2008年4月6日礼拝

2008年4月6日

創世記　26章　2節

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜　困難も、やがて祝福に ＞

「

１．子どもも大人も4月から色んな事が新しく変わる人も多いと思います。新しい事に慣れるまで、落ち着くまでは、最初は少し大変かも知れません。いつも言うように、大変な時こそ、困った時こそ、イエス様に必至にお祈りして下さいね。そうやって、祈って、しばらく待ってたら、本当に具体的に助けて下さいますからね。

２．さて、今日はイサクさんのお話です。アブラハムさんが待ちに待って、やっと生まれたイサクさんも、もう大人になって、そしてこの前、結婚もしました。　リベカさんというキレイな女の人で、イサクさんのお嫁さんになるために、決心してはるばるカナンの地に来てくれました。イサクさんはとても嬉しかった事でしょう。

　　けれども、やがてアブラハムさんはもう年をとったので、死んで、天国に行ってしまいました。もう、お父さんもお母さんもこの世にはいない。これからは、イサクさんは自分の信仰をしっかり持って、なんでも自分で神様に祈って、やっていかねばなりません。

　　イサク　：「よし、これからはお父さんの信じてきた神様を、
　　　　　　　　ボクもしっかり信じて生きていくぞっ」。

３．さあ、新しい思いでリベカさんと二人で信仰生活を始めたイサクさんでしたけれども、イサクさんの人生にも色々困難はあったんですね。　まず一つは、なかなか赤ちゃんが生まれなかったんですね。

　　イサク　：「子孫をたくさん与えるって、神様が約束して下さったのに・・・でも、
　　　　　　　　ボクが生まれるためにも、お父さんは長い間、祈ってくれたんだ。」
　　　　　　　　「神様、どうかリベカに赤ちゃんを与えて下さい」（25章21節）

　　そうして一生懸命に祈り続けました。そうしたら、やがてリベカさんのお腹に赤ちゃんが与えられました。（しかも双子）

４．さあ、また困難がありました。カナンの地がききんになって、食べる物がだんだん無くなってきたんですね。　お父さんのアブラハムの時も同じような事がありました。

　　カナンの地にずーっといる事が辛くなってくると、どうしてもそこから逃げたくなるんですね。　どこに逃げたくなるかと言うと、エジプトに逃げたくなるん。

　　けれども、神様はイサクが（また私たちが）逃げたくなっている気持ちをよーく分かってるんですね！　そこで、先手を打つようにこう言われました。

　　神　様：「エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。
　　　　　　　　･･･わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福しよう。」

　　本当はイサクさんはエジプトに逃げたかった。カナンの地にいるのは辛いし、エジプトは豊かだし。でも、神様にそう言われたので、エジプトまでは逃げませんでした。それはイサクさん、偉かった。

　　その代わり、ちょっと引越ししました。ゲラルの地という町に引越ししました。ところが、イサクさんはその町の人達の事がとても恐ろしかった。それでこの美人のリベカさんと自分が夫婦だと分かったら、自分は殺されるんじゃないかと心配したん。それで「これは私の妹です。」ってウソをついたんですね。どっかで聞いたような話ですね。そう、お父さんのアブラハムさんも全く同じウソをついたんですね。人間ていうのは、誰かの事が恐い時、ウソを付きます。人を恐れるとウソをつく。
　　（ペテロさんもイエス様を「知らない」と。）良いところも親に似るかも知れないけれど、悪いところとか弱いところもよく似ます。

　　皆もこれから色々大変な事もあるかも知れないけど、でもウソはつかないようにしましょうね。神様が悲しみますからね。

　　とにかくイサクさんはウソはついちゃったけども、エジプトには逃げないで、カナンの地に留まり、そしてそこで種を蒔いて、畑を耕して、コツコツ働きました。そうしたら、その一年だけで１００倍の収穫があった。「イサクはその地に種をまいて、その年に百倍の収穫を得た。このように主が彼を祝福された･･･」（26章12節）

　　去年まで食べ物が無いような飢饉だったのに、一年後にはたっくさんの作物が取れた。逃げないで、カナンの地で辛抱して頑張った時に、約束通り、とても祝福されました！

５．けれども、またまた困難があった。　祝福されたら、今度は町の人たちに妬まれてしまった。そしてね、町の人たちに意地悪をされました。なんと大事な井戸を埋められてしまったんですね。

　　ペリシテ人：「えーい、埋めて、水がくめないようにしてやるっ。
　　　　　　　　　俺たちの町から出て行けっ」

　　しょうがない、イサクはまた引越しして、別の場所で、昔の古い井戸を見つけたので、それをもう一度掘って、直して使おうとしました。そしたらまたペリシテ人が、今度は、

　　ペリシテ人：「やいやい、この井戸はもともと俺たちのもんだぞっ」
　　　　　　　　　　　と、取られてしまいました。

　　でもイサクさんはガマンして、もう一度、別の場所に新しい井戸を掘りました。そうしたら、今度は意地悪されないで、安心して使う事ができるようになったんですね。その後、神様はイサクに語られました、

　　神様：「わたしはあなたの父アブラハムの神である。あなたは恐れてはならない。
　　　　　　　わたしはあなたと共におって、あなたを祝福し、わたしのしもべアブラハムの
　　　　　　　ゆえにあなたの子孫を増すであろう。」　（26章24節）

６．そうしたら、ペリシテ人がまたやって来た。

　　イサク　：「あながたがたは私を憎んで追い出したのに、一体何の用ですか？」

　　ペリシテ人：「いや、実はあの…仲直りしに来たんです。…ていうのは、
　　　　　　　　　　分かったんですよっ。確かに真の神様があなたと共にいて、
　　　　　　　　　　あなたを祝福されてるのをっ。だから、神様を敵に回したら
　　　　　　　　　　恐ろしいっていうか、天罰が下るのが恐いっていうか…。
　　　　　　　　　　とにかく、私たちと平和の契約を結んで下さいっ。ハイ、握手、握手」

７．そういう訳で、カナンの地でイサクさんも色々な困難、苦しみがありました。なかなか子どもが与えられないとか、飢饉で貧しくなるとか、また嫌な人に意地悪されるとか。でも、そこから逃げないで、神様を信じて忍耐していった時に、双子が与えられ、百倍の収穫が与えられ、井戸も、平和も与えられたんですね！

　　皆も、この４月から、色々な困難もあるかも知れないけど、必ず祝福して下さるイエス様を信じて、進んでいきましょうね！！！

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