ねー皆さん。父なる神様は、私たちが「これは無理だ」とか、「難しいだろう」とか、「もういいわ、あきらめた」とか、「そんな事あり得ない」と思うような事を、「出来る」神様、「して下さる」神様なんですね！！！

　　サラさんは、歳とってから赤ちゃんを産むなんて、あり得ないと思ったけど、神様にはそれが出来ましたね。

　　今年、私たちの教会が新しくなるんです。こんな感じの教会が建つんですね。これも前は笑ってたんですね。「もっと広くて、屋根に十字架が付いた教会らしい建物を持つなんて、まあ無理だろうね。難しいだろうね。大家さんが教会を建ててくれて、私たちに貸してくれたらいいのにね。まーそんな上手い話ある訳ないよねー、ハハハハー」って冗談で笑ってたんですね。（別に悪ぎは無いですけど。）でも、そんなの無理だよねーって、笑ってた話が、本当になったんですね！

５．私達が「無理だ。不可能だ。あり得ない。もう長い間、何も起こらなかったじゃないか」と思っても、“主にとって不可能なことがありましょうか”、神様の御心なら出来るんですね！

　　でも、いつそれをして下さるかはわたしたちには分かりません。　でも、「時」が来る時、神様が決めた、神様が定められた「時」が来る時、その驚くような事が、本当に、確実に起きるんですね！

　　もしかしたら、今、色んな事で神様をあまり信じられなくなってる人がいるかも知れません。神様の何でも出来る力を笑ってる人がいるかも知れません！　耳をピクピクさせながら、「あ、笑ったな。あなたはわたしを信じてないな」と言われてるかも知れません。

　　信じましょう、“主にとって不可能なことがありましょうか。”

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