2008年10月5日礼拝

2008年10月5日

サムエル記上　18章3節
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ ダビデとヨナタン ＞

「

１．神様は私たちのために、色々な素晴らしいものを与えて下さいますけど、その中で「友だち」も神様が与えて下さるものですね。私たち人間は、一人ぼっちでは生きられませんね。だから、私たちに色んな人間関係を与えて下さいます。まずは、お父さん、お母さん。親を与えて下さる。そして兄弟を与えて下さいます。また、妻や夫という結婚する相手を与えて下さいます。でも、そういう家族や兄弟だけでなく、「友だち」も与えて下さるんですね！これはまた、素晴らしいものですね。

　　「友だち」っていうのは血がつながってない、言うなれば他人です。それなのに仲良くする事ができて、一緒に生きていけるなら、本当に素晴らしいですね。

２．今日はダビデとヨナタンのお話ですけども、この二人は本当に素晴らしい友だちになったんですね。最初、どうやって友だちになったんでしょうね。（簡単に説明します…）
　　（紙芝居）　ダビデさんは子どもの頃から羊飼いのお手伝いをしていました。8人兄弟の一番下の弟。

　　けれども、なんと神様から、イスラエルの将来の王様に選ばれたんですね。それはきっと子どもの頃からダビデさんが、神様を信じる素晴らしい心を持っていたからだと思います。

　　そんなダビデさんはある時、ゴリアテという、普通の大人の2倍ぐらいの背の大きさの敵と戦う事になったんですね。普通なら恐れて逃げ出すでしょうけれども、ダビデさんは神様を信じる信仰が素晴らしかったので、「ボクは万軍の主の御名…神様の名によって、おまえに立ち向かう！」（17章45節）と言って、石を投げる道具で「ビシッ」とゴリアテを倒しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【人形劇】

　　その様子を見ていたのがヨナタンです。ヨナタンはサウル王様の息子です。王子様です。

　　ヨナタン：「スゴイッ。このダビデという人は、なんて素晴らしい信仰と、そして勇気を
　　　　　　　　持っているんだ…。ボクは彼がいっぺんで大好きになった！　ダビデくんっ」

　　ダビデ：　「ハイ。　あ、あなたはヨナタン王子。　ハハー…」

　　ヨナタン：「頭をあげてくれよ。いやー、キミの信仰は本当に素晴らしいよっ。
　　　　　　　　ぜひ、ボクと友だちになってくれないかい？」

　　ダビデ：　「え、王子様と友だちに？」

　　ヨナタン：「王子とか、そんなの関係ないよ。ボクたちは、同じ主なる神様を信じてるんだから。
　　　　　　　　そうだ、神様の前に契約を結ぼう！　これから、ボクたちは神様によって、
　　　　　　　　ずーっと友だちだ！　いいかい？」

　　ダビデ：　「ハイッ、ずっと友だちです！」

　　ヨナタン：「主なる神様、あなたの前に、ボクたちをどんな時も友だちでいさせて下さい！」

　　ヨナタン：「そうだ、友情の印に、ボクの王子の衣と、剣と、弓矢もあげるよっ」

　　こうして、み言葉の通り、「ヨナタンとダビデとは契約を結んだ」のです！神様の前に。

　　しかも、「ヨナタンが自分の命のようにダビデを愛した」とありますね。自分の命って言ったら、一番大事なものですね。それと同じくらい、ダビデの事を「大事な友だち」として、愛したというのです！

３．ところで皆さん、本当に素晴らしい友だちって言うのは、苦しい時にも支え合える友だちですね。実はこの後、ダビデさんには苦しい事がいっぱいありました。というのは、ヨナタンのお父さんであるサウル王様が悪魔に心を奪われてしまって、ダビデの事を憎むようになったからです。

　　サウル王：「ダビデめ～…王様はこのワシなのに、ワシよりも国民から人気が
　　　　　　　　　あるではないかっ。憎らしいやつめっ、殺してやるっ」（ヤリを投げる）（よける）

　　サウル王：「ヨナタン、ダビデを殺せ」

　　ヨナタン：「お父さん、どうしてダビデを殺そうとされるのですかっ。ダビデはあなたに
　　　　　　　　何も悪い事をしていないのに…むしろ、敵を倒してくれたではありませんか。」

　　サウル王：「ウム…そうだな…ワシがどうかしておった、決して彼を殺すまい…」

　　でも、またサウル王はダビデを殺そうとしました。　ヨナタンは辛かったと思います。自分のお父さんがダビデを憎んでいる。けれども、ヨナタンの友情はどんな時も変りませんでした。ダビデも本当に辛いし、苦しかったでしょう。「ボクは何も悪い事をしてないのに、なんでこんなに憎まれないといけないんだ…」と。きっと、ヨナタンの前で涙も流したでしょう。でも、ヨナタンはダビデを慰め励ましました、「大丈夫、決して殺される事はないよ。父さんがもしキミを殺そうとしても、ボクが知らせてあげるから。ボクに出来る事はなんでもするよ。」　そうして、色々な形で、ダビデを守ろうとするんですね。

４．ダビデは色々と苦しい目に会うけれども、神様はそのダビデを励まし、勇気づけるために、良い友達を与えて下さったんですね！　友だちっていうのは素晴らしいものです。特にね、ダビデとヨナタンの様に、同じ神様、同じイエス様を信じている「信仰の友だち」っていうのは特に素晴らしい！なぜなら、お互いのために神様にお祈りをする事が出来るし、一緒にお祈りする事が出来るからですね！一人で祈るよりも、誰かに祈ってもらったり、二人や三人で心を合わせて祈るお祈りは、特別にイエス様が聞いて下さるんですね。ただ一緒に遊ぶだけの友だちではなくて、苦しい時、辛い時、お互いのために一緒に祈り合える友だち。そして、同じイエス様を信じている友だちなら、天国へ行っても、ずっと友だちでいられますね！（梅の話。神学校、伝道師、結婚…）

　　クリスチャンは決して一人で生きていくんではないんですね。一人の信仰は弱いんです。教会の兄弟姉妹と一緒に生きていくんですね。その中でも、特に祈り合える友達が与えられたら、素晴らしいですね！「今は、まだそういう友だちがいないなあ」という人も、主はダビデにヨナタンを与えて下さったように、祈り求めれば、必ず良い「信仰の友だち」を与えて下さるでしょう！また、この東京教会全体も、神の家族であると同時に、互いに祈り合う友だちに、いよいよして下さる事を信じて期待します！

　　最大の友であるイエス様を中心にして、ご一緒に歩んで生きましょう！！！

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