2008年12月21日礼拝

2008年12月21日

ルカによる福音書　2章8～12節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 全ての人の救い主 ＞

「あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼い葉おけの中に寝かしてあるのを
　見るであろう。それがあなたがた与えられるしるしである。」

１．皆さん、クリスマスおめでとうございます！　今年２００８年もクリスマス礼拝の日を迎えました。クリスマスは、真の神様の子ども、イエス様が私たちのこの世に来て下さった事を覚えて、特に感謝する日ですね。

　　目に見えない神様を、仮にこの星に例えると、この大きい光（星）が父なる神様で、この小さい光（星）が子どもの神様、つまりイエス様ですね。イエス様は父なる神様と一緒に、天におられた訳ですけれども、私たち人間を救うために私たちのこの世に、地上に約2000年前に来て下さった訳です。

　　でもねー皆さん、ここが不思議だなあと思うんですけども、イエス様はこのピカーンと光り輝く神様の姿で来たんではないんですね。もしイエス様がピカーンていう光のかたまりみたいな姿で来られたら、きっと眩し過ぎて、誰も見れないし、近づけないし、勿論、触る事も出来なかったと思いますね！いくらイエス様が素晴らしくても、近づけなかったら意味ないですね。

　　けれども、イエス様はこのピカーンという神様の姿で来られたのではなくて、なんと私たちと全く同じ「人間」になって、赤ちゃんの姿で来られたんですね！（まずマリヤさんのお腹の中に宿って。）これがスゴイところだと思うんです。神様なのに、私たちと同じ人間になって下さったんですね！これなら、私たちにとって一番近いですね。近づけますね！この絵（降誕の場面）でも皆、近寄って見てますね。

２．人間はみんな赤ちゃんからスタートしますね。ここにいる全員、始めは赤ちゃんでした。そしてだんだん大きくなって、子どもの時もあった訳です。このイエス様の絵はイエス様が小学生ぐらい（学校は行ってないけど）。　そしてイエス様は中学生ぐらいになり、高校生ぐらいになり、２０歳になり、そうして大人になりました。

　　つまりイエス様は、赤ちゃんから大人まで、全ての人を救う救い主なんです！
　　「イエス様は大人の救い主、大人になってから信じればいい」なんて、そんな事はありませんよ。今日は小学２年生の子が洗礼を受けますが、決して早すぎる事はありません。

　　だからね、イエス様は人間の気持ちが全部分かります。赤ちゃんの気持ちも分かる。子供の気持ちも分かる。若者の気持ちも分かる。大人の気持ちも分かる。お年寄りの気持ちは分かんないだろうか？いいえ、イエス様は人間としては今、何歳だと思いますか？そう、2008歳です。神様としては年齢はない、永遠だけども、人間としては2008歳。だからお年寄りの気持ちも勿論分かります。

　　子供には子供の悩みや、悲しみや、苦しみがあり、大人には大人の悩み、悲しみ、苦しみがあります。イエス様にはあなたの気持ちが全部分かります。全ての人の気持ちが分かるんです。

３．そしてね、イエス様はどこで赤ちゃんとして生まれたかと言うと、家畜小屋ですね。この中で馬小屋、家畜小屋で生まれた人いないでしょ？病院か家ですよね。それは私たちはなんやかんや言っても豊かだからですよね。でもね、もしかしたら世界の貧しい国には、家畜小屋に近いような貧しい状況で生まれた人も結構いるんじゃないかと思うんですね。アフリカの貧しい国とか。あるいは戦争中に、もっと大変な状況の中で生まれた人もいるかも知れません。で、この時、一番最初にイエス様を拝みに来た人たちは羊飼いでしたね。羊飼いっていうのは、いっつも外で寝てる、野宿してるような貧しい人たち。いつも、なんとかギリギリ生きていけるぐらいの貧しさ。私、思いました、この羊飼いたちの中には、「いや、実は俺も馬小屋で生まれたんだよ」っていう人、いたんじゃないかなって。親も羊飼いだったら、そうかも知れませんね。

　　でも、貧乏だろうが、お金持ちだろうが、みんな裸で生まれてきた、赤ちゃんで生まれてきた、同じ人間である事に変りはないですね！

　　“あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである。”

　　これはイエス様が、子どもであれ大人であれ、貧しかろうが豊かであろうが、どこの国の人であろうが、全ての人間を救う救い主として来られた、というしるしなんですね！

４．そして、さっきも言いましたけど、全ての人はみんな赤ちゃんの姿で生まれてきましたね。生まれる事はみんな同じ。そして、もう一つ、みんな同じ事があります。それは何でしょう？それは人間はみんな死ぬ、という事です！全ての人がみんなオギャーと生まれたように、全ての人がみんな死ぬ時が来ます。　死なない人がいますか？
　　そしてイエス様も、私たちと同じように、死ぬ、という事を経験して下さった訳です！

　　33歳になった時、十字架にかかって死んで下さいました！スゴイと思いませんか？　ピカーンの神のみ子ですよ？！神の御子が私たちと全く同じように人間になって、人間として生まれるという事も味わって下さり、人間として苦しんで死ぬという事も味わって下さったんです！！！

　　もっと言うと、罪をもって、罪の罰を受けて地獄（正確にはヨミ）に落ちる事さえ、味わって下さったんです！そして更に、そこからよみがえって、復活されて、また天国に帰られました！だからイエス様には、人間が死んだ後、罪をもったまま地獄に落ちる事も、あるいは罪が赦されて天国に行く事も、全部分かるんです！　自分で体験したから！

５．だからイエス様は、世界中、全ての人にとっての救い主です！全ての人を救うために来られました！全ての人を救いたいと願っておられます！　「俺なんか救われない」そんな人はいません！誰でも、人間の罪、そして自分の罪を認め、この人間になって来られた、神の子イエス様を「私の救い主」と信じるなら、罪が赦されて救われるのです！

　　そして、あなたの全てを分かって下さるイエス様が、ずっと一緒に人生を生きて下さり最後は地獄ではなく、天国まで連れて行ってくださるのです！

　　このイエス様をみんな信じて、イエス様と一緒に生きていきましょう！！！

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